ヒノキは庭木になるの?庭木としてのヒノキを徹底調査!
やっと手にした念願のマイホーム。
この庭では子供たちとバーベキューをしたり、走り回る犬を想像するのも楽しいな。
でも、ふと庭に目をやってみると、何となく殺風景な感じが。。。
そんな時、庭で何かの木を育ててみたいとは思いませんか?
「どのような木が良いのか!」と、悩んでしまう方も多いかもしれません。
有名な木といえば、「ヒノキ」の名前を聞いた事はあるけれど、庭木としてのヒノキはどうなのでしょう。
ヒノキ=火の木、なんて縁起が悪いのかな?
いえいえ、ヒノキは、神社仏閣の建材で使われるように、神木としても扱われることのある木材なのです。
寿命が長い事からも、縁起の良い木として人気があります。
庭に植えるという視点から、ひのきについて話を進めていきましょう。
そもそもヒノキって庭木になるの?
庭に植える木は、どんな木が人気あるのでしょうか。
「ふと、隣の庭を眺めてみると、なんとなく尖ったような、どこかで見た事のある葉っぱの木が人気があるのかな?」
と感じた方はいるでしょうか。
テレビや本などで良くみるあの針葉樹は、たぶんヒノキかな。。と覚えている方も多いかもしれません。
実際には、ヒノキの原種を植えている家庭はあまりいないようです。
植えられているヒノキのような葉っぱを持つ木は、ヒノキの種類だけれど、別の木、つまりヒノキの仲間だと思われます。
種類の名前でいうと。。
- サワラ
- イトヒバ
- クジャクヒバ
などの木が有名なヒノキの仲間として挙げられます。
そっくりなサワラとひのきの見分け方は?
「庭にある木がヒノキではなく、サワラじゃないか?」
と疑問に持ったは良いけれど、どうすればこのモヤモヤは解消されるのだろう。
ヒノキなのかサワラなのか、その正体を知りたい!
それでは、ここでは、ヒノキとサワラの簡易的な判別方法をお伝えしましょう。
葉っぱを裏返して白い部分を見てみると。。
「Y」の文字が見えたらヒノキ
「X」の文字が見えたらサワラ
と見分けることができますよ。
このような違いがあるって、知っていましたか?
ヒノキに似ているヒバってどんな木?
ヒノキの仲間として、人気が高い木に「ヒバ」という木があります。
しかし、ヒバという種類の木がある訳ではなく、ヒノキやサワラの亜種(※)にヒバの名を付けたり、アスナロの変種をヒバと呼んだりします。
※亜種とは=生物分類学上の単位の一つ。
必要な場合に、種の下に設けられる。
例えば、トラをアムールトラ・ベンガルトラ・ジャワトラに分けるなど。
ヒノキの仲間でも特定の種類の木が、ヒバとして扱われているのです。
ヒバは、非常に生命力が高い木で、環境の変化にも強いとされています。
病気や害虫に対する抵抗力も高いですし、湿気などによるバクテリアの繁殖も抑えるようです。
つまり、ヒバは、腐りにくく、枯れにくいと言えるでしょう。
庭の道路に面した部分に、並べて植えて、生垣として利用される方も多いです。
ただし、放置をしても、育ちすぎてしまうほど、生命力が高いので、定期的な剪定作業が必要になる事は覚えておきましょう。
庭木としてのヒノキには?
やっぱり、ヒノキの原種に魅力を感じている!
という方もおられるでしょう。
庭にヒノキを植える……のは、個人宅ではなかなか難しい話だと思います。
ヒノキは森林の中にある多数の木の中でも、非常に高く育つ木なのです。
実際に、森に生えているヒノキですと、高さ30メートルは当たり前で、中には50メートルを超える木も珍しくありません。
そこまで高く育つ木を、個人宅の庭で育てる事は、管理面で考えてもなかなか大変な事ですね。
では、ヒノキを育てる事は諦めた方が良いのかといえば、そうともかぎりません。
その代表的な方法が盆栽でしょうか。
「盆栽」は、BONSAIの表記で、今や海外からも注目を浴びるほどのブームになっています。
鉢植えを大地と見立てて、小さな自然を表現する世界観ですね。
天然の木を使用しますので、手入れや水やりも大変な労力が掛かります。
途方に暮れるような時間を要する盆栽の育成ですが、だからこその美しさが生まれるとも言えるでしょう。
盆栽の世界でヒノキは雑木として扱われる事が多く、松柏類(しょうはくるい)の人気には劣ります。
松柏類(しょうはくるい)とは、松と並ぶ代表的な樹木のことですが、ヒノキならではの趣や、優雅な様相は、人気が高く、ヒノキの生命力は育てやすいという側面もあるのです。
意外と思われるかもしれませんが、ヒノキの盆栽はこれからのブームをけん引するポテンシャルがあるかもしれません。
ヒノキの盆栽があるとは、驚きですね。
普通に成長するヒノキは、とても大きな木なのです。
そこで、そもそも、ヒノキがどのような木なのかを知りたくありませんか?
ヒノキについての記事がこちらです。
是非、この機会にご一緒にお読みください⇩
庭木としてのヒノキについてのまとめ
いかがでしたでしょうか!
庭に植えるヒノキの仲間たちについて話を進めてきました。
何となくのイメージをつかむ事は出来たでしょうか!
非常に生命力の強い種類の木々達ですが、逆にいうとグングン育ってしまうとも言えます。
ヒノキの仲間を植えるのであれば、毎年の剪定は欠かせないでしょう。
しかし、手間が掛かるからこそ可愛く思える庭木に育つかもしれませんね。
木は、私たちよりもずっと長く生き続けます。
子供や孫の世代までも、末永く見守ってくれる木となるでしょう。
しっかりと好みにあった木と出会い、日々の世話も楽しめる庭にするヒントとなれば幸いです。
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