ヒノキは庭木になるの?庭木としてのヒノキを徹底調査!

2021年5月3日

やっと手にした念願のマイホーム。

この庭では子供たちとバーベキューをしたり、走り回る犬を想像するのも楽しいな。

でも、ふと庭に目をやってみると、何となく殺風景な感じが。。。

そんな時、庭で何かの木を育ててみたいとは思いませんか?

「どのような木が良いのか!」と、悩んでしまう方も多いかもしれません。

有名な木といえば、ノキ」の名前を聞いた事はあるけれど、庭木としてのヒノキはどうなのでしょう。

ヒノキ=火の木、なんて縁起が悪いのかな?

いえいえ、ヒノキは、神社仏閣の建材で使われるように、神木としても扱われることのある木材なのです。

寿命が長い事からも、縁起の良い木として人気があります。

庭に植えるという視点から、ひのきについて話を進めていきましょう。

Sponsored Link

そもそもヒノキって庭木になるの?

 

庭に植える木は、どんな木が人気あるのでしょうか。

「ふと、隣の庭を眺めてみると、なんとなく尖ったような、どこかで見た事のある葉っぱの木が人気があるのかな?」
と感じた方はいるでしょうか。

 

テレビや本などで良くみるあの針葉樹は、たぶんヒノキかな。。と覚えている方も多いかもしれません。

実際には、ヒノキの原種を植えている家庭はあまりいないようです。

植えられているヒノキのような葉っぱを持つ木は、ヒノキの種類だけれど、別の木、つまりヒノキの仲間だと思われます。

種類の名前でいうと。。

  • サワラ
  • イトヒバ
  • クジャクヒバ

などの木が有名なヒノキの仲間として挙げられます。

Sponsored Link

そっくりなサワラとひのきの見分け方は?

「庭にある木がヒノキではなく、サワラじゃないか?」
と疑問に持ったは良いけれど、どうすればこのモヤモヤは解消されるのだろう。

ヒノキなのかサワラなのか、その正体を知りたい!

それでは、ここでは、ヒノキとサワラの簡易的な判別方法をお伝えしましょう。

葉っぱを裏返して白い部分を見てみると。。

Y」の文字が見えたらヒノキ

「X」の文字が見えたらサワラ

と見分けることができますよ。

 


…サワラの葉の裏側

このような違いがあるって、知っていましたか?

Sponsored Link

ヒノキに似ているヒバってどんな木?

ヒノキの仲間として、人気が高い木に「ヒバ」という木があります。

しかし、ヒバという種類の木がある訳ではなく、ヒノキやサワラの亜種(※)にヒバの名を付けたり、アスナロの変種をヒバと呼んだりします。

※亜種とは=生物分類学上の単位の一つ。

必要な場合に、種の下に設けられる。

例えば、トラをアムールトラ・ベンガルトラ・ジャワトラに分けるなど。

ヒノキの仲間でも特定の種類の木が、ヒバとして扱われているのです。

 

ヒバは、非常に生命力が高い木で、環境の変化にも強いとされています。

病気や害虫に対する抵抗力も高いですし、湿気などによるバクテリアの繁殖も抑えるようです。

つまり、ヒバは、腐りにくく、枯れにくいと言えるでしょう。

庭の道路に面した部分に、並べて植えて、生垣として利用される方も多いです。

 

ただし、放置をしても、育ちすぎてしまうほど、生命力が高いので、定期的な剪定作業が必要になる事は覚えておきましょう。

Sponsored Link

庭木としてのヒノキには?

 

やっぱり、ヒノキの原種に魅力を感じている!
という方もおられるでしょう。

庭にヒノキを植える……のは、個人宅ではなかなか難しい話だと思います。

ヒノキは森林の中にある多数の木の中でも、非常に高く育つ木なのです。

実際に、森に生えているヒノキですと、高さ30メートルは当たり前で、中には50メートルを超える木も珍しくありません。

そこまで高く育つ木を、個人宅の庭で育てる事は、管理面で考えてもなかなか大変な事ですね。

では、ヒノキを育てる事は諦めた方が良いのかといえば、そうともかぎりません。

高く育てようとすれば、物凄く成長をするヒノキですが、成長を抑制して、小ぶりの木として育成する事も可能なのです。

 

その代表的な方法が盆栽でしょうか。

 

 

「盆栽」は、BONSAIの表記で、今や海外からも注目を浴びるほどのブームになっています。

鉢植えを大地と見立てて、小さな自然を表現する世界観ですね。

天然の木を使用しますので、手入れや水やりも大変な労力が掛かります。

途方に暮れるような時間を要する盆栽の育成ですが、だからこその美しさが生まれるとも言えるでしょう。

盆栽の世界でヒノキは雑木として扱われる事が多く、松柏類(しょうはくるい)の人気には劣ります。

松柏類(しょうはくるい)とは、松と並ぶ代表的な樹木のことですが、ヒノキならではの趣や、優雅な様相は、人気が高く、ヒノキの生命力は育てやすいという側面もあるのです。

 

意外と思われるかもしれませんが、ヒノキの盆栽はこれからのブームをけん引するポテンシャルがあるかもしれません。

ヒノキの盆栽があるとは、驚きですね。

普通に成長するヒノキは、とても大きな木なのです。

そこで、そもそも、ヒノキがどのような木なのかを知りたくありませんか?

ヒノキについての記事がこちらです。

是非、この機会にご一緒にお読みください⇩

庭木としてのヒノキについてのまとめ

いかがでしたでしょうか!

庭に植えるヒノキの仲間たちについて話を進めてきました。

何となくのイメージをつかむ事は出来たでしょうか!

非常に生命力の強い種類の木々達ですが、逆にいうとグングン育ってしまうとも言えます。

ヒノキの仲間を植えるのであれば、毎年の剪定は欠かせないでしょう。

しかし、手間が掛かるからこそ可愛く思える庭木に育つかもしれませんね。

木は、私たちよりもずっと長く生き続けます。

子供や孫の世代までも、末永く見守ってくれる木となるでしょう。

しっかりと好みにあった木と出会い、日々の世話も楽しめる庭にするヒントとなれば幸いです。

Sponsored Link

木材

Posted by MOhkubo