ヒノキとスギの違い・見分け方・強度などを徹底研究!
ヒノキとスギの木は、見た目が似ていて、森に生えていても見た目だけでは判断が、難しいと思います。
スギといえば、花粉症の方は、苦手な樹木かもしれませんね。
しかし、
スギは、歴史が長く、現在でも、たくさんの木材として使われています。
一方、、ヒノキは、日本だけでなく、世界でもトップレベルの木材です。
「スギとクスノキは舟に、ヒノキは宮殿に、マキは棺に使いなさい」と、日本書紀には書かれているそうです。
ヒノキは、宮殿や、日本では、神社などでも使われるほど強度があり、多くの素材として使われています。
今回は、見た目が似ているヒノキとスギの違いについて、少し、掘り下げていきたいと思います。
それでは、「ヒノキとスギの違い・見分け方・強度などを徹底研究」を最後までご覧ください。
ヒノキの特徴・ヒノキの強度は?
ヒノキは、日本では神社や仏閣など多くの建築物に使われてきました。
その特徴と強度について、調べましたのでご覧ください!
ヒノキの特徴
- 名前:ヒノキ
- 科名:ヒノキ科ヒノキ属 常緑針葉樹
- 産地:本州の中部から西 四国や九州に分布
ヒノキは、淡黄白色で、木目は真っ直ぐで狂いのないキレイな木材です。
そして、古くから、建築材料として、多くの建物に使われてきました。
日本最古の木造建築である法隆寺にもヒノキが使われています。
1300年前に建てられた法隆寺は、ヒノキの強度・耐久性の良さがわかります。
よく温泉に行くと、“ヒノキ風呂”がありますよね!
リラックスできるいい香りがして、つい長風呂になってしまいますね!(^^)!
ヒノキの香りには、リラクゼーション効果があり、
- 緊張緩和
- リフレッシュ
- ストレス解消
などに効くとされています。
ヒノキは、日本が世界に誇る優秀な木材の一つです!
ヒノキの強度
特徴でもお伝えした通り、ヒノキの強度はとても強く頑丈です。
比重は軽めで、柔らかめの樹種ですが、曲げ弾性強度や引張度などが強い木材です。
つまり、変形しにくく、丈夫な木材と言えるでしょう!
スギの特徴って?スギの強度は?
スギの木は、日本で一多く生息している木材で、素材としても多くのものに使われています。
そんなスギの特徴・強度についてご紹介していきます。
スギの特徴
- 名前:スギ
- 科名:スギ科スギ属 常緑針葉樹
- 産地:本州北部から南は屋久島まで生息 人工植栽は北海道南部まで生息
スギは、日本の木の中で、最も大きく育ち、最も寿命が長い樹種であることから“御神木(ごしんぼく)”としても崇められています。
スギは、建物以外でも、多くのものに使用されています。
最も古いものだと、弥生時代の水田跡から、スギの板が発見されたそうです。
このことから、農業土木資材としても使われていたことがわかりますね。
また、スギは、柔らかい性質を持っているので、初心者でも容易に加工することが可能です。
柔らかい性質から、「桶」や「樽」などにも使われてきました。
スギの強度
スギは、とても加工がしやすく、昔から、あらゆるものに使われてきました。
身近にあるもので言えば、割り箸です。
私たちが、よく使っている割り箸は、スギから作られているんです!
スギは、柔らかく、加工もしやすいので工芸品の素材としても多く使われています。
ヒノキとスギは、どこを見ればわかるの?
ですが、木を切ってみると、切り口の色合いが違っていることがわかります。
- ヒノキ
- スギ
ヒノキは、輪切りにされたもの(コースターとして使えます)で、スギは天然の木材を使用した鍋敷きになります。
ヒノキの場合は、基本的に、色のバラつきがなく、白っぽいピンクがかったようなキレイな色合いをしています。
スギは、赤みがかった部分や、白い部分など、色のバラつきがあり、これは鍋敷きに限らず床材として使用するときにも色のバラつきは見られます。
統一感でみると、ヒノキの方が、キレイな色合いをしていますが、表情豊かなスギも、同じ模様がなく、自分だけのスギを楽しむことができます。
ヒノキが使われている家具は?
ヒノキを素材として使われている家具をご紹介します!
- すのこ
- ちゃぶ台
- チェスト
- イス
ヒノキのすのこは、使っている人も多いのではないでしょうか!
柔らかな色合いと、優しい香りが、お部屋にあったら毎日が癒しになりますね!
スギが使われている家具は?
スギが、使われている家具はこちらです!
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- すのこ
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- テレビボード
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- テーブル
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スギは、色合いがヒノキとは違い、赤茶っぽい色合いで統一されていないところがまた味があっていいですね!
ヒノキとスギの違いについてのまとめ
ヒノキとスギの違い・見分け方・強度などを徹底研究!についてお届けしましたが、いかがでしたか?
また、強度は、樹種によって違いがあるのでハッキリとは言えませんが、ヒノキの方が強度が強いと言えそうです。
ヒノキは、世界で活躍しており、スギは、日本で一番多く生息している木材として、どちらも人気の高い木材となっています。
どちらも身近な木材ではありますが、ヒノキの方が高級木材としての魅力があり、スギは生活の一部となっている木材です。
どちらも良いところがある木材で、家具は長く愛用できるものとなります!
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
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