赤松ってどんな木?特徴・種類・使われている家具・経年変化などを総まとめ
松は、和風庭園にはお馴染みの木ですね。
松が生えていると、日本の趣や風情が感じられ、とっても綺麗な木で、情緒豊かな気持ちになります。
赤松は、黒松と見た目が非常によく似ていますが、名前の通り幹が赤く、日本を代表する木なんです。
子供の頃、マツボックリを集めたことがあるのでは?と思いますが、最近では、あまり見ないかもしれませんね。
クリスマス時期になると、リースにマツボックリを飾ったりすると、華やかになり、可愛いリースが出来上がりますよね!
そんな赤松の木は、どんな特徴がある木かご存知でしょうか?
今回は赤松についてと、赤松を使った家具などをご紹介しています!
それでは、「赤松ってどんな木?種類・特徴・使われている家具・経年変化などを総まとめ」を最後までお読みください。
赤松ってどんな木?
- 樹種名:赤松(アカマツ)
- 別名:雌松(メマツ)
- 科目:マツ科・マツ属の常緑針葉樹
- 産地:本州北部から四国、九州に分布 朝鮮半島
日本全国の中で目にする機会が最も多い赤松。
その赤松と同じくらい知られている黒松がありますが、黒松とは対称的で、細くしなやかな枝が女性的なことから「雌松」とも言われるそうです。
赤松は、松の中でも代表的な種類で、樹齢が長いことから花言葉に「不老長寿」という言葉があります。
そのほかには「同情」「哀れみ」「慈悲」といった花言葉があります。
そして、あの高級食材でもある“松茸”は、赤松の木の周りに生えるそうです!
赤松ってどんな特徴があるの?
マツ科の樹木は、痩せた土地でも育ちやすいと言われています。
樹皮が赤みがかっていることから、「アカマツ」という名前の由来だそうです。
特徴
特徴として、寒冷な気候に強く、ほぼ日本全域に分布していることから、比較的安価で仕入れることができます。
木材としての特徴は、水中に完全に入っている時は、耐久性があります。
また、燃えやすいという性質があるため、薪などに使用されることもあります。
用途
建築材(主に軸組、敷居、床材に使用)、坑木、枕木、経木、木毛、薪に使われています。
赤松の種類は?
赤松も松の一種ですが、赤松を含む原種が6種類ありますのでご紹介していきます。
黒松(クロマツ)
樹皮は、灰黒色で、亀甲状に深い溝ができています。
赤松とは反対に、豪快な見た目から雄松(オマツ)、オトコマツと呼ばれることもあります。
五葉松(ゴヨウマツ)
別名は、姫小松(ヒメコマツ)。
葉は、青みを帯びた灰緑色で、柔らかい葉が、5本束生(そくせい)します。
束生(そくせい)とは、植物の葉・花・茎などが集まり、見かけ上が、束のようになっているつき方のことを言います。
樹高は、最高30mに成長します。
モンタナ松(モンタナマツ)
中央ヨーロッパから、バルカン半島に分布する常緑低木。
株元から分枝し、樹高1〜2m、直径は2mほどの半球形になります。
維持管理が、しやすい樹種です。
琉球松(リュウキュウマツ)
別名は、琉球赤松(リュウキュウアカマツ)。
過去の大戦で減少した琉球松(リュウキュウマツ)ですが、その荒廃した森林は、リュウキュウマツ林として復活しました。
しかし、近年では、松食い虫が侵入し、その被害で減少しつつあります。
這松(ハイマツ)
樹高1〜2mほどの小型種。
名前のごとく地を這う独特のもので、日本の他のマツの仲間には、ほとんど例を見ない。
少しでも、生存に有利な環境を求めて、一生のうちで100m近くも移動することがあると、言われているそうです。
朝鮮五葉松(チョウセンゴヨウマツ)
樹高30m以上で、直径1.5mにも成長します。
針葉は、名前にあるように五葉あり、短枝(たんし)に、5本束生します。
北東アジア地域原産で、朝鮮半島、中国東北部、ロシア極東部と日本に天然分布しています。
赤松の経年変化を教えて?
赤松は、新しいものだと、白くキレイな色合い、そして赤い色のものがあります。
赤松も、経年変化を楽しむことができる木材で、年月が経つごとに、赤み、ツヤがさらに増してきて明るい色になります。
はじめの赤色よりも、オレンジみのある赤になるので、壁紙を明るい色にすると、ポップな感じの部屋になるのではないでしょうか!
赤松ってどんな家具に使われているの?
赤松の家具は、あまり想像できないかもしれませんね!
しかし、私たちが生活で使っているような家具にも、たくさん使われています。
ご紹介いたします。
- エレキギター(日本製 アカマツギター)
- 壁掛けミラー
赤松家具は新しいうちは、白くキレイな色合いですが年月が経つごとに赤みとツヤが増してきて、さらにキレイな色合いへと変化します。
そして赤松が使われているのは、家具だけではありません。
- 木製クッキングシート
こちらも素材に赤松が使用されています。
木製のクッキングシートにおにぎりなどを包んで、外でランチもいいですね!
さて、同じマツ科で思い出すのが、パイン材ではないでしょうか~
ホームセンタ―にいくと、必ずあるのがパイン材ですね。
でも、同じマツ科といっても、実は、パイン材という樹種は存在しないんだそうです。
パイン材は、欧州のマツ科(針葉樹)からとれる建材のことで、パイン材は、国産のマツでも、ヨーロッパのマツでも、同じマツですが、業界一般では、パイン材は、欧州赤松のことを指すそうです。
DIYで人気のパイン材についての記事もありますので、是非、一緒にお読みください~
赤松についてのまとめ
赤松ってどんな木?特徴・種類・使われる家具・経年変化などを総まとめについてお届けしましたが、いかがでしたか?
経年変化というと、色が濃くなるというイメージがありますが、赤松の場合は、明るくなり、艶も出てきて、とても、キレイな色合いへと変化します。
部屋の壁紙を、白などの明るい色にすると、ポップで明るい部屋へと変えることが出来ます!
お子さんのお部屋に、使ったりしてもいいかもしれませんね!
リフォームや家具に取り入れてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません