イロコ材ってどんな木?種類・特徴・使われている家具について総まとめ!

2022年2月6日

イロコ材は、クワ科の広葉樹で、アフリカに広く分布し、ガーナ語で「燃えない木」と言われるくらい耐火性が強く、住宅の内装用として、広く使用されます。

耐久性、耐水性が強く、アフリカンチークとも呼ばれ、造船用の木材としても使用されてきました。

また、イロコ材は、天然のラテックスの成分があり、ゴムを作ることが出来ます。

ラテックスとは、植物から分泌されるもので、色は、白色で、黄色、オレンジ色、灰色の場合もあり、一般的には、ゴムの木類から採取した樹液の代名詞となっています。

葉っぱは、とても、ざらざらしているので、サンドペーパーの代用としても使われます。

今回は、様々な用途で活躍するイロコ材について紹介したいと思います。

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イロコ材ってどんな木?

 

イロコ材は、クワ科属の広葉樹です。

イロコ材は、アフリカ大陸の中部から南部を中心に広く分布し、アフリカンチークアフリカケヤキと呼ばれたりもします。

樹高が50m、直径が2m以上にも達する巨木になりますので、量が採れるのと、仕上がりが美しい事から、高級な内外装建具の材料などとして人気が高い木材です。

イロコ材は、ストーンと呼ばれる炭酸石灰の硬い推石物を含んでいる事があり、道具の刃先を破損させる危険性があります。

また、加工中にでる木粉が、喉や皮膚に炎症を起こさせる事があります。

ですので、とても注意が必要です。

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イロコ材って種類はあるの?

ロコ材、ガボン・カメルーン・ナイジェリアなどでの呼び名です。

他の国では、別の名前で呼ばれています。

例えば。。

  • オドム(ガーナ)
  • ムブル(東アフリカ)
  • カンバラ(ザイール)
  • モレイラ(アンゴラ)
  • バン(カメルーン)
  • テュレ・インテュレ(モザンビーク)

などと、イロコ材は、色々な呼び名で呼ばれています。

また、チーク材に似ているので商品名では。。

  • アフリカンチーク
  • ナイジェリアンチーク

と呼ばれることもあります。

そこで、イロコ材に似ているとされているチーク材についての記事もありますので、一緒に是非、お読みください。

イロコ材に似ているチーク材の性質や、どんな家具に使われているのかも知ることができ、益々、イロコ材について、知識が増えることでしょう⇩

 

イロコ材ってどんな特徴があるの?

イロコ材は、心材部分は、黄褐色で、辺材は、白っぽい黄色です

心材部分と辺材部分の境界は、見分けがつきやすく、心材は、時間の経過と共に暗褐色へと変化していきます

イロコ材は、素早く乾燥させる事ができ、乾燥後は変形などの劣化が、ほとんどなく、良材となります。

耐久性、耐水性に優れ、適度の油分を含むので、白蟻などの虫害にも強く、硬さもあって、仕上がりも美しい為、人気があります。

また、それほど高価な木材ではなく、大径木が、定期的に入荷するためコスト的にも魅力的な木材です。

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イロコ材は、どんな家具に使われているの?

イロコ材が使われている家具を、ご紹介いたします。

  • キャビネット

 

  • 椅子

 

  • カッティングボード

そして、屋外で使用されるベンチやドア材としても、使われています。

その他の用途としては。。

フローリング、船舶材、ベニヤ、内装外装指物、海水中の構造物、鉄道枕木、ろくろ細工支柱、杭、彫刻材、ツキ板などにも、使用されています。

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イロコ材についてのまとめ

樹高が50m、直径が2m以上にも達する巨木に成長するイロコの木は、現地の人々から「精霊が宿る」と考えられ、崇拝されてきました。

イロコ材は、特徴が、チーク材に似ていることから高級感があり、特にヨーロッパでは人気があります。

色々な用途で活躍するイロコ材ですが、家具や内装に用いることで、遠いアフリカの神秘的な魅力を室内で感じることができるでしょう。

最後まで、お読みいただきまして、大変に有難うございました。

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木材

Posted by MOhkubo