イロコ材ってどんな木?種類・特徴・使われている家具について総まとめ!
イロコ材は、クワ科の広葉樹で、アフリカに広く分布し、ガーナ語で「燃えない木」と言われるくらい耐火性が強く、住宅の内装用として、広く使用されます。
耐久性、耐水性が強く、アフリカンチークとも呼ばれ、造船用の木材としても使用されてきました。
また、イロコ材は、天然のラテックスの成分があり、ゴムを作ることが出来ます。
ラテックスとは、植物から分泌されるもので、色は、白色で、黄色、オレンジ色、灰色の場合もあり、一般的には、ゴムの木類から採取した樹液の代名詞となっています。
葉っぱは、とても、ざらざらしているので、サンドペーパーの代用としても使われます。
今回は、様々な用途で活躍するイロコ材について紹介したいと思います。
イロコ材ってどんな木?
イロコ材は、クワ科属の広葉樹です。
イロコ材は、アフリカ大陸の中部から南部を中心に広く分布し、アフリカンチークやアフリカケヤキと呼ばれたりもします。
樹高が50m、直径が2m以上にも達する巨木になりますので、量が採れるのと、仕上がりが美しい事から、高級な内外装建具の材料などとして人気が高い木材です。
また、加工中にでる木粉が、喉や皮膚に炎症を起こさせる事があります。
ですので、とても注意が必要です。
イロコ材って種類はあるの?
イロコ材は、ガボン・カメルーン・ナイジェリアなどでの呼び名です。
他の国では、別の名前で呼ばれています。
例えば。。
- オドム(ガーナ)
- ムブル(東アフリカ)
- カンバラ(ザイール)
- モレイラ(アンゴラ)
- バン(カメルーン)
- テュレ・インテュレ(モザンビーク)
などと、イロコ材は、色々な呼び名で呼ばれています。
また、チーク材に似ているので商品名では。。
- アフリカンチーク
- ナイジェリアンチーク
と呼ばれることもあります。
そこで、イロコ材に似ているとされているチーク材についての記事もありますので、一緒に是非、お読みください。
イロコ材に似ているチーク材の性質や、どんな家具に使われているのかも知ることができ、益々、イロコ材について、知識が増えることでしょう⇩
イロコ材ってどんな特徴があるの?
- 椅子
- カッティングボード
そして、屋外で使用されるベンチやドア材としても、使われています。
その他の用途としては。。
フローリング材、船舶材、ベニヤ、内装、外装、指物、海水中の構造物、鉄道枕木、ろくろ細工、支柱、杭、彫刻材、ツキ板などにも、使用されています。
イロコ材についてのまとめ
樹高が50m、直径が2m以上にも達する巨木に成長するイロコの木は、現地の人々から「精霊が宿る」と考えられ、崇拝されてきました。
イロコ材は、特徴が、チーク材に似ていることから高級感があり、特にヨーロッパでは人気があります。
色々な用途で活躍するイロコ材ですが、家具や内装に用いることで、遠いアフリカの神秘的な魅力を室内で感じることができるでしょう。
最後まで、お読みいただきまして、大変に有難うございました。
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