タモ材集成材とはどんなもの？無垢材との違いは？

2020年9月22日2021年5月4日

タモ材には。。。

• 丈夫で長く使える
• はっきりとした美しい木目

といった魅力が沢山あります！

 

ですが、いざ使おうと思ったときに、新しい疑問が生まれます。

タモ材はタモ材でも、その中には集成材と無垢材があるのです。

 

それぞれに特徴がありますので、それを理解した上で、用途にあった選び方をしましょう。

 

この記事ではタモ集成材、タモ無垢材のメリットとデメリットをまとめました。

ぜひ、木材選びの参考にしてみてくださいね。

そもそも集成材ってどんなもの？

「集成材」とは、小さく切り分けた木材を乾燥させ、接着剤で成形した木材です。

反りなどが少ないため、加工しやすく、強度や品質が安定しているので、扱いやすい木材です。

また、安価で安定した品質を持つことから、DIYにもよく使用されます。

 

「無垢材」は、伐採した木を乾燥させて作った木材です。

丸太から切り出した状態のため、木目が美しく、木の香りや温かみを感じられます。

長く愛着を持って使用したい場合には、よく選ばれます。

タモ集成材のメリット・デメリットは？

 

メリット

安定した品質のため扱いやすい

木材は、根元から木の先まで、使う部位によって強度や、しなやかさが異なります。

集成材は、それらの性質の異なる部位を、切り分けて接着しているため、強度や色味などの品質に、ばらつきが少ないです。

 

また、成形の前に、しっかりと乾燥されているため、腐りにくく、高い耐久性を持っています。

無垢材に比べて割れや反りが出にくい

木材は、呼吸をするため、長年使っているうちに、乾燥して反りや割れが生じることがあります。

しかし、集成材は、加工の段階で、しっかりと乾燥させてあるため、無垢材と比較すると、反りや割れが少ないため、加工しやすい材料となっています。

価格が比較的安い

集成材は、細かい木材を成形することで、木を余すことなく使用することができます。

そのため、一本の丸太から切り出す無垢材と比較すると、価格が安いものが多いです。

デメリット

無垢材に比べて耐用年数が短い

集成材は、成形のために接着剤が使用されています。

接着剤は、自然物の木材に比べて劣化が早いため、集成材は、無垢材に比べて耐用年数が短く、長期的に見ると耐久性が低いと言われています。

身体に悪影響を及ぼすものもある

集成材に使われている接着剤の中には、接着剤の臭いを発し、体に影響を与えるホルムアルデヒドを発するものがあります。

そういった木材を、日々触れるものに使用すると、シックハウス症候群の原因にもなってしまうため。。

安全基準は設けられています。

そういった情報を参考にしながら、低ホルムアルデヒドのものを、使用することをおすすめします。

タモ無垢材のメリット・デメリットは？

メリット

美しい木目と経年変化が楽しめる

無垢材は、丸太からそのまま切り出した木材のため、タモ材特有の。。

• はっきりとした自然の木目
• 色むら

を楽しむことができます。

また、長年使うことで、黄味がかった色に変化するため、より木目も美しくなり、色の変化を楽しみ、愛着を感じることができます。

集成材よりも調湿性と断熱性が高い

無垢材は、湿度が高い場合は水分を吸収します。

乾燥している場合は、水分を放出します。

このように、湿度を一定に保とうとするため、室内の湿気を快適に保ってくれます。

また、フローリングに使用した際には、調湿作用により、夏に素足で歩いても快適で、冬に歩いても暖かみがあります。

デメリット

床や壁に使用した際にひびや割れが出やすい