タモ材は、床材としては王道!それはなぜ?

2021年5月4日

タモ材は、粘りと強度の高さから、家具はもちろんのこと。。

  • バット
  • ラケット
  • スキー板

などにも使用される木材です。

さらに、はっきりと年輪を感じることができる木目の美しさが人気があり、床材にも取り入れられることが多い木材です。

 

この記事では、タモ材をフローリングに使用することのメリットと、デメリットを紹介し、主に使用されるタモ材の種類と、フローリングのお手入れ方法をご紹介します。

 

フローリング材を、検討されている方は、この記事を読んで良いと思ったら、ぜひ、タモ材を選んでみてくださいね。

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タモ材はなぜフローリングに適しているの?

モクセイ科・トネリコ属の落葉広葉樹であるタモ材は、長年、日本で親しまれてきた木材です。

 

代表的なヤチダモは、湿気などの湿り気の多い谷地(ヤチ)と呼ばれる場所で、生息することが名前の由来となっています。

タモ材は、その、生育環境によって生じた粘り強さと、強靭さが特徴となっています。

その特徴を活かして。。

  • バット
  • ラケット
  • スキー板

など様々な強度と、加工性が求められるシーンでも活用されています。

ですが、タモ材は、その実用性に加え、タモ特有のはっきりとした木目が、家具やフローリングなどに多く活かされています。

 

空間を彩るほどの、特徴的な木目と色合いから、一枚板のテーブルやフローリングといった、空間を大きく占める部分に使用されています。

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タモ材のフローリングのメリットとは?

 

 

木目がはっきりとしていて美しい

タモ材は。。

  • はっきりとした木目

が、特徴的なため、木目の種類によって様々に空間を彩ることができます。

 

一般的なタモ材は。。

  • タケノコ状の木目

が特徴的で、空間に落ち着きとともに、迫力のある印象を与えます。

一方で、比較的。。

  • 希少価値の高い柾目

のものは、真っ直ぐな木目が、伸びていることから、綺麗で落ち着いた印象の空間を作ることに、長けています。

また、その他にもタモ材は。。

  • 玉杢
  • 縮み杢
  • 波杢

など、様々な模様が現れた木材に出会うこともあり、多様な見え方があるのも大きな特徴です。

肌触りがよく、素足でも快適

タモ材は、広葉樹のため硬そうな印象を持たれますが、木材が備えている粘り気から、オーク材などと比較すると、肌触りがよく、素足でも快適に過ごすことができます。

足腰にも比較的負担が少ないと言われています。

材質が硬いため傷がつきにくい

針葉樹と比較した際に、タモ材は、広葉樹なので、木を構成する細胞の間の空気を通す穴が、比較的、少ないため、強度が高いことが挙げられます。

タモ材は、広葉樹のため、傷が付きにくく丈夫なので、フローリングなど、日常的に強度が求められる用途に多く使われます。

 

タモ材は、フローリングにも、特に長く使いやすい木材と言えるでしょう。

経年変化が比較的緩やか

タモ材は、その他の木材と比較すると、緩やかに経年変化するため、フローリングに用いた際にも、大きく空間の印象が変化しません。

そのため、あわせる家具や、建材との調和が崩れてしまうことを考慮しなくても良いことも一つの特徴と言えるでしょう。

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タモ材フローリングのデメリットとは?

冬場は冷やっとするかもしれない

タモ材は、強度がある反面、パイン材などの針葉樹と比較すると、熱伝導率が高いため、冬場に素足で歩いた際には、ひやっとしてしまうことがあるかもしれません。

※熱伝導率とは、熱が高温から、低温へ運ばれる現象のことをいいます。
熱移動のしやすさを、数値化したものを「熱伝導率」といいます。

 

価格が高騰してきている

様々な魅力のあるタモ材ですが、近年は国内生産と輸入量が減少したことで、流通量自体が減少し、価格が高騰しているそうです。

しかし、強度面で価格を比較しても、全く高いわけではありません。

質の良いものを選べば、損をしてしまうということはあまりないでしょう。

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タモ材(英語でアッシュ材という)のフローリングの主な種類を教えて?

ヤチダモ

木目が、しっかりと詰まっているため滑らかな模様をしています。

ヤチダモの色は、全体的に黄色っぽい見た目をしており、温かみを感じることができるのが特徴です。

木材といったら、まず、思い浮かべるような、はっきりとした年輪の模様をしており、木材の印象を空間に与えることができます。

ヨーロピアンアッシュ

タモ材辺材は、白っぽく、心材に向かうほど赤褐色や薄黄色になっており、コントラストを楽しむことができます。

ヨーロピアンアッシュは、全体的に、白っぽい色合いをしているため、明るくすっきりとした印象が特徴的です。

フローリングに取り入れた際には、空間に木材の温かみのある素朴な印象を与えます。

タモ材のフローリングのお手入れ方法を教えて?

日々のお手入れ方法

タモ無垢材は、水に弱いため、水で濡れてしまったらすぐにふき取るようにしましょう。

ほっておくと水ジミができてしまいます。

また、拭く際には、必ず乾いた布で拭くようにしましょう。

木材が、水分を吸って、反りや曲がる原因になってしまいます。

汚れが落ちない場合は、軽く削り、表面を周りの風合いに合わせて塗装するなどしましょう。

また、1年に1回は、オイルワックスをかけることをおすすめします。

フローリングの表面を保護し、長持ちさせることができると同時に、木目がより美しくなっていきます。

へこみができたら?

へこみができてしまったら、へこみ傷がある部分だけ、表面をサンドペーパーで削ります。

その後、少し水をかけしばらく放置した後、水を拭き取り、傷の部分に濡れたタオルを置きます。

その上から、熱したアイロンで様子を見ながら温めてあげます。

へこみが直ったら、表面を細かいサンドペーパーで均して修復完了です。

仕上げに、その他の床と、風合いが、同じになるように適した塗装をしましょう。

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タモ材のフローリングについてのまとめ

 

タモ材は、そのはっきりとした木目から、家具だけでなく床材にも適した木材です。

タモ材には、年輪を、しっかりと感じることのできる特徴的な木目があり、空間を彩ってくれるので、愛着を持って長く過ごすことができます。

タモ材は、一生物と言えるフローリング材におすすめです。

また、魅力があるのは、見た目だけではなく、しっかりと強度もあるため、使用しているうちに修復不可能な傷ができてしまうといった心配も少なくて済むという点は大きいのではないでしょうか。

ぜひ、ご自身の用途を想像した上で、適したフローリング材を選んでみてくださいね♪♬♬

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木材

Posted by MOhkubo