ラミン材ってどんな木?種類・特徴・用途などを徹底研究!

ラミン材は、東南アジアの。。

  • インドネシア
  • フィリピン
  • マレーシア
  • ニューギニア

などが、主な生育地のゴニスチラ科の広葉樹です。

ラミン材は、1978年にインドネシアで丸太の輸出が禁止になった為、現在では製材品として輸入されています。

ですが、とても安価なので、人気があり、ホームセンターなどで、DIY用材や丸棒として、よく見かける木材です。

この記事では、実用品として幅広く使用されているラミン材について紹介していきたいと思います。

最後まで、お付き合いください。

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ラミン材ってどんな木?

ラミン材は、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ニューギニアなどの東南アジアを中心に、生育しています。

そして、スマトラ、ボルネオ、フィジー、 ソロモン諸島、ニュージーランドを経て、太平洋地域に広く分布する広葉樹です。

ラミン材は、樹高が20m以上、直径が約1mに達する樹木です。

東南アジア産の熱帯広葉樹である南方材のため、年輪がありません。

ラミン材は、生木の時は、酷い匂いを放ちますが、日本で販売されているものは、乾燥しているものなので、匂いがあることはありません

以前は、世界中で大量に消費されてきましたが、現在では、乱伐の影響から、原木の輸出入に制限がかけられています。

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ラミン材に種類はあるの?

ラミン材には、別の呼び方でメラウィスグハル、南洋桧(ナンヨウヒノキ)などと呼ばれますが、同じく南洋材のアガチスも南洋桧(ナンヨウヒノキ)と呼ばれるので注意が必要です。

                         

ラミン材ってどんな特徴があるの?

ラミン材は、生木の時はとても匂いが強いです。

ですので、水中貯木や乾燥の際などに悪臭を放ちますが、日本で販売されているものは、乾燥しているものなので、匂いがある事は少なく、基本的に無臭です。

ラミン材は、心材と辺材の区分がほとんどなく、全体的に黄白色の色合いで、色ムラがないのが特徴です。

道管の條が、その中にはいっている物質のため、赤色になって、浮き出ています。

乾燥していない状態では、青変菌の害を受けやすく、緑色や黒色に変色しやすいので、早くに含水率を下げる必要があります。

そうでないと、このラミン材の特徴である淡色の材面が生かしきれなくなり、全く価値のないものになってしまいます。

木材を乾燥させた時の重さと、同じ体積の水の重さを比べた値の気乾比重は、0.52~0.72です。

ラミン材は、やや重硬で、均質な木材で加工はしやすいですが、非常に硬く、釘打ちを行う際は、ドリルなどで下穴をあけることが必要です。

乾燥時や釘打ち時に割れやすいので、注意が必要です。

青カビの害を受けやすく、耐久性はあまり高くありません。

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ラミン材はどんなものに利用されてるの?

ラミン材は、梱包材、内装材、構造材、下地材、床材、建具、家具、合板などに利用され、高級なものよりも実用的な使われ方が多いです。

特に、内装材・家具に多く使われています。

身近な使用例としては、ホームセンターなどで販売されているので、足を運んでみるのもよいでしょう。

ラミン材の丸棒は、DIY用材として、日曜大工での各種部材の他、ネジの穴埋め、台所用品や、太鼓の達人用のマイバチなどに利用されています。

 

  • ラミン材 丸棒(バチ)

  • その他の用途

器具用材、合板用材、造作材、ドア材、引き出しの側板 、廻り縁、装飾材、箸、玩具など

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ラミン材で作ったバチはどんな特徴があるの?

ラミン材で作ったバチの特徴は、まずは密度が高く、重いので、精度(重視)用として使えることです。

加工は、削りにくいのですが、その分、微調整が可能です。

また、お手頃価格なことも魅力で、既製品を購入する場合は、約1,000円~2,000円くらいで購入出来ます。

ご自身で、DIYをする場合にも、安く材料を購入出来るので、失敗を恐れずに製作することができます。

ラミン木材のバチは性能はいいの?

優れたマイバチの条件として。。

  • 柔軟性
  • 強度
  • 適度な重さ

3つの大事な要素があります。

ラミン材は、柔軟性は劣るものの、強度 、適度な重さについてはトップクラスの性能を誇ります。

硬くて折れにくいのと、重くて無反応がでにくく、反発もいいので、初心者の方にはおすすめの木材です。

ただし、ロール処理については、人によっては、やりずらいという意見もありますので、自分にあった性能かどうかをよく確認しましょう。

ここで、丸棒やバチに使われている他の木材をご紹介いたします。

米ヒバ・アッシュ材・ヒノキなどです。

それぞれの木材についての記事もございますので、是非、この機会にご一緒にお読みくださいませ~

米ヒバ材についてはこちらです⇩

アッシュ材については、こちらの記事です⇩

ヒノキ材についての記事はこちらです⇩

ラミン材についてのまとめ

今回は、お手頃価格で、様々な用途に使われるラミン材について紹介してきました。

ラミン材は、安価で大量に消費されてきたため、気が付かないだけで、身近なところにも色々使用されている身近な木材です。

また、最近人気のDIY用材や太鼓の達人用のマイバチとしても人気の木材です。

マイバチは、好みの使用感がそれぞれ違いますので、一概には言えませんが精度を求める方にはおすすめの材料といえます。

日曜大工(DIY)やマイバチ製作の予定のある方はラミン材も候補に入れてみてはいかがでしょう

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

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木材

Posted by MOhkubo