ひのきの精油をアロマセラピスト的視点から見ると!
アロマテラピーって面白い。
気分次第で選べたり、目的によって組み合わせたりできますから。
嗅覚はもちろんですが、自分で身体をケアするのも楽しいものです。
精油(エッセンシャルオイル)をお店で見ていて気付く事。。。それは、
最近、日本を感じる原料の精油が増えたなあ、と。
和のアロマは、どこか懐かしい香りがします。
それは、幼い頃から知っているような、不思議な感覚でしょうか。
和の香りの中でも、人気があるのが、ひのきの精油です。
アウトドア派でなくても、木々に包まれたような香りには、安らぎを覚えるものです。
日本の樹木系精油と言えば、「ひのき」なのです。
それでは、アロマセラピストから見た、ひのきの精油について、解説していきます。
ひのき精油の香りの正体とは?
ひのきは、お風呂や枕のクッション材に混ぜて使われたりと、どちらかと言えば、リラックス系の使い方をする事が多いように思います。
それでは、「ひのきの精油の成分」を見てみましょう。
ひのきに多く含まれている成分としてピネンという香りがあります。
有名な物で言うと、松の香りが持つ成分のひとつです。
ピネンという成分は、フレッシュな木をイメージさせる香りです。
ひのきの木の部分に多いカジネンという成分は、ひのきのほか、杉、山桜などにもみられます。
カジネンという成分も、心地良い香りを持っています。
日本酒の木樽として、杉材が用いられるのは、このカジネン等の成分を酒に移行させる役割もあるのです。
また、ひのきの葉の部分に多いのは、サビネンという成分です。
このひのきの葉の部分に多いサビネンという成分は、トリートメントをしたり、日用品として使う場合に、注目される成分です。
サビネンは、抗炎症や殺菌、抗カビなどに利用されます。
他にも、たくさんの成分が、ひのき精油には含まれていますが、これらを総合的に見ると、リラックス系とリフレッシュ系のどちらもあわせ持っていると言えます。
ひのき精油の香りを選ぶには?木から?葉から?
皆さんが、精油を選ぶときには、得たいメリットやその時の気分など、色々な状況があると思います。
しかし、一言でひのきの精油といっても、
- リラックス系
- リフレッシュ系
のどちらの側面も持っていると、先ほど述べました。
「ひのきの精油を購入したいけれど、どの精油を選べば良いか分からない」と悩む方も多いでしょう。
ここでは、簡単なイメージをお伝えします。
落ち着いたひのきのイメージ。。そのままの香りをお求めなら。。
- ひのきの木から抽出した精油
爽やかな香りで、リフレッシュしたいのなら。。
- ひのきの葉や枝葉から抽出した精油
といった、イメージの使い分けによって、精油を選んでみてはいかがでしょうか。
ここで、「自分にあったアロマグッズの見分け方」という記事もございます。
この機会に是非、一緒にお読みください⇩
精油が付いた皮膚が、紫外線を受けた時に、肌がダメージを負う事があります。
この作用の事を「光毒性」といいます。
しかし、ひのき精油は、皮膚への刺激が比較的強いので、皮膚に使う場合には、濃度に十分注意して、様子を見ながら使用しましょう。
ひのき精油ではないですが、ひのきもいろいろなことに使われています。
ひのきの使い道についての記事がこちらです。
是非、一緒にお読みいただき、ヒノキについての色々なことを知ってください⇩
ひのき精油のオススメ使用法とは?
木から抽出したひのき精油は、芳香浴など、その香りを楽しみたい場合にオススメです。
勉強や仕事など何かに集中したい時に使うと良いでしょう。
葉から抽出したひのき精油は、日用品として用いる場合に、オススメです。
消臭スプレーや、掃除に使用する方も多い、人気の方法です。
いずれのひのき精油も、香りが強過ぎると感じる場合がありますので、少量の使用にとどめておく方が良いでしょう。
これは、どの精油にも言える注意点ですが、皮膚に触れる目的で使う場合は、必ず1%以下の濃度になるように希釈して使いましょう。
皮膚に、少しでも異常を感じた場合は、すぐに、使用を中止し、洗い流した上で、必要に応じて、すぐに、医師に相談をしましょう。
ひのき精油をアロマテラピストから見て!まとめ
結局のところ、自分の感覚を信じよう!
アロマテラピー全般に言える事ですが、大事な事をひとつ!
それは、自分の直感を大事にしようという事です。
人は、自分にとって必要な物を「心地良い」と感じるように出来ています。
なので、ある香りが「良い香りだな」と思ったら、それは良い影響を与えてくれる香りだと言えるでしょう。
自分が感じる「快・不快」を信じて、良いと思う物を選ぶようにするのが最も重要です。
ひのき精油で、自宅をアロマサロンにしてみては、いかがでしょうか。
日常生活を、より素敵な時間にして、たくさんのしあわせを感じられる体質で過ごせるよう、香りの力を味方につけましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません