ひのきのシロアリ被害・虫除け・防虫について徹底調査!
ヒノキといえば、香りの成分が防虫効果があって素晴らしい。。
という、イメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか!
ならば、ヒノキは、防虫効果抜群で虫食いとは無縁に思えてしまいます。
確かに、ヒノキは、防蟻作用があるといわれていますが、完全ではないようです。
やはり、ヒノキも木材です。
害虫被害にあわないための、メンテナンスなどもあるようです。
この記事では、ヒノキのシロアリ被害や、虫除け方法など、調べてみたことを、書いていきたいと思いますので、これから家を建てる方、ヒノキを使って、何かを作ろうと考えている人の参考になれば。。と思います。
少しのお付き合いをください。
ヒノキはシロアリ被害にあわないの?
ヒノキ木材は、スギなどに比べて、「防虫作用」があるとよく言われます。
ヒノキの成分には、ダニやシロアリを防ぐ効果があります。
ヒノキの木屑の中では、ダニが死滅することが、実験により確かめられ、カーペットの下に置く防ダニシートには、ヒノキ精油が使われているものもあります。
国産材のヒノキは、他の木材に比べたら、シロアリには強いようです。
ですが、食われます。
特に、湿気の多い場所では、防腐処理をされたほうがよいようです。
とくに、イエシロアリがでる南方地域では!
家などを建てる際に注意することとして。。
- 土台を土に触れないように工夫する
- 基礎を作る
- ブロックなどの土台を置く
- 地上から1mは、防蟻剤・防腐剤を塗る
などです。
防蟻剤(ぼうぎざい)・防腐剤は、必ず塗るようにしましょう。
これは、化学薬品・ヒノキ抽出液・炭塗料などが一般的です。
シロアリ用の防虫剤は、5年おきに散布することによって
建物も長持ちします。
ヒノキの耐久性はシロアリに強い?
シロアリ被害は、知らないうちに受けていることが多いです。
シロアリは、光と風を避け、暗く湿った場所を好むので、床下などの見えない部分に潜んでいることが多いからです。
ふだんは、地上に姿をみせず、地中を移動するので、住宅の床下に入り込んでいるので、気づきにくいです。
繁殖期になり、羽アリが家の中に発生して、やっと気づくということも多く、そのころには、住宅もすでにボロボロになっていたということも少なくないようです。
そうならないためにも、入り込んでからの駆除ではなく、入り込む前の「防蟻対策」が大切です。
木材なかで、シロアリに強いのは、ヒノキだといわれています。
ただ、ヒノキの産地によってもシロアリへの強さは違うようです。
木材の研究によると、特につよいのは、「木曽ヒノキ」だそうです。
木曽ヒノキについて、少し触れている記事がございますので、ご一緒にお読みください⇩
北に位置しているヒノキのほうが、耐蟻性としては、高いということが実証されているようです。
そもそも、なぜ、ヒノキは、シロアリに強いとされているのでしょうか?
それは、ヒノキに含まれる「αカジノ―ル」という化学成分に、防蟻効果(ぼうぎこうか)があることが、わかっています。
ヒノキから、抽出した成分を使用した、ヒノキ抽出液の防蟻剤(ぼうぎざい)もあるほどです。
家をシロアリ被害にあわせないために良い方法ってある?
住宅を建てるうえでは、布基礎やべた基礎があります。
べた基礎では、地面をコンクリートで覆うように施工するため、シロアリに強いと思われがちですが、それだけでは、シロアリ被害は防げません。
基礎に通風口をつける昔ながらの床下換気や基礎パッキンによる換気では、換気ムラができ、結露の原因となります。
これらの換気方法では、隙間から虫が侵入してしまうのも難点です。
床下に結露を作らない工夫として。。
- 湿気を入れない
- 除湿をする
- 空気の流れを作る
このような工夫をすることによって、床下の結露を防ぎ、シロアリによる被害から、家を守る工夫をするとよいですね!
ヒノキは、シロアリに強いといいますが、完全ではありません。
シロアリは雑食で、基本、どのような木材でも食べてしまいます。
シロアリは、ケーブルや電線、発泡スチロール、ゴム、コンクリートまで食害します。
一度、住宅に入り込んでしまうと、駆除を行うまで、あらゆるものを食べて、繁殖を続けるのです。
ところで、あの有名な誰でも知っている建物も、ヒノキで作られているのです。
ヒノキは、古い時代から、建材としても、とても愛されてきました。
ここで、建材としてのヒノキについての記事もございますので、是非、ご一緒にお読みください⇩
そして、そもそも、ヒノキってどんな木なのでしょうか。
ヒノキについて、詳しく書いた記事がこちらです。
是非、ご一緒にお読みください⇩
ヒノキのシロアリ被害を防ぐ方法のまとめ
いかがでしたでしょうか!
ヒノキは、材質自体に防蟻性(ぼうぎせい)があり、防蟻剤には、ヒノキから抽出された成分が使用されることもあるとわかりました。
しかし、いくら防蟻性の高い木材でも「全く被害をうけない」というわけでもないようです。
住宅自体にも、防蟻対策の工夫をすることは、必要です。
「ベタ基礎やヒノキだから、大丈夫」と安心せず、様々な防蟻の工夫を考えてみましょう。
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