パイン材 集成材とはどんなもの?パイン集成材は、木工初心者におすすめ!

2022年5月8日

木目が、ナチュラルで手触りがよく香りも良いなど、パイン材の木材としての魅力をたくさん知ったけれど、いざ使おうと思ったさいに、新しい疑問がうまれます。

パイン材は、パイン材でもその中には。。

  • 集成材
  • 無垢材

があります。

それぞれに特徴がありますので、それを理解したうえで、用途にあった選び方をしましょう。

この記事では集成材無垢材のメリットとデメリットをまとめました。

Sponsored Link

パイン集成材・パイン無垢材って何が違うの?

 

「集成材」とは、小さく切り分けた木材を乾燥させ、接着剤で成形した木材です。

反りなどが少ないため加工しやすく、強度や品質が安定しているので、扱いやすい木材です。

また、安価で、安定した品質を持つことからDIYにもよく使用されます。

「無垢材」とは、伐採した木を乾燥させて作った木材です。

丸太から切り出した状態のため木目が美しく、木の香りや温かみを感じられます。

目に見える部分に使われることが多い木材です。

パイン集成材のメリット・デメリットは?

パイン集成材のメリット

安定した品質のため扱いやすい

木材は、根元から木の先まで、使う部位によって強度やしなやかさが異なります。

集成材はそれらの性質の異なる部位を切り分けて接着しているため、強度や色味などの品質にばらつきが少ないです。

また、成形の前にしっかりと乾燥されているため、腐りにくく、高い耐久性を持っています。

無垢材に比べて割れや反りが出にくい

木材は、呼吸をするため、長年使っているうちに乾燥して、反りや割れが生じることがあります。

しかし、集成材は、加工の段階で、しっかりと乾燥させてあるため、無垢材と比較すると反りや割れが少ない木材のため、加工しやすい材料となっています。

価格が比較的安い

集成材は、細かい木材を成形することで、木を余すことなく使用することができます。

一本の丸太から切り出す無垢材と比較すると、価格が安いものが多いです。

               パイン集成材

パイン集成材のデメリット

集成材は、無垢材に比べ耐用年数が短い

集成材は成形のために、接着剤が使用されています。

接着剤は、自然物の木材に比べて劣化が早いため、集成材は無垢材に比べて耐用年数が短く、長期的に見ると耐久性が低いと言われています。

体に悪い影響を及ぼすものもある

集成材に使われている接着剤には、接着剤の臭いを発し、体への影響を与えるホルムアルデヒドを発するものがあります。

そういった木材を日々触れるものに使用すると、シックハウス症候群の原因にもなってしまいます。

ホルムアルデヒドを発散しない集成材を選ぶ必要があります。

安全基準が設けられているため、低ホルムアルデヒドの物の使用をおすすめします。

Sponsored Link

パイン無垢材のメリット・デメリットは?

パイン無垢材のメリット

美しい木目と経年劣化、香りが楽しめる

無垢材は、丸太からそのまま切り出した木材のため、パイン材特有の自然の木目や色むら、香りを楽しむことができます。

また、長年使うことで、深いあめ色変化するため、より木目も美しくなっていきます。

調湿性と断熱性が高い

無垢材は、湿度が高い場合は水分を吸収し乾燥している場合は水分を放出して、湿度を一定に保とうとするため、室内の湿気を快適に保ってくれます。

また、フローリングに使用した際には、調湿作用により夏に素足で歩いても快適で、冬に歩いても暖かみがあります。

パイン無垢材

パイン無垢材のデメリット

床や壁にひびや割れが出やすい

無垢材は、その調湿作用から湿気の吸収と放出を行うため、膨張と収縮を繰り返します。

製造工程においてある程度乾燥はされていますが、品質にばらつきがあります。

そのため、集成材に比べて反りや割れが生じやすい木材です。

長年使っているうちに、木材や壁にひびが生じたり、床に隙間ができやすくなります。

Sponsored Link

結局オススメはどっち?パイン集成材・パイン無垢材

パイン集成材は、パイン無垢材と比較すると、反りや割れが少なく、安定した品質と強度を持った木材です。

しかし木目や経年劣化、香り、肌触りといった、木が本来持っている点ではパイン無垢材より劣ります。

そもそも、パイン材ってどういう木なのかを知ると、もっとパイン集成材についても詳しく知ることができるかと思いますよ。

「パイン材ってどんな木?種類・特徴・使われる家具・経年変化など総まとめ」の記事が下記の記事になります。

是非、目を通して、もっとパイン材のことを知ってくださ~い。

パイン集成材についてのまとめ

例えば、DIYをされる方は、集成材のほうが、加工面と品質面から扱いやすいでしょう。

長年使う家具や建材で、愛着をもって使用される方は、無垢材のほうが良いかもしれません。

どちらも一長一短があるため、どちらがより優れているということはありません。

メリットとデメリットを参考に、どんなことに使いたいのか、何をいちばん重視しているのかを検討した上で、ぜひ選んでくださいね

Sponsored Link

木材

Posted by MOhkubo