バーチ材とオーク材の違いを徹底調査!
家づくりを検討したとき、このような言葉を耳にしたことがありませんか。
「バーチ材は床におすすめだよ」
「家具ならオーク材も捨てがたいね」
といった木材の話題。
初めて聞くと、頭の中が疑問符でいっぱいになってしまうかもしれません。
特に、バーチ材とオーク材は似ている点も多いため、迷う事が多い木材です。
ここでは、この2つの木材について比較していこうと思います。
なるべく、専門用語などは、使わずに解説しますので、木材についての知識がない方でもお読みいただけるかと思います。
どちらも素敵な木材なので、その魅力について見ていきましょう。
バーチ材とオーク材の違いとは?
バーチ(Birch)は、日本ではカバザクラ(樺桜)とも呼ばれます。
バーチから採れるバーチ材は、外見や特徴がサクラとよく似ているので、サクラの代用に使われる事もある木材です。
本物のサクラにこだわりたい方は、「本桜」や「真桜」という名前で探すと良いでしょう。
バーチは、主に寒冷地で育つ木で、30mほどの大きさに達する事もあります。
とても、使い勝手が良いために、需要が高く、価格は中程度で、手に入りやすい木材だと言えます。
商品名として、オークの名がついているものには。。
- ナラの木
- ブナの木
- ミズナラ
など、色々とあります。
厳密には、ナラの木とオーク材は異なるのですが、アジアで採れるものをナラ、北米で採れるものをオークと呼び分ける事があります。
また、元々は誤訳なのですが、アカガシの事をオークと呼ぶ場合もあるので、しっかりと違いを把握しておきましょう。
家具店や、材木店で商品を見る際には、バーチ材であれば、産地の名称を冠している事が多いと思います。
例えば。。
- フィンランドバーチ
- シベリアンバーチ
などの種別があります。
バーチ材は、産地によって、色味や木目の様子が異なりますので、実物を見て気に入った産地を選ぶのがポイントです。
一方のオーク材は。。
- 最高級として、ミズナラ
- ホワイトオーク
- レッドオーク
と順位付けられる事も多いでしょう。
ホワイトオークは、ミズナラの代用材として用いられる事も多く、液体の保存に適正があるので、酒樽として用いられた歴史があります。
レッドオークは、他のオーク材が、希少性を増した為に、現在では多く使われているオーク材です。
しかし、レッドオークは、液体の保存に適正がありません。
使用目的によって、オーク材の選び方が異なる事は、認識しておきましょう。
バーチ材とオーク材のメリットやデメリットって?
バーチ材もオーク材も、共に美しい木材です。
また、耐久性に優れている点も、よく似ていると言えるでしょう。
しかし、用途によっては、それぞれ、デメリットが目立ってしまう事があるので、注意が必要です。
バーチ材は、フローリングに適している材として認識されています。
ただし、バーチ材は、傷が付きやすい性質があるので、補修を目的としたメンテナンスも必要となります。
オーク材も、フローリングに使用されますが、割れや歪みを防ぐために、オイル塗装を定期的に行う必要があります。
オーク材は、家具の移動を含め、メンテナンスは、大変だと感じる方も多いようです。
その場合には、ワックスや塗料の選び方も重要になりますので、メンテナンスについて、尋ねてみる事も大切です。
バーチ材とオーク材の違いまとめ
バーチ材は、扱いやすさや、入手のし易さはもちろんの事、生活の中に、木のぬくもりを感じさせる、非常に魅力の詰まった木材なのです。
オーク材も、非常に人気の高い木材です。
また近年では、オーク無垢材(丸太から切り出した材)としての評価も高まっています。
無垢材というと、キズが付きやすく、水に弱い、湿度によっては扱いにくい、などのイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし、オーク材は、そういった無垢材のマイナスイメージを覆す、非常に優秀な木材です。
今回は、家づくりでよく用いられる、バーチ材とオーク材の違いについて見てきました。
素敵な木材で家づくりをする事は、そこに住む人々の暮らしをつくる事にも繋がります。
家具や木材を販売しているお店、または、展示場などへ足を運んで、実際の板に触れてみる事をおすすめします。
木は生き物であり、一点一点微妙に表情が異なります。
気に入る木材とは一期一会になると思っておいた方が良いでしょう。
魅力たっぷりの木材を、皆さんの家づくりの選択肢に入れてみてはいかがでしょうか♪♬♬
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