檜ってどんな木?種類・特徴・使われている家具などを総まとめ!

2022年5月8日

日本で、古くから馴染みのある木といえば、「ヒノキ(檜)」を挙げる方も多いのではないでしょうか。

 

木造建築の家を建てるための、木材としての利用や、ヒノキ風呂に入った時に、立ち上がる香りを思い浮かべる人もいるかもしれません。

ヒノキは、最高級の建築材として、弥生時代などの、古い時期から使用されてきた記録が残っています。

当時の建築技術でも、扱いやすい性質があったのでしょう。

ヒノキは、神社や寺院の建築にも、無くてはならない木とされます。

私たちの身の回りにも、多く利用されていて、馴染みの深い木であるヒノキ。

日本人にとってヒノキは、特別な思い入れのある、木の一つと言えるでしょう。

日本各地で、植林をされてきた歴史もある、木材のヒノキについて、項目ごとに分けて話を進めて行きましょう。

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ヒノキってどんな木?

日本では、福島県から南の地域で良く発育する木です。

建築材としては、最高級と評される木材なので、日本各地で植林(植樹)されていて、その産地も様々です。

植林される時には、ヒノキとスギの両方を植林する事が多いので、緑豊かな森林では、良く見かける木とも言えます。

外見から、ヒノキと分からなくても、実は私たちの身の回りには、多く生育している木なのです。

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ヒノキってどんな特徴があるの?

 

ヒノキは、電動ノコギリなどの機械工具が無かった時代から、木材として利用されてきました。

斧やクサビで打ち付ける事で、製材が出来る特徴があるので、木材としては、比較的、扱いやすい性質があると言えるでしょう。

針葉樹のなかでも、最も、水気、湿気に強いといわれています。

乾燥もさせやすく、安定した性質があるので、ヒノキの使われた建物は、非常に長くもつという特徴を持ち合わせます。

 

また、ヒノキチオールという成分が、ヒノキ特有の香りを出し、その芳香成分には、リラックス効果があるとされます。

 

そのため、木材としての利用に留まらず、アロマセラピーなどに、使用される事も多い木材です。

 

そこで、ヒノキのアロマについての記事もございます。

ヒノキによるアロマグッズって、沢山あります。

ご一緒にお読みください。こちらです⇩

ヒノキってどんな種類があるの?

ヒノキは、生育した地域、つまり、産出した地域によって、名称が異なります。

まずは、天然ヒノキ植林ヒノキに大きく分ける事が、出来ます。

さらに、産地によって、価値が異なると考えると分かり易いでしょう。

天然ヒノキで、有名な産地としては木曽が挙げられます。

木曽産のヒノキは“木曽ヒノキ”という品名で取引され、ヒノキ材の中でも最高級とされる事があります。

 

植林のヒノキで、有名な産地としては、天竜吉野が挙げられます。

価格的には、天然ヒノキに軍配が上がります。

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ヒノキは、どんな家具に使われているの?

木材としては堅すぎず、しかし、保存性が高いため、様々な家具としても利用されてきました。

 

  • テーブル
  • タンス
  • 椅子
  • 本棚

など、多くの家具材として用いられます。

 

  • ヒノキの風呂板

 

  • ヒノキの風呂桶

 

ヒノキは、日本の高温多湿の環境に対して強いという性質もあり、お風呂の浴槽や風呂桶などに、用いられる事も多い木材です。

水に触れた時に、立ち上るヒノキの香りも、人気の秘密と言えるでしょう。

 

ひのき風呂は、ご家庭でも気軽に楽しめる方法がありますよ。

そんな記事がこちらです⇩

檜(ひのき)によく似た木材で、「ヒバの木」があります。

檜(ひのき)と同じように、水に強いため、お風呂の椅子や蓋に使われることも多いのです。

そんな「ヒバの木」の記事もございますので、是非、この機会に一緒に読むことによって、木材への知識を増やして、愛着をもっていただけたら、嬉しいです⇩

ヒノキってどんなメリットがあるの?

ヒノキが、建築材として用いられた理由のひとつに、建造物が長持ちする事が挙げられます。

 

一説には、ヒノキで建てられた建物は500年、1000年と長持ちするといった話もあります。

 

ヒノキは、産地による性質の違いや、建物の場所によっても違いはありますが、一般的には、湿度に対して強い性質があるとされますので、高温多湿の日本には向いている木と言えるでしょう。

また、メリットとして。。

  • 加工のしやすさ
  • 安定性の高さ

もヒノキのメリットです。

 

ヒノキは、身の回りの色々な家具や、素材として、利用しやすい事で、多くの方がお求め出来る価格を維持しています。

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ヒノキってどんなデメリットがあるの?

一概に、デメリットとして、述べる事は難しいのですが、高級材として扱われてきたヒノキなので、木材の価格という面では他の木材に比べて高い傾向にあります。

 

家具や、浴槽などに用いられる場合には、他の木材や材質で作られた物とは価格面で大きく異なります。

木材を加工する際には、伝統職人が介する事からも、非常に価値の高い物として認識されるでしょう。

 

素材としての性質では、ヒノキは、それほど堅さが、クローズアップされる事はありません。

例えば、金属などをぶつけた場合には傷が付く事もあります。

そのため、ヒノキは、雨風に晒(さら)されるウッドデッキなどには不適合と言えるでしょう。

古くから、ヒノキは、建材としても使われてきました。

その理由は、こちらの記事をお読みいただくと、より深く理解できると思います⇩

また、ヒノキの板材を使うことで、日常を楽しむこともできます。

そんな記事がこちらです⇩

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ヒノキについてのまとめ

やはり、日本で、ヒノキが、古くから好まれるには、それ相応の理由がありました。

きっと、昔の宮大工さんも、ヒノキを加工する優れた技術を持っていたのでしょう。

高級材として、威張るような事もなく、様々な魅力を私たちに伝えてくれるヒノキです。

 

近年では、ヒノキの香りを集めた製品も、多く登場しています。

材料としてのヒノキを楽しむ事も、成分としてのヒノキを楽しむ事も、どちらもヒノキは、私たちをリラックスさせてくれるのかもしれません。

少しだけ、価格は、高く感じる方もいるかもしれませんが、ヒノキの製品は、価格以上に素晴らしい物だと、イメージして頂けたら嬉しいですね。

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木材

Posted by MOhkubo