ウォールナットは床材としても最適!特徴・性質・お手入れなど総まとめ!
暗褐色の落ち着いた色合いと、重厚感あふれる木目が美しいウォールナット材を、床材(フローリング材)として使うと、高級で洗練された空間を演出することができます。
独特な雰囲気を持つ繊細な木柄で、ヨーロッパでは家具用の材として古くから愛されています。
そんなウォールナット材のフローリングですが、どのような特徴があり、またメリットとデメリットにはどのようなものがあるのか。。
そしてお手入れは、どのようにしたらよいのか、あれこれ調べたことも含め、お伝えしていきます。
ウォールナット材フローリングの特徴・性質って?
フローリング(床材)ですが、さまざまな木材が使われており、ウォールナット材以外にもたくさんあります。
まずは、よく使われているフローリング材をご紹介しますね。
- シカモア
材の色が白い乳白色をしていて、光沢が美しく、明るく光ります。
割れにくく、接着もしやすいため、フローリング材としても優れています。
- ブラックチェリー
使い込むことでだんだんと、赤みが増していくのが特徴です。
木材のキメが細かいため肌触りも良く、高級感のあるフローリングに仕上がります。
- ハードメイプル
明るい色合いの木材です。繊細でキメが細かいため、仕上がりが上品になります。
また、摩擦や衝撃にも強く、傷がつきにくい点はメリットです。
- ウォールナット
ここで、紹介したフローリング材の中でも、色が濃く、黒に近い焦げ茶色をしているので、重厚な仕上がりになります。
使い込むと、だんだんと明るい赤茶色に変化していくため、経年の変化も楽しめる魅力的な素材です。
また、加工による狂いも少なく、精密さが求められる家づくりにもぴったりです。
ウォールナット材のフローリング
(出典:https://www.boardwalkhardwood.comからの画像)
ウォールナット材フローリングのメリットってなに?
高級感のある色と木目を楽しめる
心材と呼ばれる木材の中心部は、色が褐色や紫褐色ですが、辺材と呼ばれる木材の周辺部分は、黄褐色で、それぞれの縞(しま)の濃淡が不規則になっています。
縞とは、縞模様のこと!
木目はまっすぐで、木肌にはしっとりとツヤがあります。
独特の濃淡模様が高級感ある空間を演出してくれます。
また年が経過するとともに、徐々に、黒が抜けて明るい茶色へと変化するのも特徴です。
使い込むうちに表される独特の色合いを楽しむこともできます。
加工の際の狂いが少ない
床材として、
のもウォールナットのメリットの一つです。
乾燥処理後は、ほとんど狂いが生じないので、梅雨などの湿度の高い時期に膨張したり、乾燥する冬に収縮するといった変形もほとんどありません。
耐久性がある
床材なので、物を落としたり、子供やペットの犬や猫が引っかいてしまったり、ということもあります。
しかし、ウォールナットはキズがつきにくく、へこんだりしにくく、耐久性が高いのです。
これは、木材の密度が高いため、硬くて丈夫だという特徴があるためです。
ウォールナット材フローリングのデメリットってなに?
経年変化による変色
メリットのところでも書きましたが、ウオールナット材は、経年により色あいの変化を楽しめる木材です。
ブラックウォールナット特有の、深い茶色が好みの方にとっては、経年変化の変色はデメリットとなるので、定期的なメンテナンスが必要です。
食べ物や飲み物をこぼしてしまった際、すぐに拭かないとシミが目立つようになる点も、デメリットとなります。
高価であること
まず、ウォールナットは天然の木材がほとんどで、また生長に非常に時間のかかる木材です。
このため、フローリング材として提供できる量も少なく、どうしても価格が高めになってしまいます。
高級感があるというメリットとの裏合わせになりますが、それを納得して購入されれば大丈夫です!
そもそも、ウオールナット材ってどんな木だと思いますか。
ウオールナット木材について、もう少し、詳しく書いた記事がございます。
この機会に是非、ご一緒にお読みください⇩
ウオールナット材に似た国産のクルミ材に「オニグルミ材」という木材があります。
そんなオニグルミ材についても知りたくなりませんでしたか?
実は、オニグルミ材についての記事もありますよ。
ウォールナット材と比較して読んでみるのも、面白いですね。
オニグルミ材についての記事がこちらです。
是非、ご一緒にお読みくださいませ~⇩
ウォールナット材フローリングのお手入れ方法は?
日常のお手入れ
天然木のまま使われた、無垢フローリングの場合、表面を塗装を施されていることがほとんどです。
塗装には2種類ありますが、自然由来の塗装剤を使っている自然塗装と、科学的な塗装剤を使っているウレタン塗装があります。
自然塗装の場合、耐水性が弱く、汚れも染みやすくなります。
そのため、日常のお手入れでも、水をたっぷり含んだモップや雑巾での掃除はできません。
ウレタン塗装の場合は、中性洗剤をつかった雑巾がけが可能です。
いずれの塗装でも、食べ物や飲み物をこぼしてしまうと、すぐにシミになりやすいので、すぐにふき取ってあげる必要があります。
(出典:https://www.thespruce.comからの画像)
ウレタン塗装の場合
ウレタン系の樹脂を主成分とした塗料を使うと、無垢材の表面に薄い塗膜を作ることになります。
表面に塗膜があるので、飲み物や汚れがすぐには染み込みにくくなります。
とはいえ、放っておくとシミになるため、早めに拭き取る必要はあります。
お掃除の場合も、掃除機やフロアワイパーで、ゴミやホコリを取り除くだけですので、お手入れが簡単です。
とはいえ、ウレタン塗装であっても、20年~30年という長期間で見ると、劣化し剥げることがあります。
再塗装をする場合は、専門的な作業が必要となるので、専門業者さんにお願いすることになりそうです。
自然塗装の場合(オイル塗装)
自然塗料(オイル塗装)は、膜を作るのではなく木部に染み込む塗装になります。
自然塗装では、木材本来の自然な見た目、温かさを失うことなく、傷や汚れから保護してくれます。
傷があった場合でも、紙やすりで擦ってからオイルを塗布することできます。
凹みができてしまったら、凹みに水分を垂らして、当て布をして、アイロンを当てれば膨張して戻ってきます。
オイルを塗布するにしても、もともとの塗装の上に、重ね塗りができるので大変便利です。
ウォールナット材ののメンテナンス
(出典:https://www.tamalpaishardwoodfloors.comからの画像)
同じクルミ科の広葉樹で、ヒッコリー木材があります。
長い時間をかけて、成長するので、とても硬く、ウオールナット材と同じように、フローリング材として使われています。
そんなヒッコリー木材についての記事もあります。
ヒッコリー木材は、ウオールナット材のように、有名ではありませんが、一緒にお読みいただくと、とても面白いと思います⇩
ウォ―ルナット床材についてのまとめ
いかがでしたでしょうか!!
ウォールナット材は、高級感を演出するフローリング(床材)として、最適なうえ、耐久性に優れています。
とくに無垢材のフローリングは、木目や色合いを楽しんでいただくには最適の木材だと言えます。
長く愛用するには、塗装方法にあったメンテナンスを心がければ、大丈夫ですね♪♬
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