バーチ材は、床にも最適！床に使われている主なバーチ材をご紹介！
インテリアの最近の傾向としては、自然を取り込んだものやナチュラルなものが着目されていますね。
無垢のバーチ材を使ったフローリングは、木目などが楽しめる、木の温かみが感じられるなどのメリットがあり、本物志向、自然志向の方に非常に人気です。
ここでは、床に使われている主なバーチ材についてご紹介します。
バーチ材のフローリングのメリット
適度な柔らかさと弾力性
フローリングを歩く時や座った時に、バーチ材の柔らかさや弾力感が感じられます。
特に、無垢のバーチ材のフローリングを歩いた時の弾力感や踏み心地は、非常に気持ちよく感じられます。
バーチ材自体のいい香り
ふんわりとしたバーチ材のいい香りが、感じられます。
特に、疲れて帰宅した時は、扉を開けた時にフワッと香るバーチ材のいい香りに、帰宅したという安らぎと実感があります。
経年による変化と風合いの良さ
風合いの良さだけでなく、外的要因の日光を浴びるなどによって、無垢のバーチ材のフローリングは、少しずつ色が変わってきます。
このような変化を家族で楽しめることも、メリットでしょう。
保温効果、保湿効果
バーチ材は、ぬくもりによる保温効果が期待でき、バーチ材自体の呼吸による保湿効果も期待できます。
保温効果については、冬のシーズンには、人の熱で、じんわりとした温かさが感じられます。
夏のシーズンも冷房がよく持続し、冷たい空気を留めてくれます。
バーチ材のフローリングのデメリット
フローリングの隙間や反りが発生するあばれバーチ材は、高い湿度になると膨張し、低い湿度になると収縮します。
膨張すれば、継ぎ目箇所が盛り上がったり、バーチ材が反ったりし、収縮すれば隙間ができやすくなります。
このようなことを、フローリングのあばれと言います。
最近は、バーチ材を乾かす技術も向上しており、このようなフローリングのあばれも少なくなっています。
しかし、呼吸するバーチ材を使っている限り、フローリングのあばれは、ゼロにはなりません。
バーチ材について、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
バーチ材は、どこで育つのか、どんな種類があるのか、特徴や使われる家具などが、書いてあります。
より詳しく知ることで、バーチ材にもっともっと愛着が湧いてくることでしょう。
バーチ材のフローリングは、ある程度のあばれが、発生することは考えておきましょう。
メンテナンスが必要
バーチ材の塗装方法によっても違いますが、自然な塗装でバーチ材の風合いが楽しめるほど、メンテナンスが必要になってきます。
せっかくの無垢のバーチ材であるため、塗装を厚くして木の風合いが無くなるのは、もったいないでしょう。
メンテナンスの必要性と比べて、バランスがいいと考えられる塗装を、自分で選ぶことによって、メンテナンスの頻度も違ってきます。
工事費が高い
先にご紹介したフローリングのあばれの対策としては、フローリングを張る時に詰めて張らないで、隙間をわざとあけて張るものもあります。
フローリング材の間に、スペンサーといわれる名刺くらいのものを咬ませて張りますが、フローリングを普通に張る時よりも時間も手間もかかります。
そのため、工事費は複合フローリングなどと比べると、ちょっとお高くなる時が多くあるようです。
プライムグレード
- 基本的に節がないところの木材を切り出して造る
- 高い寸法安定性がある芯材部分の比率が多い
セレクト/ナチュラルグレード
- 辺材や節部分が含まれている
- バラつきや色むらの違いが大きい
- バーチ材の木目が出やすい
ラスティックグレード
特徴は。。
- 大部分に辺材や節が含まれる
- 木目の違いや色のばらつきが大きい
- 大きな節や髄芯、入皮などが含まれる
- 一部に部分的な補修なども含まれる
ことです。
無垢材フローリングバーチのお手入れ方法は？
水拭きは避ける
バーチ材は、多量な湿気や水分を吸収すれば、割れる時もあります。
普段のお手入れでは水拭きは避けて、汚れた時は固く水を絞ったクロスを使います。
基本的に、乾いたクロスか掃除機を使いましょう。
薬品のついたモップや雑巾は避ける
薬品のついたモップや雑巾でお手入れすると、色むらや黒ずみの要因になります。
無垢フローリング用と書いていても、バーチ材が傷つくため注意しましょう。
ドリンクや食べものがこぼれた時は中性洗剤で拭く
油やソース、ジュースなどがフローリングにこぼれた時は、硬く絞ったクロスかキッチン用の中性洗剤で拭きましょう。
バーチ材フローリングのまとめ
一方、バーチ材のフローリングのデメリットとしては、フローリングの隙間や反りが発生するあばれ、メンテナンスが必要、工事費が高いことが挙げられます。
バーチ材のフローリングを検討する際には、ぜひ参考にしてください。