キングウッド木材ってどんな木?種類・特徴・使われる家具など総まとめ!

品物や人物に限らず、どのような世界であっても、その道で優れた物を“王様”や“女王様”として称える事があります。

お酒の世界でも、宝石の世界でも、音楽の世界でも、様々なジャンルに渡って、王様や女王様という呼び名を持つ高貴な物は人々の憧れとなってきました。

木材の世界でも、その冠を持つ銘木が存在します。

木材において“王様”と呼ばれるのはキングウッド

その名が示す通り、名実ともに王様の木、それがキングウッドです。

もちろん、銘木の世界でも“木材の王様”の別名を持っています。

古くから人類が親しんできた木材ですが、その中でも本当に特別な木であるという証なのです。

ここでは、キングウッドに焦点を当てて話を進めていきましょう。

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キングウッド木材ってどんな木?

キングウッド木材は、マメ科・ツルサイカチ属の樹木で、広葉樹です。

ツルサイカチ属は、ダルベルギア属とも言って、この属に含まれる木の中でも、切った時に芳香の立つものを「ローズウッド」と呼びます。

 

キングウッド木材も、ダルベルギア属に含まれていて、切った時に甘い香りがしますのでローズウッドの仲間になります。

つまり、定義上でもローズウッドです。

ローズウッドといえば、世の人々が憧れる木材と言っても過言ではないでしょう。

更に、ローズウッドの中でも、キングという名前を冠するのが、「キングウッド」で、どれほど珍重された木材であるか、想像をする事は難しくないかもしれません。

主に、原産地は、南米のブラジルに生息しています。

その落ち着いた紫色は、古くから人々が、憧れを抱いて止まないほどの魅力的な表情なのです。

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キングウッド木材って種類はあるの?

 

キングウッド木材は、南米のブラジルやペルーなどに限定的に生息している樹木で、幹が非常に細い事が特徴です。

 

ダルベルギア属に含まれるローズウッド類には、別の種類も存在しますが、キングウッドと称される木材は、この一種類のみです。

“木の王様”と呼ばれるキングウッドに対して、“木の女王様”と対比される事があるのはチューリップウッドです。

 

チューリップウッドも、ダルベルギア属に含まれるローズウッドで、共に現在では、入手が非常に困難な希少木と言えるでしょう。

まず、一般的な材木店で見る事は出来ない銘木になります。

さて、ローズウッドという木材についての記事もございます。

是非、ご一緒にお読みください。

一緒にお読みいただくことによって、木材に対しての知識も増え、愛着が深まっていくことでしょう。

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キングウッド木材ってどんな特徴があるの?

キングウッド材の水との重さを比べた数値である気乾比重は、約1.20です。

木材としては、非常に重い部類に入ります。

また、キングウッド材の堅さも一流そのもので、乾燥に技術を要するものの、非常に、高い耐久性も兼ね備えた木材です。

キングウッド木材の樹高は、15~30mで、辺材を除いた場合の直径は、10~20mと幅がないため、大きい材をとることが、困難な樹種です。

 

外見を一言で表すならば、紫色の肌に濃い紫色の木目が非常に美しいコントラストを描く木材です。

 

紫色の木材には、パープルハートなどがありますが、木目が強く出る事から表情が大きく異なってきます。

パープルハート材についての記事はこちらです⇩

キングウッド材は、キングウッドとしか表現が出来ない特徴的な外見を持っているからこそ、王様の別名を冠しているのかもしれません。

キングウッド材の心材は、深みのある赤紫色に対して、辺材は、見事なまでに白いという事も、特徴の一つとして挙げられます。

辺材は、師管がまだ通っていますので、辺材と心材では耐久性や堅さに大きな違いがあります。

しかし、その境界線を持つ「源平材」は、銘木の世界では非常に重宝される傾向にあります。

源平材というのは、心材の色と辺材の色が混在している板などのことを言います。

源平という言葉は、昔、源氏が白旗、平家が赤旗を掲げて、戦ったことに由来しているようです。、

心材の赤っぽい色は、辺材の細胞が死んで、変質したもので、硬くて腐りにくく、辺材は比較的に節が少ないという特徴があります。

美しい白色と濃い紫色のコントラストは、見事の一言でしょう。

残念ながら堅さが大きく異なる部位を共存させる事は非常に難しく、加工をするにも高い技術を要します。

そのために、ただでさえ貴重なキングウッド木材の源平材を用いた加工品ともなれば、その価格は跳ね上がってしまいます。
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キングウッド木材ってどんな家具に使われているの?

フランスのルイ14世~15世くらいからはじまり、イギリスのジョージア王朝時代には、ヨーロッパで特に重宝された木材です。

まず間違いなく、存在する全ての木材の中でも最高級の家具材として挙げられます。

キングウッド材は、あまりに希少価値が高くなってしまったため、現在では、家具材として用いる事は難しいでしょう。

また、ワシントン条約でローズウッドとしての規制も受ける木材ですので、現在では、国を跨いでの移動もほぼ不可能となっています。

キングウッド木材の家具として現存している物は、アンティーク物であれば、博物館などに収蔵されるレベルの品物たちです。

稀に、キャビネットテーブルなどのオーダーメイド加工をした方がいる、という噂を聞きます。

しかし、予算としては軽く1億円を超えるような、驚くほどの価格帯になってしまうようです。

現在は、ローズウッド規制の件も含めて、端材として、若干の数量が、市場に出回るまで減ってしまいました。

30㎝を超えるような板として出回る事は、ほぼ皆無かもしれません。

それでも、キングウッド材の歴史的な価値を含めると、アッという間に店舗からは在庫が無くなってしまうほどの人気です。

主に、それらのキングウッド材は。。

  • ナイフグリップ
  • ボールペン

などに、加工される事が多いようです。

キングウッド材を用いた小物ですと、1本で数万円の価格がつく事もあります。

  • バターナイフ

 

  • ボールペン

キングウッド木材がどれだけの価値があるのかは、よくお判りいただけたと思います。

キングウッドが、王様なら、女王様と呼ばれるチューリップウッドについても知りたくなりませんか?

チューリップウッド材についての記事もございます。

是非、ご一緒にお読みください⇩

 

キングウッド木材についてのまとめ

キングウッド木材は、あまりにも希少価値が高くなり過ぎてしまった木材のひとつです。

ローズウッドに含まれる木材の中でも、チューリップウッドやブラジリアンローズウッドと並んで、入手が困難な木材と言えます。

ですが、キングウッド木材は、世界中に欲しがっている人がたくさんいるため、その価格の上昇も、とどまるところを知りません。

他の木材と比較しても。。

  • スネークウッド
  • ピンクアイボリー

と並ぶ最高級材のひとつです。

シックで落ち着いた色合いで、大人の男性が特に好むであろう渋いコントラストは、キングウッド木材の王様の名に恥じない表情と言えるでしょう。

まず、一般的な店舗などで見かける事は出来ないと思いますが、キングウッド木材にご興味があるなら、名前くらいは、覚えておいてください。

いつか、憧れのキングウッド材を手にする機会に恵まれたら、その王様と称される魅力を実際に目で見て、触れて、確かめてみると良いでしょう。

もしかすると、その圧倒的な表情に一目惚れしてしまうかもしれません。

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木材

Posted by MOhkubo