オバンコール材ってどんな木?種類・特徴・使われている家具など徹底研究!
オバンコール材は、高級木材として使われています。
見た目の美しさや丈夫なことから、フローリング材や内装材として使われ、小物などにも利用されています。
チョコレート色のような深みのある色合いで、装飾的な利用価値が高いとされている木材です。
そんなオバンコール材は、どんな木から作られているのでしょうか?
樹種や、種類・特徴などを調べましたので、参考にしていただけたらと思います。
それでは、「オバンコール材ってどんな木?種類・特徴・使われている家具など徹底研究!」を最後までお読みください。
オバンコールってどんな木?
- 樹種名:オバンコール
- 科名:マメ科 広葉樹
- 産地:西アフリカのコンゴ、コートジボアール、ガーナなどの熱帯雨林地帯に生息
オバンコール材は、木目が美しく、その木目を生かした高級家具などに使用されています。
ウォルナットによく似た木材で、装飾的な利用価値が高く評価されています。
柾目のリボン模様がキレイであることから、突板化粧合板に加工され、内装材として人気が高い木材です。
オバンコール材の種類って?
オバンコール材は、アフリカ材の一種で、アフリカ材にはオバンコールの他にもたくさんの種類があります。
- ベリ
マメ科の樹種で中部アフリカのガボンに生息。
家具や内装材などに使用。
- ゼブラウッド
マメ科の樹種で、アフリカなどの熱帯雨林に生息。
主に、家具や壁面、床材、楽器などに使用。
- ウエンジ
マメ科の木材で、ザイールに多く生息。
高級家具、飾り棚、座卓、床柱などに使用。
- シッポマホガニー
センダン科の木材で、西アフリカ〜中央アフリカに生息
家具材、合板板、木製サッシなどに使用。
- ブビンガ
マメ科の樹種で、カメルーン、ガボンなどの熱帯アフリカ地域に生息。
家具材、床材、室内装飾材などに使用。
- オクメ
カンラン科の樹種でガボン、ギニア、コンゴなどの西アフリカ地帯に生息。
合板板、ドア材などに使用。
オバンコール材の特徴はなに?
オバンコールは、樹高約30mにまで成長します。
年月を重ねた樹木は、隆起が見られ、それが木材に影響し、独特の模様をもたらします。
乾燥することは容易で、乾燥後の狂いは中庸。
強度・耐久性は平均的な硬さで、曲げの強度は平均よりも硬い材質があります。
加工は、難しい素材ですが、釘打ちやネジなどの相性はよく、接着に関しても良い仕上がりになります。
そして、表面の光沢がとても美しい木材です。
ウィークポイントとして・・・
他の色は写りやすいことがあげられますが、漂白・染色し、ウォールナットなどの他の木材の代用として、利用されることもあります。
オバンコールはどんな家具に使われているの?
- キャビネット(天板にオバンコール突板を使用)
- 丸テーブル(天板にオバンコール突板を使用)
- テレビボード(材質はブナ、オバンコールを使用)
どの家具も高級感があり、アンティーク家具としても使用でき、インテリアのポイントとなる存在感のある家具として、使えますね!
オバンコール材の価格ってどれくらいなの?
オバンコール材は、高級材として使われていて、色合いの美しさから、人気のある木材です。
そして、気になるのは、価格ですね。
上記で、ご紹介したオバンコール突板を使用した家具でも、10万円前後の価格になります。
気軽に購入できるものではありませんが、ずっと使い続ける家具としては、価格に見合ったものではないでしょうか。
オバンコール材とローズウッド材の違いってなに?
オバンコール材についてのまとめ
「オバンコール材ってどんな木?種類・特徴・使われている家具など徹底研究!」についてお届けしてきましたが、いかがでしたか?
オバンコール材は、見た目が、とても美しく、重厚感のある高級家具材に使用されています。
高級家具材に使われているので、価格は、高価なものになりますが、ずっと、使い続けていくのであれば、価格に見合ったものになるのではないでしょうか。
はじめは、高いと感じると思いますが、使った年月によって、価格以上のものになります。
もし、購入を考えているのであれば、大切に使ってくださいね。
最後まで、お読みいただきまして、有難うございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません