竹の子供って竹の子だよ!みんなが食べてる竹の子について徹底調査!
竹の子は、一度は食べたことがありますよね!
少し苦手な方もいると思いますが、お吸い物にしたり、煮物にしたり、旬の時期は、栄養もあって香りも良く、とても美味しいですよね。
スーパーに並んでいる竹の子は、すでに、下処理がされていて、すぐに食べられる状態でいつでも置いてあります。
買う側としては、すごくありがたいですが、そもそも旬の時期っていつなのでしょうか?
いつでも、スーパーに置いてあると、旬の時期が分からなくなりますね!
そこで、竹の子についていろいろ調査をしていきたいと思います。
そもそも、「竹の子」ではなく、「筍」と書くのはなぜでしょうか?
素朴な疑問も湧いてきますので、今回は、「竹の子供って竹の子だよ!みんなが食べている竹の子について徹底調査!」と題しまして、お届けしていきます!
ぜひ、最後までご覧ください。
なんで「筍」と書くの?
竹の子とは、竹の子供ということですが、「筍」の漢字の由来はご存知でしょうか?
竹冠に旬とかいて「たけのこ」と読むのはこんな由来がありました!
- 筍の由来
「筍」という漢字は、「十干(じっかん)を一回りする十日の日数」を表しているそうです。
その十日の括りを上旬、中旬、下旬といいます。
そして主な由来は、たけのこの成長が早く10日間(一旬)で竹に成長することから「筍」という漢字ができたそうです。
つまり、「たけのこ」である期間は10日くらいしかないということになります。
早く収穫しないと、すぐに成長して、竹になってしまうので、時期をしっかり見計らうことが重要ですね!
竹の子はどこで育つの?産地など
竹の子は、温暖な気候の場所で育つことから福岡県、鹿児島県、熊本県が日本全国トップ3の生産量を誇ります。
竹の子は、古事記にも登場するほど、日本古来から食用にされていました。
現在の食用の主流は、孟宗竹(もうそうちく)ですが、当時は、真竹(まだけ)が食用にされていたそうです。
孟宗竹が日本に来たのは、1736年に、薩摩藩が、中国から琉球に伝わってきたものを、移植したことが始まりとされています。
タケノコの食べ頃の旬ていつ?
タケノコの旬は、種類によって異なりますが、早掘りと一般的な出荷と2種類あります。
早堀りのタケノコは、12月中旬ごろから出荷が始まり、通常のタケノコは、3月〜5月初旬ごろまでに出荷されます。
通常のタケノコは、孟宗竹(もうそうちく)が量も多く、出荷されています。
タケノコにも種類はあるの?
孟宗竹が、一般的なものになりますが、タケノコにも種類はたくさんあります。
孟宗竹(モウソウチク)
中国江南地方原産の竹で、日本でも広く分布しています。
食用とされるタケノコの代表的なもので、白く柔らかい食感と、甘味の強い味わいが特徴的です。
表面には、薄い黒斑と、毛のはえた皮に覆われていて、料理をする時には、皮をとり、中の白い部分のみを食用とします。
真竹(マダケ)
孟宗竹のような、皮に黒斑がありますが、毛がなく、全体的に細身のものになります。
別名を「苦竹(にがたけ)」と呼ばれ、エグみが強く、食用にする場合は、しっかりとアク抜きをする必要があります。
中国原産・日本原産と、どちらも言われていて、はっきりとしていない品種です。
寒竹(カンチク)
日本原産の寒竹は、名前の通り秋から冬にかけてタケノコが顔を出し始めます。
小型で、細身の竹は、観賞用としても人気があり、食用としては、柔らかい食感と甘味の強い味わいで、食通の間で人気のタケノコだそうです
淡竹(ハチク)
淡竹は、名前の通り表面が淡い紅色で、孟宗竹と比べても細身で小ぶりなタケノコです。
5月上旬(ゴールデンウィーク明けごろ)から成長し始めます。
一般な市場には出回りにくいですが、食用も人気の高いタケノコです。
四方竹(シホウチク)
四方竹は、切ると、断面が四角い形をしているため、形が特徴的なものです。
収穫すると、すぐに、強いアクが出るので、市場には出回っていませんが、最近では、水煮に加工する調理方法が確立されています。
根曲がり竹(ネマガリダケ)
千島笹のタケノコのことで、食用としては、とても人気が高いタケノコです。
地方によって、呼び名がいろいろあり、古くから食用として親しまれてきました。
食用にできる部分は、非常に少ないですが、食感が柔らかく甘味の強い味わいで人気があります。
タケノコの選び方や保存方法を教えて?
選び方
タケノコの穂先が黄色く、皮の色や艶がよく、形はずんぐりしていて、しっかり巻いてあること、切り口が純白なものが良いタケノコとなります。
タケノコは、時間が経てばたつほど硬くなり、アクも強くなりますので、購入してから、すぐに茹でておきましょう。
保存方法
タケノコは、痛みやすく、冷蔵庫に保存しても、長持ちしないため、冷凍保存がオススメです。
ただ、冷凍するだけですと、筋っぽくなったり、スカスカになりがちですがポイントが2つあります。
- 繊維を分断して薄くスライスする
- 水分が逃げないように閉じ込める
この2つを行ってから、冷凍保存すると美味しくいただけます。
タケノコについてのまとめ
「竹の子供って竹の子だよ!みんなが食べている竹の子について徹底調査!」についてお届けしましたが、いかがでしたか?
「筍」の漢字の由来には納得するものがあり、また成長の速さにも驚きました!
10日間しかタケノコである期間がなく、それを過ぎると、すぐに成長して、竹になってしまうなんてタケノコ栽培は大変なお仕事だということも実感しました。
タケノコは、古くから、日本料理として使われてきましたが、調理する際には、美味しく食べれるように、アク抜きや保存方法などに気をつけてみてください。
そして、たくさんあるタケノコの中から、好きなタケノコを食べてみたいですね
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
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