桜の剪定ってどうやるの?剪定時期や剪定方法を総まとめ
桜は、私たち日本人にとっての風物詩ですね。
桜をみると、春がやってきて、また、新しい年が始まるという気持ちになります。
そんな桜も、やっぱり放置はできません!
桜だけでなく、植物は、みんな生きているので、お手入れや、時には剪定も必要になります。
そのままにしておくと、大変なことになってしまう恐れがありますので、きちんとした剪定方法を知っておかなくてはいけません!
そんな桜の剪定方法や、剪定時期をまとめましたので、最後までお読みください。
桜の剪定ってどうやるの?
桜を剪定するにあたり、枯らさないように剪定しなければいけません。
桜を育てる際に、剪定は必要ですが、少しの剪定で十分です。
隣同士の桜の枝が、絡み合った部分や木の頂上の枝の先を、少し整える程度にしましょう。
切り過ぎは、桜の木を弱まらせてしまう原因になり兼ねません。
もし、心配な場合は、専門の業者さんにお願いするといいでしょう!
桜の剪定時期っていつごろ?
桜の剪定時期は、重要なポイントの一つです!
桜の剪定の時期は、秋から春にかけてです。
細かくいうと11月頃がベストな時期です。
なぜならば!
11月ごろは、桜の成長が休止期になるので、秋は葉を落とし、冬に向けての準備期間に入ります。
春の成長途中の時期に、剪定をしてしまうと、切り口から菌が入ってしまい、感染症を起こしてしまう恐れがあります。
また、成長した後の枝を切ってしまうと、腐敗の可能性も出てきます。
無闇に切るのではなく、桜の木にあった剪定時期に行いましょう!
桜を剪定する際に気をつけるポイントは?
桜を剪定する際に、気を付けるポイントとして、剪定する枝は、他の枝の成長を妨げてしまうもののみです!
健康な枝は、残しておきましょう!
基本的に、一本の木に対して切る太い枝は、2本くらいまでにしておきましょう。
切り過ぎは、桜の木を弱くしてしまいます。
そして、前もって剪定するものを決めて、印などをつけておくと、スムーズに作業をおこなうことができます。
剪定しても良い枝というのがこちらです↓
ひこばえ
木の根本から生えてくる細い芽のことをいいます。
ひこばえを残しておくと、養分がひこばえに流れてしまい、木の方に十分な栄養が、行き渡らなくなってしまうので、剪定は必要となります。
さかさ枝
さかさ枝は、下に向かって生えている枝のことです。
下に向かって伸びてしまうと、他の枝の成長の妨げになってしまったり、絡まったりしてしまう可能性があります。
からみ枝
からみ枝は、周りの枝に絡むように、枝を伸ばしている枝のことをいいます。
あまりに近い枝だと、風が吹いた時に、枝どうしがこすれ、傷ができてしまい、そこから菌がはいってしまったり、腐敗が進んでしまったりする恐れがあります。
そして、絡まった枝には、影ができてしまい、十分な日光が当たらず、成長を妨げてしまう可能性があります。
枯れ枝
乾燥してしまい、手でも折れる状態の枝をいいます。
枯れてしまった枝なので、切り落としましょう。
病気になってしまった枝
樹木の主な病気といえば、てんぐ巣病、根頭がん腫瘍などです。
細い枝がホウキ状になり、大量に伸びてしまっている場合は、てんぐ巣病、根本あたりから、大きなコブのような物ができている場合は、根頭がん腫瘍を患っている場合があります。
根頭がん腫瘍は、他の枝に移ってしまう場合がありますので、見つけた場合は、剪定していきます。
胴ぶき枝
地面から2m以下に生えている枝のことを指します。
胴ぶき枝は、通行人の妨げになるので、枝が、成長する前に処理しておきましょう。
桜を枯らさないためにはどうしたらいいの?
桜を枯らさないために気をつける事、それは剪定後は、必ず腐敗処理をする事です。
桜は、繊細で剪定にとても弱い植物です。
剪定した後に、なにもしないと、切り口から樹液が流れてしまったり、菌が入り込んでしまう可能性もあります。
しかし、しっかりと処理をする事で、腐敗を防ぐことができます。
【処理方法】
桜の剪定後は、必ず癒合剤(ゆごうざい)を塗布します。
癒合剤とは。。。
剪定した切り口を保護するもの。
癒合剤は、傷そのものを治す薬ではなく、植物の治癒力を高めるために使用します。
癒合剤を塗る事で、切り口から栄養が出てしまうことを防ぎ、カルス(かさぶたのようなもの)を作るまで、保護する働きがあります。
時々、塗布したところを確認し、効果があまいようでしたら、再塗布してください。
もし、塗布量が足りなくて、腐敗してしまった場合はカットするしかないので、変色しているところを、全てカットしましょう。
桜の伐採についての記事はこちら↓↓
桜の剪定についてのまとめ
「桜の剪定ってどうやるの?剪定時期や剪定方法を総まとめ」について、お届けしましたが、いかがでしたか?
桜は、繊細で、枝が邪魔になったからといって、むやみに切ってしまっては、桜の木自体が、弱くなってしまいます。
きちんとした剪定時期に、きちんとした剪定方法で、お手入れをすることにより、腐敗や感染病に犯されることなく、元気な桜を毎年見ることができます。
桜の剪定は、まめにするものではないのですが、他の桜の木の成長の妨げになってしまうこともあります。
また、菌が侵入してしまった場合には、剪定が必要になりますので、知識として入れておきましょう。
これから、桜を植えようと考えている方は、ぜひ、参考にしてくださいね!
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
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