バルサ木材ってどんな木?種類・特徴・使われる家具など総まとめ!
こちらでは、バルサ木材についてご紹介していきます。
バルサ木材は、世界一軽い木材として、有名で、加工も容易にできる木材です。
ホームセンターや模型店などでも販売している木材なので、DIYなどでも扱いやすい木材ですね!
模型を作ったことのある方は、使用したこともあると思います。
おうち時間での過ごし方や、趣味の一つとして模型づくりやDIYなども良いですよね。
この記事では、バルサ木材の種類や特徴、使われる家具などをまとめました。
ぜひ、最後までご覧ください。
バルサ木材ってどんな木?
バルサ木材は、パンヤ科の広葉樹です。
- 産地:中米〜南米エクアドルにかけて分布
- 樹高:30m、直径60㎝
バルサは世界一軽い木材として知られています。
非常に成長が早く、約5年ほどで20mまで成長し30mほどまでの大木となります。
模型飛行機の木材部分には、バルサ材が使われていることが多く、木材専門家でなくてもバルサ材という名前を知っている人が多くいるのではないでしょうか。
現在では、かなりの量を、張り合わせて大きな板にし、それを飛行機の床材として使用されることもあります。
そして、液化ガスを運ぶ大型の船に、絶縁材料としても大量に使われています。
原産地は、熱帯アメリカで、特に、中米の国から各国に輸出されたという歴史があります。
現在では、熱帯各地に植えられています。
バルサ木材ってどんな種類があるの?
バルサ木材は、パンヤ科に属します。
そのパンヤ科の樹種は、世界の熱帯に分布する大木で、30属180種ほどからなり、日本には自生しません。
- 種子の繊維を利用するカポック
- 観葉植物のパラキ
- 世界一軽い木材であるバルサ材
- 果物の王様であるドリアン
- 特異な樹形で有名なバオバブ
などがあります。
観葉植物のパラキは、20mにもなる高木で、幹は太く、子株の時は、緑色ですが、大きく育つと灰緑色になります。
パラキは、もともと果樹やパルプ材にするために台湾に導入されました。
そして、30年ほど前に、日本で観葉植物に利用しようと輸入されました。
正式名称は「パラキ・グラブラ」
バルサ木材ってどんな特徴があるの?
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心材と辺材には、色の差はほとんどなく、白色あるいは桃色を帯びた淡褐色をしています。
木理は、一般的に直通で、肌目は粗と言えます。
加工は容易にすることができますが、木材自体が、柔らかいために、刃物はよく研磨したものを使わないと、表面がざらつくことがあります。
ノコギリよりも、ナイフでカットした方が、加工しやすい木材です。
比重は約0.20くらいですが、生長の仕方によって異なります。
バルサ木材の場合は、軽いものほど好まれる傾向にあります。
また、浮力の強い木材で、軽さの割に強度があり、加工が容易なのでホームセンターなどでよく販売されています。
【欠点】
耐久性が低いことと、あまり木目が綺麗ではないことが挙げられます。
また加工の際には、接着剤を使用し、釘打ちやネジ止めは避けた方がいいでしょう。
バルサ木材ってどんな家具に使われているの?
バルサ木材は、飛行機模型の材料として使用され、素麺の箱などにも使用されています。
加工がしやすいので、カッターナイフでカットしたり、彫刻刀で模型を彫ったりなど、模型工作やデザイン造形の素材としても人気があります。
その他には。。
- 航空機の床材
- ボートの材料
としても利用されています。
また。。
- 救命具類
- ルアー
- 浮き
- 遮音材
- コルク
の代用品などにも使われています。
- 無垢材
- 集成材
- 合板
バルサ木材についてのまとめ
「バルサ木材ってどんな木?種類・特徴・使われる家具など総まとめ!」についてお届けしましたが、いかがでしたか?
軽く加工がしやすい割に、強度があることが特徴で、ホームセンターなどにも販売しているので、DIYなどでも手軽に使うことができます。
しかし、使用する場合には、ノコギリを使うよりも、カッターナイフなどを使用する方がいいでしょう。
そして、刃物はよく研磨したものを使用しないと、表面にざらつきが見られることがあるので、注意が必要です。
欠点として、耐久性が低いことと、肌目が粗いので表面仕上げはあまり美しくないことがあります。
軽さや弾性、熱や音響への絶縁性を生かした用途が多く、幅広く使用されています。
これからのおうち時間を利用し、DIYなどでバルサ木材を使用してみてはいかがでしょうか!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。