オーク材とパイン・ウォ―ルナットなど他の木材との違いを徹底調査!

2020年11月24日

メープル材やパイン材などと並んでメジャーな木材であるオーク材は、その耐久性の高さから様々な家具に使用されているだけでなく、床材などでも活躍できる汎用性の高い木材でもあります。

この記事では、オーク材の特徴と、その他の木材との違いをまとめました。

ぜひ、木材選びの参考にしてみてください。

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オーク材ってどんな木?

オークとは、ブナ科のコナラ属の落葉広葉樹の木のことを指し、オーク材は、オークの木から切り出した木材のことを指します。

一言でオーク材といっても、その種類は非常に多く、世界中に数百種類存在しています。

一般的に日本では、オーク材をナラのことを言い、どんぐりの木としても有名です。

オーク材の材質は、とても堅くて重いので、大型家具やフローリングの床材などの長く使用するものによく使用される木材です。

また、オーク材は、耐久性に加えて耐水性も高く、アンティーク家具には多く使用されていますし、木材の種類によっては、昔からウィスキー樽やワイン樽にも使用されています。

実は、ウィスキーやワインで渋みとして捉えられる味は、オーク材から滲み出るタンニンという成分が影響しています。

さらに、実用性だけではなくその木目も特徴的で、3種類の木目があります。

模様がはっきりとしていて美しく、重厚感もあるため非常に家具に向いた木材と言えます。

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オーク材にはどんな特徴があるの?

耐久性、耐水性に優れている

オーク材は、密度があり、重く、硬いため耐久性が高いことが特徴です。

オーク材は、傷がつきにくく、フローリング材などでも人気があり、使用されています。

さらに。。

耐水性に優れているので、水をこぼしてもシミになりにくく、変質しにくいことが特徴です。

オーク材は、その耐久性と耐水性の高さから家具以外にもワイン樽やウィスキーの樽にも使用されています。

木目がはっきりとしていてきれい

オーク材は、木目が、非常にはっきりとしており美しく、家具に向いています。

その木目には3種類あります。。。

  • 柾目(まさめ)

シンプルな真っ直ぐの模様が特徴

  • 板目(いため)

山形の重厚感を感じる模様

  • 虎斑(とらふ)

虎の毛のような模様のように見える。

まさに、虎の毛のように銀色に輝いているのが、特徴です。

そのため、「銀杢」と呼ばれることもあります。

虎斑は、柾目を切り出す際に時々、現れる模様で採れる量も少ないため、大変価値が高いですが、オーク材らしい模様と言われています。

伸び縮みが少なく丈夫

オーク材は硬いため、空気中の湿度によってあまり変形しません。

オーク無垢材は、湿度が高い場合は空気中の水分を吸い、乾燥している時には、空気中に水分を放出するという特徴があります。

その際に、変形することによって、ゆがんだり、反りや割れが起きてしまうことがあるのです。

しかし。。

 

オーク材は硬いので、湿度によって伸縮しにくいという特徴を持っています。
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オーク材とその他の木材との特徴を比較してみよう!

ブナ(ビーチ)材

オーク材とは異なり、色味は白っぽく北欧テイストの家具に使用されることが多い木材です。

た、ブナ(ビーチ)材は、弾力性があるため、強度もありながら曲げに強い特性を持っており、曲木細工(まげきさいく)を使った椅子の背や脚にも用いられることが多い木材です。

・曲木細工とは。。

  1. 昔からやられていた方法として、長時間煮沸して、繊維を柔らかくして曲げる。
  2. マイクロ波を使って曲げる。
  3. 長い木なら、薪ストーブの煙突など利用して蒸して曲げる。
  4. 小さなものなら、30分以上水に浸し、電子レンジで「チン」で曲げられます。

一方で、ブナ(ビーチ)材は、オーク材と比較すると、含水率が高く乾燥しにくい木材であるため、反りやカビ、腐れが起きやすく、特に床材などに使用する際には十分に乾燥されている必要があり注意が必要です。

ウォールナット材

オーク材と同等の強度を誇ります。

ウォールナット材は元々の色が、濃い色をしているため、経年変化によって薄くなっていくことが大きな違いです。

また、油分を多く含み、塗装をしなくても表面には、ウォールナット特有の艶(つや)がでるため、高級感のある部屋の演出に向いています。

ただし、ウォールナット材は、オーク材よりも一本から採れる量が少ないため、比較的価格が高いことが多いです。

パイン材

 

オーク材とは、反対の性質を持っている木材!

パイン材は、柔らかいため傷がつきやすいですが、反面、肌触りもよく、さらに吸湿効果にも優れています。

また、パイン材は、色味は比較的明るく、節が特徴的なため、オーク材が、高級感や落ち着いた空間を演出するのに対して、パイン材はカントリー家具しても使用されるように、軽快でナチュラルな雰囲気を醸し出します。

また、パイン材は、値段はオーク材よりも比較的安価で、加工がしやすいことが特徴となっています。

アッシュ材

適度な耐久性を持ちながら、弾力性も高いため、

野球の木製バットやテニスのラケットにも使われ

ほど加工性が高い木材です。

また、アッシュ材は、木目も細やかなため、爽やかな印象が与えられ、独自の良さがあります。

しかし、アッシュ材とオーク材は、単純に強度面で比較した際にはオーク材の方が強度が高いため、フローリングなど、より耐久性を重視する場合は、アッシュ材よりオーク材を使用することをオススメします。

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アルダー材

オーク材と比較すると、木肌が柔らかいため傷が付きやすい木材です。

しかし、アルダー材は、その反面、加工がしやすい木材となっています。

また、アルダー材は、主張しすぎない木目と節、柔らかなトーンにより、様々な空間に合わせることができ、価格も比較的安価です。

バーチ材

強度が高く粘りもあるため、オーク材同様にフローリングなどに多く用いられます。

バーチ材は、色味は明るいことと、主張しすぎない木目のため、ナチュラルな印象を空間に与えます。

また、多くの木材が経年変化によって色が変化するのに対して、バーチ材は、年数を経ても色が変わりにくいことが大きな違いです。

オーク材と他の木材との違いについてのまとめ

 

木材によって様々な特徴があり、木目に関しても多種多様のため、空間に適したものをお選びいただくのが一番良いですね。

強度やお手入れといった実用面と扱いやすさといった点では、オーク材は、非常におすすめできる木材となっています。

ぜひ、ご自身の用途にあった木材を選ぶ際に、参考にしてみてくださいね♬

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木材

Posted by MOhkubo