黒松ってどんな木材?特徴・種類・使われる家具・経年変化など総まとめ

2021年5月4日

今回は、黒松についてご紹介していきます。

松には、たくさん種類がありますが、黒松と似ている赤松という種類があります。

黒松と赤松は対照的で、雄松と雌松とも呼ばれています。

黒松は、堂々とそびえ立つ風格が男性的なところから「雄松」と呼ばれたそうです。

そして、神社や仏閣に植えられている松は、黒松が多いそうですね。

黒松には、どんな特徴があり、木材としても使われている木ですが、どんなものに使われているのか調べました!

それでは、「黒松ってどんな木材?特徴・種類・使われる家具・経年変化など総まとめ」を最後までご覧ください。

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黒松ってどんな木?

  • 樹種名:黒松
  • 別名:雄松 男松
  • 科名:マツ科・マツ属 針葉樹
  • 産地:本州 四国 九州 沖縄 朝鮮南部

黒松は生命力が強く、昔から長寿と繁栄を象徴する演技の良い木として、庭園や慶事の装飾として使われていました。

また、黒松は、神社や仏閣に植えられていることが多いのですが、日本人が、黒松を、神が降臨する場所として、崇められてきた歴史的な背景によるものだそうです。

黒松を、あの世とこの世の境に植える境木とするという考えもあるようです。

黒松は樹齢が長く、「不老長寿」という花言葉があります。

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黒松ってどんな特徴があるの?

松には色々な種類がありますが、黒松は、葉や樹種が他の松に比べて硬いことが特徴としてあげられます。

黒松は、日本全国に生息していますが、特に、沿岸に生息している松は、ほとんどが黒松です。

樹齢も長く、葉や樹種が硬い黒松は、海の潮風や夏の暑さにも比較的強く、大気汚染や公害にも強い樹種です。

そのため、防風林や街路樹としても利用されています。

盆栽でもっとも代表的な松が黒松で、樹形が作りやすい樹種となっています。

 

黒松ってどんな種類があるの?

松の仲間は、北半球の寒帯から、亜熱帯に9種類ほど分布しています。

そして、日本には、黒松を含む6種類ほどの松が自生しています。

この6種類の中でも、黒松は、樹齢が長く、30mにも成長し、風格のある庭の代表的な樹種です!

赤松

赤松は、東アジアの山地を原産とし、日本では、北海道の南部から九州まで分布しています。

和風庭園でもお馴染みの赤松は、しなやかなラインや細い枝が特徴で、黒松とは対照的な樹種になります。

別名「女松(おんなまつ)」や「雌松(めまつ)」とも言います。

琉球松(りゅうきゅうまつ)

九州や沖縄に自生するリュウキュウマツは、台風などに強い性質を生かし、沖縄などの原産地では防風、防潮林として利用されています。

別名「リュウキュウアカマツ」または、「オキナワマツ」と言われています。

黒松と同様、縁起物として、お正月の飾り物としても使われています。

五葉松(ごようまつ)

ゴヨウマツは、本州、四国、九州に自生している松です。

一箇所から、葉が、5本生えていることから「ゴヨウマツ」と名付けられたそうです。

ゴヨウマツは、日本固有の樹種で、和風庭園によく使われている松で、産地により「○○ゴヨウ」といった呼び名があります。

這松(はいまつ)

千島列島、北海道、東北、日本アルプスなどの寒冷地に自生しています。

主となる幹がなく、枝が地を這うように伸びていくことから「ハイマツ」と名付けられたそうです。

ハイマツが生息している場所から上には高木が育たないという指標になっています。

朝鮮五葉松(ちょうせんごようまつ)

中国東北部、ウスリー地方、朝鮮半島の産地に分布している樹種でゴヨウマツの仲間。

日本では、本州の一部(福島県南部から岐阜県)、四国の一部(東赤石山)に分布しています。

産地付近では、たまに、庭木としても植えられています。

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黒松の経年変化を教えて?

黒松は、油分が多いため、ヤニが出ることがあります。

ヤニとは・・・松の傷口から出る樹液のことです。

カミキリ虫など、材に穴をあける虫がついたり、木に傷をつけると、傷を治すためにでてきます。

健康で、傷がないときは、でません。

ですので、そのヤニの出るところには、注意が必要です。

マツヤニのにおいは、特有の臭いがあり、色は、無色、もしくは淡黄色です。

黒松の特徴は、塗装なしでも、磨き続けることで、独特の光沢を出します。

黒松は、新材のときは、白っぽく明るい綺麗な色合いをしていますが、年月が経つにつれて、赤みが増し、深い色合いへと変化します。

 

右側の白っぽい木材が、黒松の新材で、左側が3年経過した黒松の木材です。

色味が全く変わっていますが、深みと綺麗な茶褐色に変わり、とても綺麗ですね。

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黒松ってどんな家具に使われているの?

黒松は、

  • 建材
  • 船舶材
  • 枕木

などに使われています。

家具としては、黒松の一枚板でできたテーブル・装飾品などに使われていました。

 

 

しかし、黒松の素材自体が、現在入手しにくくなっています。

その原因として、「松食い虫」による被害が出ていて、赤松に比べて黒松は、松食い虫による耐性が弱いようです。

黒松の被害は、かなり大きな問題になっています。

現在、残っている黒松もありますが、減っていることも事実なので、対策として、松食い虫の耐性のあるハイブリット種が植えられているようですが研究中ということです。

早く解決して欲しいものです。

現在では、中国松の輸入がほとんどだそうです。

さて、黒松について少し、理解が深まりましたでしょうか。。

黒松に対して、赤松があり、赤松は、主に、内陸部に自生しており、黒松は、海岸部に自生しています。

赤松というとパイン材を思い出す人もいるのではないでしょうか。

実は、パイン材という樹種があるわけではなく、パイン材とは、欧州のマツ科(針葉樹)からとれる建材のことで、最近では、DIYの人気が高まり、ホームセンターに行くと、必ず売っているのが、このパイン材です。

同じマツの仲間ということで、パイン材についても、知識がふえると、色々なところで目にしますので、とても木材についての興味が沸いてくるのではないでしょうか。

特に、DIYなど、これから挑戦しようと思っている方は、是非、パイン材についての記事もお読みください⇩

黒松についてのまとめ

「黒松ってどんな木材?特徴・種類・使われる家具・経年変化など総まとめ」についてお届けしましたが、いかがでしたか?

黒松は、優良の木材として使われてきましたが「松食い虫」によって減少してきています。

対策が研究されていますが、まだ完成はされていないようですね。

早く完成して、黒松が増えてくれば、木材としてもたくさん使われるようになるでしょう。

黒松は、新材の色も、経年変化後の色合いも、とっても綺麗で、丈夫な木材なので長く使っていきたいですよね。

そして、木材だけでなく、和風庭園や庭木など観賞用としても、利用されているので、たくさん増えてくることを願います。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。

 

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木材

Posted by MOhkubo