黒檀で作られた箸・丸棒・印鑑について解説します!
木材の色といえば、一般的には、白色や茶色、場合によっては赤茶色といった色合いを想像するでしょうか。
世界中には、珍しい木もあって、その色合いも様々です。
人々は、その色合いに特別な意味合いを見出して、珍しい色をした木を珍重したのです。
日本でも、珍しい色の木は、重宝されました。
特に、クロガキ(黒柿)の色合い、つまり、黒い色に魅力を感じたわけです。
海外との交易によって、色々な物が輸入されるようになった時、やはり色味の珍しい木材は注目されました。
その代表的な木材の一つが、コクタン(黒檀)です。
その漆黒(しっこく)ともいえる深い黒色は、とても、木とは思えないほどの輝きと艶を持っています。
ここでは、コクタン(黒檀)が用いられる様々な製品を踏まえて、コクタンの魅力に迫ってみましょう。
黒檀の箸の特徴と魅力について教えて?
コクタン(黒檀)は、カキノキ科の広葉樹で、その黒い色合いが最大の特徴です。
しかし、黒いだけでなく、木材として見た時には、非常に重く、堅い木です。
水との重さを比べた数値である気乾比重は0.80~1.10程度と、産地や品質によっても密度が異なってきます。
密度が高いというのは、それだけ詰まっているとも言えるので、比重が重い木は堅い傾向にあります。
一般的な木材として、加工を試みても、木工用の工具では歯が立たない事もあります。
コクタン(黒檀)くらいの堅さになると、加工方法も一筋縄では行かないという点も木材の楽しい側面でしょう。
成長が著しく遅いために、産出量が少ない事も高価な理由の一つかもしれません。
黒檀で作る丸棒の特徴とは?
ある程度の大きさが確保出来るということは、工業的に加工をした形状で取引される木材とも言えます。
板として取引される事がもっとも多いのですが、棒状に整形、加工されて取引される事も多い木材です。
すでに、棒状に切られていれば、そこから様々な目的で使用する事が出来ますので、扱いやすくなっていきます。
どのような目的で使用されるかを列挙するのは難しいのですが、日本で多く使用されるのは箸材でしょうか。
コクタン(黒檀)で作られた箸は。。
- 堅さ
- 色合い
- 耐久性
どれを取っても最高品質の箸と評価されます。
加工の難しさも含めて、非常に価格は高くなりますが、長く使える箸として考えると、やはり優れた箸材と言えます。
他にも、アクセサリーや小物類の材料として用いられる事もあります。
例えば。。
- 指輪
- ブレスレット
- 時計のベルト
など、非常に多くの目的で使用されています。
太めの棒であれば、家具の脚などとして、利用する方もいますが、やはり高級材の価格がネックとなるかもしれません。
黒檀で作るマイバチの扱いやすい長さは?
2000年代にゲームセンターで大人気を博した“音ゲー”はブームとなりました。
音ゲーのプレイ目的で通った人、プレイを見学する人、様々な人が集まるゲームセンターですが、音ゲーは非常に人気が高かった事を覚えています。
音ゲーもどんどん進化をして、形を変えて豪華になってきましたが、近年でも非常に人気が高い音ゲーに“太鼓の達人”があります。
実物の太鼓と同程度の大きさの太鼓が、画面前に据えられていて、付属のバチを使ってリズムに合わせて叩いて遊ぶゲームです。
プレイが上達する事は、ゲームの楽しみですが、大型のゲームという事もあり、他者のプレイを見学する人が多いゲームと言えます。
自分にとって、叩きやすいバチを使う事は、高得点が取り易くなる事にも繋がるでしょう。
上達すれば、他の人に見せたい気持ちも生まれてきます。
他の人に見せたいという事は、バチにも、大きなこだわりが生まれてくる訳です。
上手なプレイを見せつけるだけではなく、注目されるプレイスタイルを研究している方もいるほどです。
美麗、派手なバチで華麗なプレイをしたならば、人々から注目される事もうなづけます。
様々な素材で、オリジナルのバチを作成、使用している人がいます。
その中でも、コクタン(黒檀)を利用する方がいます。
