ケヤキ材ってどんな木?種類・特徴・使われる家具・経年変化など総まとめ
ケヤキといえば、日本の高級木材の一つですね。
そして、使われているところは様々ありますが、神社などが、はじめに思い浮かぶ人も多いかと思います。
ケヤキは、古くから色々な建築物に使われていて、その材質は、硬く、頑丈なことから、お城や城門などの重要文化財に使われてきました。
建物以外には、どんな家具に使われているのでしょうか?
そんなケヤキの、種類や特徴、使われる家具、経年変化について調べました。
それでは、「ケヤキってどんな木?種類・特徴・使われている家具・経年変化など総まとめ」を最後までご覧ください。
ケヤキってどんな木?
- 名前:欅(ケヤキ)
- 科名:ニレ科 広葉樹
- 原産地:北海道を除く日本国内に分布
- 用途:主に建築材、家具が多い。
家具では、古くからある、ちゃぶ台、和机などの和家具は、ケヤキを素材として使っているものが多くあります。
しかし、最近では、家具は、洋風化しつつあり、和家具が減っていることから、ケヤキの需要が減っているそうです。
ケヤキは、その他に。。
- お盆
- お椀の漆器
- 和太鼓
などに使われていおり、非常に高価なものとされています。
また、建築物や家具だけでなく、欅並木(けやきなみき)とあるように、街路樹としても活用され、秋にはキレイな紅葉が見られます。
過去に、世界にケヤキを広めようという計画がありましたが、ヨーロッパの方では、あまり好まれなかったようです。
ケヤキ材にはどんな特徴があるの?
ケヤキは、磨くとツヤが出てきて、とてもキレイな木材になります。
洋風化が進み、最近では、ケヤキ材を使われることが減っていますが、その豪快な木目は、ケヤキの良さを際立たせ、高級家具などに使われています。
“けやけし”という言葉がありますが、言葉の意味が「際立つ」「美しい」という意味を持ちます。
ケヤキの名前の由来は、“けやけし”という言葉からきているという説があるそうです。
ケヤキは、木目の表情が、木によって様々で、美しいカーブを描くようなものもあれば、豪快な木目のものもあり、その特性を活かした家具が人気となっています。
木材の特性は?
- 硬い素材で狂いがない
- 耐久性、耐朽性に優れている
- 重厚なことから加工はできるが容易ではない
- はっきりとした年輪(木を切った時に見られる輪)
加工はできますが、重厚な素材なので、時間をかけて加工をしていきます。
ケヤキ自体の個体差が大きいので、物によっては加工がしにくいものもあります。
ケヤキが高級家具に選ばれる理由
ケヤキは、木材としてとても優秀で、また観賞用としても好まれています。
十分に、乾燥した上で使用していき、磨けば美しいツヤが出てきて「世界に一つだけの木材」となります。
木目の違い、圧倒的な存在感、同じ表情をしたものが二つとして存在しないことなど、希少価値の高いものとして使われているのではないでしょうか。
そんな希少価値の高いケヤキ材は、素材も硬いことから、和太鼓の胴の部分にも使われています。
和太鼓といえば、楡(にれ)木材という木材も和太鼓の胴の部分に使われています。
楡(にれ)って、っ聞いたことありますか?
世界4大樹木のひとつで、丈夫なことから、街の公園や街路樹として日本全国で使用されています。
そんな楡(にれ)についての記事もありますので、是非、いっしょにお読みください。
益々、木材についての知識がふえ、たくさん愛着が湧いてくることでしょう⇩
ケヤキ材にはどんな種類があるの?
ケヤキは、個体差が激しい樹種であり。。
- オレンジ味を帯びたもの
- 黄色味を帯びたもの
- 赤みを帯びたもの
など、様々あります。
その中でも「赤ケヤキ 」と「青ケヤキ 」という名前で区別しているものがあります。
赤ケヤキ
赤ケヤキは、心材部分(木の中心に近い部分)が赤い色をしています。
赤ケヤキは、鑑賞価値が高く、高値で取引されています。
青ケヤキ
青ケヤキは、年齢幅の広い若い木を指します。
心材部分が白っぽく、辺材(木の中心から離れている部分)の幅が広く、辺材の方に反るという性質を持っています。
赤ケヤキに比べて、安価なものです。
さて、ところで、ケヤキ材に似ている栴檀(せんだん)木材って知っていますか?
ケヤキに似ていることから、ケヤキ材の疑似材としても利用されているそうです。
そんな栴檀(せんだん)木材についての記事もございますので、是非、ご一緒にお読みください。
木材についての知識も増え、木材への愛着もさらに湧いてくることでしょう⇩
ケヤキ材はどんな家具に使われているの?
ケヤキが、素材として使われている家具を、価格と共にご紹介します!
- ローテーブル(ちゃぶ台)
- チェストタンス
- サイドテーブル
ケヤキ材は、古くから使われている家具に、多く使われています。
高級家具に使われているので、価格もそれなりにしますね。
高価ではありますが、その存在感は、とても立派で、重厚感のある家具です。
ケヤキ材の経年変化を教えて?
木材は、古くなっても、経年変化とともに味がでて、また違った表情を出します。
ケヤキ材も、経年変化を楽しめる木材です。
使えば使うほどに味が出て、自分だけの家具として使えますので、大切に一生ものとして使ってください!
最近では、ケヤキ材から大きな一枚板が採れなくなってきたことから、代わりに、ブビンガ材が使われるようになりました。
ブビンガ材も木目が非常に美しく、アフリカに多く分布しているようです。
さて、そんなブビンガ材について書いている記事もありますので、是非、ご一緒にお読みください⇩
ケヤキ材についてのまとめ
「ケヤキってどんな木?種類・特徴・使われる家具・経年変化など総まとめ」についてお届けしましたが、いかがでしたか?
ケヤキ材は、今でも、高級家具の材料として使われています。
現在では、洋風家具がたくさんでていて、安価で、手に入れやすいことから、数が減ってきていますが、建築材料として、お寺やお城などの柱として使われています。
気軽に購入することは難しいですが、一生物の家具として、代々、受け継がれていくものとして、いいのではないでしょうか!
最後までお読みいただきありがとうございました♪♬♪
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