ベリ材ってどんな木?種類・特徴・使われる家具などを総まとめ!
ベリ材は、アフリカ原産の硬質で、シマウマ模様が特徴の木材です。
- 高級家具
- 内装材
- カウンター
など、多くの用途で、世界中で人気が高まっています。
しかし、近年、ほとんど原木の入荷が無く、稀少価値の高い木です。
今回は、日本でも、これから、知名度・希少性とともに、人気が高まりそうなベリ材について紹介したいと思います。
ベリ材ってどんな木?
ベリの木は、マメ科・ジャケツイバラ亜科の樹木です。
- 中部アフリカ
- ガボン
が主な産地です。
高級木材のゼブラウッドに似ていますが、コントラストが少ない控え目な木材で、
「コントラストの少ないゼブラウッド」とも呼ばれています。
ベリ材は、美しい縞模様と、装飾性の高さから、世界的にも人気が高まっています。
カメルーンでは、マメ科の樹木を全てエコップ木材と呼ぶ事もあります。
ですので、カメルーンでは、ベリ材も「エコップ ベリ」と呼ばれます。
ベリ材ってどんな種類があるの?
マメ科の木は、大きく分けて。。
- ジャケツイバラ亜科
- ネムノキ亜科
- ソラマメ亜科
に分類されます。
ベリの木は、その中のジャケツイバラ亜科に属します。
ジャケツイバラ亜科は、アフリカに約80種類あり、それらがあまり区別されずに、同じ名前で呼ばれていたりするので、少し分かりにくくなっています。
また、マメ科の木に限らず、アフリカの木は、乾きにくいことが特徴です。
何年寝かしておいても、水分が抜けきらず、国産材の感覚で、アフリカの木の脱水状態を判断すると、大変なことになってしまいます。
自然乾燥で、数年置いたとしても、最後には、自然乾燥させないと危険です。
しかし、それも気を付けないと、大切な表面がバキバキに割れてしまうので、注意が必要なのです。
ベリ材ってどんな特徴があるの?
べり材は。。
- 茶褐色
- 黒褐色
- 紫褐色
など、様々な色素の縞が入り、シマウマ模様が、特徴的な見た目です。
ベリ材の辺材は、黄色かかった白色で、心材は、褐色で、灰色ないし黄色味を帯びることもあります。
ベリ材は、若干、濃いあざやかな縞模様です。
重硬で、木肌はやや粗く、木理は、軽度の交錯をしますが、加工は容易です。
害虫被害には強く、保存性・耐朽性は良好です。
ベリ材はどんな家具に使われているの?
その美しい濃淡のグラデーションが生み出す表情から。。
- ベリ材の一枚板のテーブル
を、はじめとした、家具材や建具材などにも高い人気を誇ります。
ベリ木材は、和風のお部屋や、オリエンタル風のお部屋にもマッチするので、家具材、内装材などで、スタイリッシュな存在感が演出できます。
また、美しい模様から、高級外車のウッドパネルとして使用されたり、硬い性質を生かして、ボートやスキー板での使用も人気です。
また、同じアフリカ木材として、エコップ材という木材があります。
カメルーンでは、マメ科の木材を総称して、エコップ材と言います。
ですので、カメルーン地方では、ベリ材のことを「エコップ ベリ」と呼んでいます。
ここでは、エコップ材についての記事もございますので、是非、この機会に、ご一緒にお読みください⇩
ベリ材についてのまとめ
今回は、美しい模様が特徴で、日本でもこれから、知名度・希少性とともに、人気が高まりそうなベリ材について紹介しました。
近年は、希少価値が高まり、供給量が減り、価格も高くなりそうですが、特にスタイリッシュで存在感のある一枚板のテーブルは、お部屋の主役として、手に入れたい一品です。
遠くアフリカ大陸から来た、生命力あふれるベリ材は、日々の暮らしに活力と癒しを与えてくれると思います。
最後まで、お読みいただき、有難うございました。