米栂(ベイツガ )と栂の違い!そして、米栂と米松の違いを徹底調査

2023年12月31日

こちらでは、「ベイツガ・ツガ」「ベイツガ・米松」それぞれの違いについてご紹介していきたいと思います!

米栂(ベイツガ)は、名前の通りアメリカ産です。

そして、日本産の樹種である、栂(ツガ)という木材は、また、同じマツ科の植物ですが、細かな違いがあります。

そして、米松は、輸入木材として多く輸入され、日本でもたくさん使用されています。

米松は、輸入木材としては、大量に輸入されており蓄積量も豊富にある木材です。

木材にはたくさん種類があり、名前が似ていても、日本で付けた名前なので、現地名にすると全く違った木材の場合があります。

木材の特性をよく知り、正しく使うと、とても良いものとして使うことができますので、趣味でDIYや新築を建てる場合など、覚えておくと便利かもしれませんね!

ぜひ、最後までご覧ください。

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米栂(ベイツガ)ってどんな木?

米栂(ベイツガ)は、別名を『ウェスタンヘムロック』と言います。

マツ科・ツガ属の常緑針葉樹に分類され、北米大陸北西部の太平洋岸に分布しています。

北米から大量に輸入されており、蓄積量も大変豊富にある木材です。

色調は心材・辺材ともに色の境が少なく、全体的に白っぽく、加工もしやすく、表面の仕上がりも良好です。

日本に輸入される場合は、モミの木と一緒に『へムーファー』と呼んで、取り扱われることが多くあります。

【用途】

  • 建築材
  • 器具
  • パルプ材

などに使用されています。

スギが、使用されるような用途に用いられることが多く、米栂(ベイツガ)は、杉の代替材としても、多く、使用されています。

 

スギの用途

床材、羽目板、健具材、天井板、包装用材、電柱など、様々な用途に用いられます。

スギは、日本で一番多い木材で、地域によっては、「○○スギ」と名前が異なります。

秋田杉・吉野杉・日光杉・天竜杉・屋久杉などが有名です。

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栂(ツガ)ってどんな木?

ツガは、福島県以西の本州、四国、九州、屋久島まで、自生しています。

マツ科の常緑針葉樹で、産地の急斜面などに多くみられ、同じような場所にみられるモミの木と似ています。

(ツガ)

(モミ)

見比べるとわかりますが、葉の形も似ています。

モミの木は、クリスマスツリーなどにも使用されますので、ご存知の方も多いと思います!

 

栂(ツガ)に話を戻しますが・・・

栂(ツガ)は、関東では「ツガ」とよび、関西では「トガ」と呼ぶそうです。

一般家庭での植栽は、あまりみられませんが、公園や神社などの御神木として植えられています。

栂(ツガ)は、木材としても使われていて、かつては、建築や建具用材として、使用されていました。

しかし、栂(ツガ)は、日本では、スギが建築用材として多く使用されていたため、使われることは少なかったそうです。

色調は。。

心材:淡桃褐色

辺材:やや淡色

をしています。

耐久性は、中庸で、重厚な木材です。

しかし、近年では伐採がわずかで、木材として目に触れることは非常に少なくなっています。

そんな、栂と同じように建築用材として、多く使われていたスギについての記事もあります。

是非、この機会に一緒に、お読みいただき、愛着を深めてください⇩

米栂(ベイツガ)と栂(ツガ)の違いは?

米栂(ベイツガ)は、栂(ツガ)と比較すると年輪幅が広くなっています。

色調の違いは、米栂(ベイツガ)は、白っぽい色味をしていますが、栂(ツガ)の場合は、少し桃色のような色味をしている木材です。

日本ぽさを感じますね!

材質としては、似ていることろが多く、耐久性も水に弱く、腐りやすいです。

栂(ツガ)は、日本では非常に少なくなっていことに対して、米栂(ベイツガ)は、大量に輸入されています。

そして、米栂(ベイツガ)は安価なこともあり、スギの代替材として多く使用されています。

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米松(ベイマツ)ってどんな木?

米松は、別名「オレゴンパイン・ダグラスファー」という名があります。

こちらは、マツ科のトガサワラ属で常緑針葉樹です。

米松(ベイマツ)の産地は、北米、東西には、ロッキー山脈から太平洋岸まで分布しています。

南北には、カナダのブリティッシュ・コロンビア州からメキシコまで広く分布しています。

特に、米松(ベイマツ)の主要産地は、カナダ・アメリカです。

色調は、辺材は、黄白色〜赤みを帯びた白色、心材は、黄褐色〜赤褐色です。

木目は、直通で、肌目が、綿密〜粗さもあります。

米松(ベイマツ)は、狂いが少なく、強度は高い木材ですが、加工もしやすいことが特徴です。

耐久性は、中程度です。

米松(ベイマツ)は、古くから日本に輸入されていた歴史があり、明治時代にすでに輸入されていたそうです。

当時は、「メリケンマツ」と呼ばれていたようですね!

そして、今でも、米松(ベイマツ)の輸入量は多く、北米材のうちで最も量が多い木材です。

【用途】

  • 建築
  • 合板
  • 建具
  • 造船

などに使用されます。

米松(ベイマツ)は、強度が高く、長い木材で得られることが多く、長い材が必要な梁などに最適な木材です。

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米栂と米松の違いって?

米松(ベイマツ)と、米栂(ベイツガ)は、どちらも輸入量が多く、日本で使用される率が高い木材です。

北米産では、

  1. ベイマツ
  2. ベイツガ

といった順で、輸入量が多くなっています。

米松は、強度があり、丸太が太く、長いものが多いので、梁などの構造材に多く使用されます。

木造住宅の骨組みの大半は、米松が、使用されることが多くあります。

 

一方、米栂(ベイツガ)は、クセが少なく、やや硬軟(こうなん)な木材で、加工がしやすいことが特徴です。

用途は、どちらも建築材として使用され、米松の方が強度があるので、骨組みや梁などの重要な部分に使用されることが多く感じます。

米栂、栂、米松について、沢山、調べてきましたが、米栂については、他にも記事がございます。

もっと、米栂について知ることで、米栂木材に愛着が湧くことと思います。

是非、この機会に、ご一緒にお読みください⇩

米栂と栂!そして米松についてのまとめ

「米栂(ベイツガ)と栂の違い!そして、米栂と米松の違いを徹底調査」についてお届けしましたが、いかがでしたか?

米栂米松 それぞれの木材は、共通としては、建築用材として、使われていたことがあります。

栂(ツガ)は、日本では、あまり使用されることは少なく、現在では、ほとんど使用されていないので、素材としても見ることが少なくなってしまいました。

米栂・米松に関しては、輸入量が非常に多く、スギの代わりとして、米栂(ベイツガ)が使用されていることもあり、スギと競合する事が多くなっています。

やはり、価格が安いということは、どの業界にとっても条件が良いのでしょう。

米栂は、日本の林業に、大きく影響を及ぼしているようです。

米松も米栂に比べ、輸入量が最も多い木材なので、日本では、多くの建築用材として使用されています。

米松は、強度があり、建築物の骨組みなどに使用されているので、中心となる部分の重要な役割と言えるでしょう。

世界にはたくさんの木材があり、高級木材から、価格の安いものまでたくさんあります。

材質によって用途が変わってきたり、色味や経年変化、そして、同じ木材でも表面の表情は様々です。

人の手を加えずに、自然のままで使っても、十分な強度があり、丈夫で私たちの生活には欠かせない物となっていますね。

これからも自然を大切にし、木材を上手に使っていきましょう!

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。

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木材

Posted by MOhkubo