「アルダー材の経年変化とお手入れ方法について徹底研究!」

2020年11月26日

アルダー材は、ヨーロッパ・北米エリアを中心に、分布している広葉樹(落葉樹)で、木目や節が主張しすぎない木肌は美しく人気のある木材です。

アルダー材は、伐採直後は白っぽい色ですが、時間が経って空気に触れていると、淡紅褐色や淡黄色に変化していく特徴があり、経年変化も楽しめる木材です。

また、木肌の美しさだけでなく、やわらかいので、機械加工に向いているのと、湿度や気温によるゆがみが少ない特徴から。。

  • デザイン性の高い家具の素材
  • ギター
  • ベース

などの楽器にも、幅広く使用されています。

今回は、アルダー材の経年変化とお手入れ方法を通して、人気の高いアルダー材の製品と、長く付き合う方法について紹介したいと思います。

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そもそも経年変化ってどういうもの?

 

経年変化について調べると、「年月が経つうちに製品の品質・性能が変化すること。特に、摩耗・腐食などで性能が劣化すること」とあり、一般的には劣化していくイメージがつよいです。

その一方で、

  • 古美術品
  • アンティーク
  • ヴィンテージ

など、経年変化が良い意味で使われる場合もあり、アルダー材をはじめとする、天然木の無垢材も、時間とともに味わいが深くなるので、こちらに当てはまると考えられます。

アルダー材は、どう経年変化していくの?

アルダー材をはじめとする天然木の無垢材は、時間とともに木目の表情が味わい深くなり、色味が変化していく経年変化が魅力の一つです。

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アルダー材の経年変化の特徴としては、白っぽく明るい木材が、時間が経って空気に触れることで、淡紅褐色淡黄色に変化していきますが、変化の度合いは他の木材に比べて緩やかです。

また、湿度や気温によるゆがみが少ない特徴は、日本の気候に適しているので、お手入れをすることで長く愛用でき、経年変化を楽しめる木材です。

 

アルダー材をきれいに長持ちさせるお手入れ方法とは?

アルダー材で作られた家具などは、自然のぬくもりと優しさを感じさせてくれ、お手入れ次第で、何十年も使い続けることができます。

ただし、アルダー材の製品も他の無垢材と同様に、そのままでは、

  • ひび割れ
  • 反り
  • 汚れの吸着

などがあるため、何らかの塗装がされているのが一般的でしょう。

塗装に合わせたお手入れをするためにも、塗装の素材や方法などをチェックしておきましょう。

代表的な塗装の種類とお手入れ方法

ウレタン塗装

ウレタン塗装は、ポリウレタン樹脂を吹き付けて、皮膜を作ることで、表面をコーティングする方法です。

傷や汚れに強く、耐水性にも優れているため、お手入れが簡単ですが、一度傷がつくと、目立ちやすく修理も難しいデメリットもあります。

お手入れは水拭き、もしくは、薄めた中性洗剤で、水拭きしたうえで、乾いた布で拭き取れば十分です。

アルダー材は、水に弱い特徴があるので、よく絞った布で、水拭きするのがポイントです。

ラッカー塗装

ラッカー塗装は、揮発性の高いシンナーなどで、薄めた樹脂を塗料として使います。

ウレタン塗装と比べて、塗膜がとても薄く、手間のかかる塗装方法です。

しかし、ラッカー塗装は、自然に近い木の肌触りを残しつつ、ある程度の耐水性も備えているので傷や汚れが付きにくいウレタン塗装と、自然な質感を残せるオイル塗装との中間的な存在です。

ラッカー塗装は、お手入れとしては、固く絞った布での水拭き乾拭きOKです。

ラッカー塗装は、ウレタン塗装ほど強度がないので、傷に気を付けることと、アルコールなどに弱いので注意が必要です。

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オイル塗装(オイルフィニッシュ)

オイルフィニッシュは、植物性のオイルを浸透させて、仕上げる塗装方法です。

ウレタン塗装のように表面をコーティングしないので、自然の木目や色合いや、木の手触りを楽しめます。

ただし、コーティングしていないので、水や傷に弱い点がデメリットです。

お手入れは、固く絞った布での水拭きの後、専用のオイルやワックスを塗り込みます。

その後、少し時間をおいてなじませた後に、乾いた布で拭き取れば終了です。

オイルフィニッシュの製品は、油分が揮発して乾燥してくるので、半年に1回程度、オイルやワックスがけをして保湿しましょう。

 

アルダー材についてのまとめ

今回は、様々な用途で人気のアルダー材の経年変化やお手入れ方法など、長く付き合っていける方法について紹介しました。

アルダー材は、木目や色合いが自然で優しさを感じ、お手入れをして、長く使うほど、経年変化を楽しめて一生ものの財産となります。

価格も手ごろで、加工のしやすさから、色々なデザインに対応できるアルダー材は、ご家庭のあらゆる場面で活躍できますので、上手く利用して、落ち着いた空間を作り上げましょう。

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木材

Posted by MOhkubo