タモ材と他の木材との違いを徹底比較!

2022年5月15日

パイン材やオーク材などと並んで、メジャーな木材であるタモ材は、テニスラケットや野球バットなどにも使用されています。

タモ材は、その耐久性と粘りの強さから、様々な家具や床材にも使用される木材です。

この記事では、タモ材の特徴と、その他の木材との違いをまとめました。

ぜひ、木材選びの参考にしてみてくださいね。

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タモ材ってどんな木材?

タモ材は、モクセイ科トネリコ属の広葉樹です。

主な原産国は日本、・中国・ロシアです。

タモ材は、家具やフローリングだけでなく、テニスラケットや、野球のバットとしても使用されています。

タモ材は、強靭で衝撃に強いだけでなくすぐれた弾力性を持ち合わせています。

タモ材は、堅めであるにも関わらずその高い加工性により様々な用途に使われています。

また、はっきりとした力強い木目が流れていることが、特徴的なタモ材です。

タモ材には、柾目や板目とは異なった、様々な個性的な模様が、見られることがあります。

  • たけのこ杢(もく)
  • 玉杢
  • 縮み杢
  • バイオリン杢

タモ材は、それぞれが、個性を持ちなが、空間全体を彩ってくれる木材です。

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タモ材にはどんな特徴があるの?

        タモ材の一枚板

はっきりとした木目が美しい

タモ材は、木の根本付近から、先端に近い部分まで木目が流れ、均一な模様が表れています。

そのため、一枚板を使ったテーブルなど、大きな材で取り入れる際には、より木目の美しさが際立ち、均質で綺麗なイメージの空間を作り出すことができます。

また、特徴的な杢(もく)が現れるものもあり、それぞれに特徴があり楽しむことができます。

粘りがあり、強靭で衝撃に強い

タモ材は、家具やフローリングだけではなく、野球のバットやスキー板、ホッケーのスティックなどにも使用されるほどの粘りの強さと強靭性を持っています。そのため、様々な加工がしやすいという特徴も持ちつつ、頑丈で長持ちするので様々な家具に使用されています。

緩やかな経年変化を楽しめる

木材の特徴は、経年変化ですが、タモ材は、少し黄味がかった色に緩やかに変化していきます。

そのため、パイン材などの経年変化が、早いものを好まない方にも適しています。

 

空間のイメージを、大きく変化させることなく、ゆっくりとした表情の変化を楽しむことができます。

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タモ材とアッシュ材の違いって? 

       

    タモの葉      アッシュの葉

 

タモ材とアッシュ材は、その材質は、とても近く、同じ用途で使用されることの多い木材です。

 

タモ材は、国産のヤチダモなどを指すことが多く、アッシュ材はホワイトアッシュを指すことが多いです。

タモ材もアッシュ材も、適度な耐久性を持ちながら、弾力性も高く、野球の木製バットやテニスのラケットにも使われるほど加工性が高い木材という特徴は共通しています。

木目と木質が異なります。

タモ材の色の方が、黄味がかっており、温かみを感じるのに対して。。

ホワイトアッシュは、全体的に白っぽいのが特徴です。

国産のタモ材の生産量が少ないことと、輸入量が減少していることもあり、価格は比較的アッシュ材の方が安くなっています。

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タモ材とウォールナット材の違いって?

 

ウオールナット

 

ウォールナット材は、高い強度と重量感を誇り、長年使用するフローリングや、大型家具に向いた木材です。

また、元々の色が、濃い色をしているため、経年変化によって色が薄くなっていくことが大きな特徴です。

また、ウォールナット材は、油分を多く含み、塗装をしなくても、表面にはウォールナット特有の艶がでるため、高級感のある部屋の演出に向いています。

ただし、ウォールナット材は、一本から取れる量が少ないため、比較的価格が高いことがあります。

 

タモ材とオーク材の違いって?

 

 

 

 タモの葉         オークの木

                    

オーク材は、高い強度と重量感を持っており、傷がつきにくく、変形もしにくいことから、長年使用するフローリングや大型家具に向いた木材です。

木目が特徴的で、まるで虎の模様のように見える虎斑(とらふ)と呼ばれる木目が現れているものもあります。

タモ材とオーク材は、フローリングに使用する際に、比較されることが多いですね。

しかし、異なる点は、前述の木目の模様と、オーク材の方が比較的強度があることです。

また、素足で歩いた際に、オーク材の方が、より足裏がヒヤッとしやすいということが挙げられます。

 

タモ材とパイン材の違いって?

パインの木

 

 

タモ材とパイン材は、そもそも広葉樹と針葉樹という違いがあり、反対の性質を持っている木材と言えます。

パイン材は、柔らかいため傷がつきやすいです。が、反面肌触りもよく、さらに吸湿効果にも優れています。

また、パイン材は、色味は比較的明るく、節が特徴的ですね。

タモ材は、はっきりと伸びる木目で迫力のある空間を演出します。

それに対して、パイン材は、カントリー家具としても使用されるように、軽快でナチュラルな雰囲気を醸し出します。

また、パイン材は、値段はタモ材よりも比較的安価で加工がしやすいことが特徴となっています。

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タモ材とブナ(ビーチ材)の違いって?

 

 

 

 タモの葉        ブナ(ビーチ材)

                

タモ材とは異なり、ブナ(ビーチ材)の色味は、白っぽく北欧テイストの家具に使用されることが多い木材です。

また、ブナ(ビーチ材)は、弾力性があるため、強度もありながら曲げに強い特性を持っており、曲木加工を使った椅子の背や脚にも用いられることが多い木材です。

一方で、タモ材と比較すると。。

ブナ(ビーチ材)は、含水率が高く、乾燥しにくい木材であるために、反りやカビ、腐れが起きやすいです。

ですので、特に床材などに使用する際には、十分に乾燥されている必要があり、注意が必要です。

タモ材と他の木材とを比較してみてのまとめ

 

タモ材は、長く安心して使用できる強度があります。

そしてタモ材は、はっきりとした木目が空間を彩ってくれるという、実用面、意匠面(デザイン面)ともに非常にオススメできる木材です。

木材によって、様々な特徴があるため、空間や用途に適したものを、お選びいただくことが、何より大切です。

ぜひ、タモ材を家具やフローリングの選択肢に入れてみてくださいね

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木材

Posted by MOhkubo