ヒノキの実・色・特徴・様子を総まとめ!

2021年5月3日

私たちの身の回りには、ヒノキで作られた製品がたくさんあります。

ヒノキは、建築材として、家を建てる時に使われたり、ウッドデッキ、フローリングなど足元に使われていたりもします。

お風呂場に、ヒノキを使っている家庭もあります。

お子さんが、遊んでいるおもちゃもヒノキで、できているものも多いですね!

実際に、ヒノキは人気が高く、数多くの製品として、重宝されています。

日本書紀には、「スギとクスノキは舟に、ヒノキは宮殿に!マキは棺(ひつぎ)に、使いなさい」と書かれています。

ヒノキは、古くから、宮殿建設用として、最適で最高の材となることが、知られていたのです。

「ひのき」の名前の由来は、「火の木」の意味で、古代に火おこしに使われたという説と、尊く最高のものを表す「日」をとって、「日の木」という説もあります。

樹木のひのきを指す場合は、カタカナでヒノキが一般的です。

製品や木材としてのひのきだと、

  • ひのき
  • ヒノキ

など色々な表記があります。

そんなヒノキのことヒノキの実についてを、詳しく見ていきましょう!

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ヒノキってどれくらい大きくなるの?

 

 

ヒノキは、分類的には、ヒノキ科・ヒノキ属の針葉樹です。

ヒノキは、どちらかといえば、乾燥した場所を好むようです。

人工的に植えて森林を作るときは、一般的に、谷側にスギを植えて、尾根側(凸部分)にヒノキが植えられます。

雨が降り、水が流れる山では、栄養(水・微生物)や土も一緒に谷のほうへ流されていきます。

谷は、窪地なので、栄養が溜まってきます。

スギは、栄養がたくさんある場所が好きなので、谷のほうがスクスク育ちます。

一方で、ヒノキは、栄養が少なくても立派に育つので、尾根(凸部分)に多く、植えてあります。

大きな石ばかりの尾根でも、ヒノキは、色々な方向に、たくさんの根を伸ばします。

クモの巣を張り巡らしたような根で、土の地盤を支えるので、ヒノキは、土砂崩れの防止にも役立っているのです。

ヒノキは、成長すると、高さが20~30mになり、大きくなると50mを超えるときもあります。

直径でいうと2~3mにもなります。

日本では、福島から九州にかけて広く育っているひのきです。

特に、有名な産地は、木曽が有名かと思います。

木曽で産出されたひのきは「木曽ひのき」という名で取引される事もあるので、目にする方も多いでしょう。

木曽ひのきの中には、なんと樹齢450年のものがあります。

しかし、驚く事に、台湾には、樹齢が2000年を超えるヒノキも存在しているそうです。

もちろん、ひのきも寿命はありますが、あまりにも長寿なので、正確な寿命の把握は出来ていません。

1000年くらいは生きるだろうという説も有力です。

正しく管理をされて、しっかりとメンテナンスをしているヒノキの建造物は、1000年を超えても、保つとも言われます。

 

それくらい古い時代から、重宝されてきたヒノキなのです。

ヒノキは、ゆっくり時間をかけて成長していくようですね。

そこで、ヒノキの成長過程をもう少し詳しく調べた記事がございます。

是非、この機会にご一緒にお読みいただき、ヒノキについての知識を広げ、ヒノキに愛着をもっていただけたらと思います⇩

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ヒノキの実ってどんなの?

 

10月ころになると、秋のヒノキの実は、丸くて、青みがかってきます。

冬のヒノキは、濃い緑色の枝葉に、茶色く木質化したまあるい実をたくさんつけます。

葉の裏側にまとまって、実をつけていきます。

 

ヒノキの実は、若いころには緑色ですが、秋が過ぎる頃には成熟して赤褐色となります。

 

乾燥した実は、まるでサッカーボールのような見た目になるので、とてもかわいらしいです。

硬さは、とても硬いです。

ヒノキの実は、おいしそうに見えますが、食用にはなりません。

サッカーボール状の実から、中に詰まった種子が、ポロポロとこれぼれて行きます。

翼のある 長さ3mmの卵状楕円形です。

ヒノキの開花は、3月下旬~4月ころです。

雌雄(しゆう)同株で、雌雄(しゆう)とも枝先につきます。

雄花(おばな)は、長さ2~3mmの楕円形で、赤みを帯びてきます。

雌花(めばな)は、長さ3~5mmの球形です。

花ののちに、直径10ミリ前後の実をつけます。

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ヒノキの幹ってどうなってるの?

ヒノキの幹を輪切りにしてみると、淡褐色の色合いで年輪をはっきりと見ることができます。

ヒノキは、乾燥をさせて木材にすると、全体が白味を帯びた、柔らかい雰囲気に覆われています。

一般的なヒノキが、30年以上の年月で伐採されるのに対して、木曽ひのきの場合は70年以上もの年月が掛かると言われます。

木曽ひのきの場合は、厳寒の厳しい寒さの中で育つ事の大変さを知ることもできますが。。

成長が遅いという事は、年輪の間隔が密とも考えられます。

年輪が細かいからこそ、適した目的があるのは大きなメリットかもしれません。

さて、ヒノキの実について、お伝えしてきましたが、そもそも、ヒノキとは、どんな木なのでしょうか。

色々なものに使われているヒノキです。

そもそもヒノキがどのような木なのかをまとめた記事がございます。

是非、ご一緒にお読みください⇩

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ヒノキについてのまとめ

いかがでしたでしょうか!

身の回りに多くあるヒノキ木材。

ヒノキの成長や樹齢、そしてヒノキの可愛い実などについて、お話をしたのですが、また新しいヒノキの魅力に繋がったでしょうか。

普段は、特に意識もしないヒノキかもしれませんが、そこには、隠れたヒノキの魅力があふれています。

ヒノキの耐久性、使い勝手、香りに至るまで、気づかないところで、私たちの生活を支えてくれていると言っても過言ではないでしょう。

最後までお読みいただき、有難うございました。

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木材

Posted by MOhkubo