ビーチ材ってどんな木?種類・特徴・使われる家具・経年変化を総まとめ!
「ビーチ材」と聞いてもあまり知られていない木材かもしれませんね。
しかし、ビーチ材は日本語でブナ材と呼び、私たちの生活の中で様々なものに使われています。
最も有名なものが、ハンス・J・ウェグナー氏がデザインしたYチェアーは、日本で最も売れた椅子の一つですが、Yチェアーもビーチ材からできたものです。
Yチェアーのような北欧家具は、明るい印象がありますが、北欧家具の多くは、ビーチ材を材料として使われているものがたくさんあります。
そこで、こちらの記事では、ビーチ材ってどんな木?種類・特徴・使われる家具・経年変化を総まとめ!と題しまして、ご紹介していきますので最後までご覧ください。
ビーチ材(ブナ材)ってどんな木?
- 樹種名:アメリカンビーチ
- 科目:ブナ科ブナ属の広葉樹
- 産地:アメリカ東部全域 主に中西部、アパラチアン地域
- ブナ材の産地:北海道南部から本州、四国、九州に多い
- 色:辺材(樹木の外側の部分)は、紅白色、心材(樹木の中心部分)は、淡紅褐色から濃紅褐色 色むらあり!
用途としては、硬く頑丈な素材で、
- ドア
- 床材
として使用されています。
他にも、
- テーブル
- イス
などの家具、そして、ビーチ材は、無臭なことから食器としても使われています。
こちらが、ビーチ材で作られたYチェアーです。
滑らかなデザインで、とても使い勝手の良いダイニングチェアーです。
とっても、オシャレで、どんなお部屋にも合わせられる優しい色合いが特徴的ですよね。
ビーチ材(ブナ材)ってどんな種類があるの?
ビーチ材(ブナ材)には、いくつかの種類があり、色合いや木目の違いがあります。
- ジャーマンビーチ:通常のビーチ材よりも、粘り気があり、色もピンクがかったような色が特徴です。
- ホワイトビーチ:ジャーマンビーチとは違い、白く透き通ったような色合いです。
その他に、色の違いにはこんなものもあります。
- 板目:乳白色〜帯黄淡紅色
- 積層:淡い黄白色〜淡紅色
- 柾目:乳白色〜帯黄淡紅色
色合いが、少しずつ違い、家具に合わせて種類を変えるとおしゃれな家具が出来上がりますね!
ビーチ材(ブナ材)ってどんな特徴があるの?
ビーチ材は、木に水分を多く含み、実にはたくさんの栄養分も含まれています。
硬く頑丈な木材で、加工性、接着性は比較的良く、衝撃にも強いビーチ材は様々な家具に使われています。
しかし、水分が多いことから、木材として使うのに、乾燥を十分に行わないと、変色や腐食、狂いが生じ、曲がりやよじれなどを引き起こします。
粘り気がある木材なので、特に曲目加工に適していて、主に、
- 家具の脚の部分
- スキー板
- 筆
- ハケの柄の部分
- 楽器
などにも多く使われています。
ビーチ材(ブナ材)は無味無臭なことから、食器にも使われることがあります。
ビーチ材(ブナ材)ってどんな家具に使われているの?
白っぽく柔らかい印象のあるビーチ材(ブナ材)が、使われている家具をご紹介します!
- プランタースタンド(花台)
- コンパクトワゴン
- チェアー
シンプルですが、柔らかな曲線を生かして作る家具は、どんなインテリアにも合わせやすく、私たちの暮らしに癒しを運んでくれる家具になるでしょう!
もう一つは、食器として作られた動物の形の箸置きです。
とっても可愛いですよね!
インテリアとして飾ってもいいですし、箸置きとして使えます。
だけど、ちょっともったいない気もしますね!(^^)!
ビーチ材(ブナ材)の経年変化を教えて!
白く綺麗な色をしたビーチ材(ブナ材)は、経年変化とともに、黄色味がかった茶色に変化します。
一年が経ち、経年変化しているビーチ材は、あめ色のような黄色味が強く出ていますね。
ここからさらに、年月が経つにつれて、少しずつ、変化していきます。
ビーチ材(ブナ材)についてのまとめ
「ビーチ材ってどんな木?種類・特徴・使われる家具・経年変化を総まとめ!」についてお届けしましたが、いかがでしたか?
ビーチ材は、白っぽく柔らかい印象がありますが、材質は硬く頑丈なことから家具の脚にも使われていました。
また、曲げたりなどの加工が容易にできる木材なので、硬い材質とは反対に、柔らかい曲線を描いたデザインの家具や、食器などにも使用されています。
北欧風の家具は、人気があり、ビーチ材は多く使われています。
もしかしたら、おうちにある家具にも、ビーチ材が使われているものがあるかもしれませんね!
そして、これから購入を考えている方は、どんなインテリアにも合うビーチ材の家具を、とり入れてみてはいかがでしょうか!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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