パイン材の強度は、どんな家具に適している?
木目がナチュラルで、手触りがよく、香りも良いなど、パイン材の木材としての魅力を沢山知ったけれど、いざ使おうと思ったとき、新しい疑問が生まれます。
それはどんなパイン材を使えばいいのか。。。です。
この記事ではパイン材の強度についてまとめました。
パイン材の強度は?
パイン材はある程度の強度があるため…
- チェスト
- テーブル
- キャビネット
など、耐久性が求められる家具に用いられることが多いです。
魅力的な木目が、際立ち置かれた空間にぬくもりと安らぎを与えてくれるのもポイントですね~(*^-^*)
また、床や壁などの建材にも使用されるほど、汎用性が高く丈夫な木です。
ただし、比較的柔らかい木材のため、表面が傷つきやすい点と、シロアリ等の虫食いへの対策は必要となる木材です。
強度に注目した際にどんなパイン材を選べばいいの?
パイン材には、樹種とは別に大きく分けて集成材と無垢材があります。
強度で比較した際には品質のばらつきにより集成材は無垢材よりも強いことがあります。
パイン集成材は、パイン無垢材と比較すると反りや割れが少なく安定した品質と強度を持った木材です。
パイン集成材は、小さく切り分けた木材を乾燥させ、それぞれの層が強力な接着剤によって強く貼り合わされています。
貼り合わされる段階においては、節、割れ、くされなどの無垢の木に含まれる欠点が除かれています。
一方、無垢の木は自然のままですので、節、割れなどの欠点が含まれる場合があります。
したがって、無垢材と集成材を比較したときに、集成材の方が品質のばらつきが少なく、強度のばらつきも少ないと言えますよ~♪♬
とはいえ、パイン無垢材でもしっかりと生産され管理されたものは耐久性にも優れています。
そもそも、パイン材ってどういう木なのかを知ると、もっと強度についても詳しく知ることができるかと思いますよ。
「パイン材ってどんな木?種類・特徴・使われる家具・経年変化など総まとめ」の記事が下記の記事になります。
是非、目を通して、もっとパイン材のことを知ってくださ~い。
パイン材の強度をさらに上げる方法とは?
木工用ボンドで固定する
パイン集成材の強度を上げる方法の1つ目は木工用ボンドで固定することです。
一般的には、釘やネジだけでもある程度固定することはできます。
しかし、接点同士を木工用ボンドでしっかりと固めることで強固に仕上げていくことができます。
木工用ボンドを使用する際は換気をしっかりとした上で、ゆっくりと時間をかけて木工用ボンドを乾かすようにしましょう。
表面を塗って補強する
パイン集成材の強度を上げる方法の2つ目は表面を耐水性のある塗料で塗装することです。
木材全般に言えることですが、水に濡れた際に放置してしまうと、反りや割れの原因にもなることがあります。
そのため、ニスなどの耐水性のある塗料を塗ることで、パイン集成材の強度を上げることができます。
厚みを考慮して選ぶ
パイン集成材の強度を上げる方法の3つ目は、厚みを考慮してパイン集成材を選ぶことです。
やはり荷重がかかる部分には、厚みがある板を使った方が、より重量に耐えられます。
どんな形状のパイン集成材が良いか迷ったら、厚みのある板かどうかにも着目して選ぶと良いでしょう。
なお、下記のように天板の厚み計算ツールが掲載されているサイトがありますので参考にしてみてください。
https://curium.jp/optimal-value/weight_calculation/
L字金具で補強する
パイン集成材の強度を上げる方法の4つ目はL字金具で補強することです。
天板や棚板に使用する際に、その下にL字金具を取り付けることで、より天板や棚板にかかる重量を分散させることができます。
荷重がかかっても耐えられるDIYしたい時にはぜひ選択肢に入れておきましょう。
パイン材の強度に関してのまとめ
パイン材を使用するには、その魅力を活かすだけではなく、強度を理解したうえで、用途にあった木材や加工方法を知ることが大切です。
せっかく作ったのに、すぐに壊れてしまったり、怪我をしてしまったりしないよう、個人で使用する際には、ぜひ、強度のことを考えたうえで、パイン材を利用してくださいね♪♬♬
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