太鼓のバチは、もともと、木材製でしたので、バチとコクタン(黒檀)の相性は良いと言えるのですが、ここで問題になるのがコクタン(黒檀)の重さです。
一般的に、自分の手に馴染む長さがあるのですが、コクタン(黒檀)をその長さに切って、使用すると重すぎる可能性があります。
ですので、コクタン(黒檀)をマイバチに仕立てる際には重さに注意をしてみてください。
自分好みの重さと長さのバランスがちょうど良いコクタン(黒檀)のマイバチを入手する事が大切です。
コクタン(黒檀)を自分でマイバチに加工できる方なら、問題ありませんが、加工業者などに依頼する場合は、重さについても相談して長さを決めると良いでしょう。
黒檀で作る印鑑の特徴は?耐久性など
一般的な知名度も高く、その色合いからも珍重される代表的な銘木として挙げられるコクタン(黒檀)です。
しかし、銘木の傾向としては、その価格が木材の中で、桁違いに高くなってしまいます。
銘木としては、比較的お求めやすいコクタン(黒檀)ですが、それでも高級材として扱われる事には違いありません。
もちろん、産地や品質によって価格が大きく異なってきます。
大きい板であれば当然、その価格も高くなってしまいます。
日本では、印鑑文化がありますので、あらゆる場面で印鑑は使用されます。
印鑑は、本人証明の意味合いが強い事から、長く使う事が想定されています。
となれば、高級な素材の中でも耐久性が高い物や、鑑賞に耐えうる美しい物が、重宝される事もなんら不思議ではありません。
印鑑は、製品の大きさとしては、比較的小ぶりの物と言えます。
コクタン(黒檀)も品質によって、価格が大きく異なると述べましたが、印鑑は、小ぶりなので、高品質な材料を選びやすいとも言えます。
例えば、高品質のマグロと呼ばれるコクタン(黒檀)や、アオコクタンと呼ばれる貴重なコクタン(黒檀)を使用する事も叶いやすい訳です。
コクタン(黒檀)は。。
- 堅さ
- 耐久性
- 耐水性
どれをとっても、木材としては高品質です。
もちろん、印鑑としても、適している材料の一つでしょう。
一生モノとして考えた場合、コクタンの印鑑を選ぶ方がいるのも納得できますね。
黒檀(コクタン)で作った印鑑、いかがですか?
とても、高級感がありますね。
そもそも、そんな黒檀(コクタン)は、どんな木なのでしょうか。
とても、密度があり、硬くて重い木のようです。
どんなところで育ち、どれくらいの大きさになるのでしょう。
そんな黒檀(コクタン)について、詳しく書いた記事がございます。
是非、是非、お読みいただき、黒檀(コクタン)について、たくさんの知識を得てください⇩
黒檀(こくたん)は、重くて、堅い木材なので、大きく、しっかりとした家具の素材にもなっています。
仏壇や数珠の素材としても、使われています。
こちらの黒檀の記事も併せて、お読みいただくと、黒檀についての知識も増え、黒檀に愛着も沸いてくるのではないでしょうか~⇩
黒檀で作る箸・丸棒・印鑑についてのまとめ
製品に使用される材料として見た場合、コクタン(黒檀)は、堅さも耐久性も色合いも、全てにおいて優れた木材と言えます。
価格の高い木材ではありますが、長期間の使用に耐えうる木材です。
長く使う事によって、価格の高さに対する意識も変わってくる事があります。
一時的に高いと思っても、長く使えたなら安いと感じる事だってあるかもしれません。
コクタン(黒檀)を用いた製品は、世の中に数えきれないほどあります。
先にも述べたように、日本では!
- 箸
- 印鑑
といった物が代表的でしょう。
欠点らしい欠点が、あまり見当たらない木材です。
長い間、共に歩んで行ける製品と出会えたなら、それは、きっと価値のある出会いと言えるのではないでしょうか。
大切な時間を共有したコクタン(黒檀)は、きっと、あなたにとって、特別な意味を持つ物となるでしょう。
銘木としてだけではなく、相棒のような存在に。
コクタン(黒檀)は、きっと、あなたの素敵なパートナーになってくれるでしょう。
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