杉材は床にも使われる!その特徴と魅力をガッツリ解説します

2021年12月30日

多くの方が憧れを持つ木のフローリングは、その表情だけではなく、温かみも含めて、足元から家族を見守る大切なパーツと言えるでしょう。

フローリングには、様々な木材が利用されます。

広く一般的なフローリング材としては、バーチ材やパイン材が有名ですが、無垢材ともなると高価になってしまいます。

また、木のフローリングは、メンテナンスの問題などもあり、どのような木材を選べば良いのかも悩みどころです。

近年、日本で注目されているのがスギ材のフローリングです。

日本の木から海外の木、はたまた、合板から無垢材まで、多くの木が、フローリングとして用いられる中で、スギ材を選ぶ方が増えていると言われます。

この記事では、スギ材フローリングにフォーカスを当てて、話をして行きたいと思います。

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杉材フローリングの特徴・性質って?

フローリングに用いられる木材は多種多様ですが、無垢材として考えた場合に、比重が大きくて堅い木なのか比重が小さくて柔らかい木なのかを、基準として考える事があります。

堅い木ほど傷が付きにくい反面、足が触れた時の感触が冷たく感じやすいと言われる事があります。

もちろん、これは、個人の感覚と感想によるものですが、柔らかい木の方が、温かみがあるといわれる方が多いのもまた事実です。

ある程度の傾向としては、柔らかい木を使用したフローリングの方が、足へのフィット感が強く、安心できるという声が聞かれます。

堅いフローリングとして代表的な木材は、バーチ材でしょうか。

柔らかいフローリングとして代表的な木材は、パイン材でしょうか。

どちらにも、特徴があり、どちらにも優れた点がありますね。

今回の話題として挙げるスギ材は、柔らかいフローリング材に含まれます。
有名なヒノキ材もまた、柔らかいフローリング材に含まれますね。

柔らかいスギ材のフローリングは、温かみや柔らかさが特徴として挙げられる反面、傷が付きやすい、汚れが付きやすいというデメリットもあります。
では、スギ材のフローリングについて、良い点や悪い点を見ていきましょう。

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杉材フローリングのメリットってなに?

スギ材のフローリングを好む方からすると、スギ材の表情色合いが非常に日本家屋にマッチするという意見があります。

確かに素朴な色合いで、まさに「木」ともいえる表情は、スギ材の魅力の一つと言えるでしょう。

また、柔らかい木材フローリングに共通するメリットではありますが、足で触れた時の柔らかさが魅力とも言われます。

堅い木のフローリングに比べると、足に掛かる衝撃という意味で、クッション性が高い可能性はあります。

 

メリットとしては、お求めやすい価格である事が、あげられるでしょう。

あくまで、目安としての坪単価の比較ですが、スギ材が10000円とした場合、ヒノキ材は15000円、オーク材は20000円くらいの相場感で取引されます。

この比較から見ても、スギ材の価格は大きな魅力となっている事が分かります。

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杉材フローリングのデメリットってなに?

スギ材は、木の性質として、他の木材に比べて、水分を通す管が発達している為に、湿気による影響を受けやすいと言えます。

無垢材のフローリングを使用するのであれば。。

  • 湿度による変形
  • 乾燥によるヒビ割れ

などの影響を避ける事は出来ません。

また、スギ材のフローリングは、比重が軽く、水分を吸収しやすい性質からも、使用する場所や環境には注意が必要となってきます。

決して、スギ材のフローリングが劣っているということではなく、メンテナンスの方法や補強、塗装などに気を付ける必要があるということです。

さて、フローリングに使う床材としては、スギ材のほかに、バーチ材・ヒノキ材・パイン材・オーク材についてもでてきました。

気になる木材の記事を一緒に読まれると、より一層、知識も深まり、床材を選ぶ際にも、きっと、お役に立てると思います。

ほかの床材の木材の記事についても、ご紹介いたします。

バーチ材を床材として使う場合の記事は、こちらになります⇩

床材としては、ヒノキも有名ですね。

ヒノキの板材を床に使う時の記事情報がこちらです⇩

パイン材も床材としては、よく検索されています。

色々なdiyなどの家具に使われているパイン材ですが、実は、床材としても最適なのです。

そんなパイン材を床材にした場合の記事もぜひ、一緒にお読みください~

まだまだあります。

オーク材については、以下の記事をご覧ください。

オーク材は樽材として有名ですが、床材としても使われているんです。

オーク材の特徴や種類など、この機会に、ぜひ、お読みいただき、床材についての知識をたくさん増やしてくださいね。

杉材フローリングのお手入れ方法は?

スギ材フローリングのお手入れ方法としては。。

 無塗装

目の細かいサンドペーパーで表面を削るメンテナンス方法ですが、スギ材では、あまり一般的とは言えません。

 天然オイル塗装

自然に乾燥をする油を使用したメンテナンス方法です。

アマニ油やキリ油などの乾性油を使う事が多いでしょう。

ワックス塗装

蝋の成分で、表面に膜を作るメンテナンス方法です。

無垢材フローリングには蜜蝋(ビーワックス)が好まれて使用されます。

 ウレタン塗装

ウレタン樹脂で、表面に硬い皮膜を作るメンテナンス方法です。

長期間持続するメンテナンスですが、場合によっては、塗装が割れる事もあります。

ところで、スギ材が栂(つが)材に代わって、よく使われているのは、ご存じですか?

今は、家を建てる際に、スギ材と米栂(べいつが)材が、競争が激しいそうです。

そんな記事がこちらです⇩

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杉材フローリングについてのまとめ

フローリングに使用される木材は、多岐に渡りますが、お住まいの地域や使用される部屋の場所などによっても、適した木材の種類は異なってきます。

どのフローリング材にも一長一短がありますので、なかなか完璧といえるフローリング材をあげることは、難しいです。

しかし、スギ材は、その表情や感触、価格帯なども含めて、きっとお気に召すフローリング材といえるでしょう。

触り心地や色合いが好きな方もいるでしょう。

スギ材に関しては、品質の上下幅が大きいと言われますので、しっかりとプロの方の意見を聞く事も重要だと思います。

最後まで、お読みいただきまして、有難うございました。

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木材

Posted by MOhkubo