竹の繁殖力のめざましさ!管理の仕方と工夫についてを総まとめ!

2021年2月28日

竹の成長の速度はとても早く、最近では、木材の代わりに竹を使うようになったものも増えています。

 

竹は、成長が早い分、しっかりと管理していないと繁殖し続けていき、周りの森林や住宅の庭にまで侵入してしまうので、繁殖力の強さが逆に問題となっています。

  • 成長が早い
  • 繁殖力が強い

と言ってもどれくらい凄いのか、他の植物と比べるとどれくらい早いのか、わからないことはまだまだたくさんあります。

竹をガーデニングにしようと思っても、しっかりと管理できなかった場合は、大変なことになってしまいます。

そこで今回は、「竹の繁殖力のめざましさ!管理の仕方と工夫についてを総まとめ!」と題しまして、お届けしていきますので、最後までお読みください。

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竹の繁殖力ってどんな感じ?

竹の繁殖力は、驚異的な生命力からのものだと挙げられます。

竹は、群がる植物であり、地下茎で、近くの竹と繋がり、栄養分を補い合いながら成長していきます。

竹自体が、一つの植物となっているのため、放置していても枯れにくく、お互いが助け合いながら、繁殖し、成長していきます。

 

 

竹が成長する季節っていつごろ?

竹の成長

春の気候が、気持ち良い季節になってくると、タケノコがヒョコッと顔を出してきますね!

タケノコが、美味しく食べられるのは、土から顔を出して、わずかな期間しかないのはご存知ですか?

 

タケノコが、土から顔を出し始めたら、急激に竹へと成長していきます。

4、5月ごろに出てきたタケノコは、ものすごいスピードで竹まで成長し、6月ごろには成長を止めてしまいます。

タケノコの旬が過ぎた頃が、竹の伸び盛りということですね!

一般的に出回っている孟宗竹(もうそうちく)は、1日になんと1mも伸びることがあるそうです

ちなみに人間の場合、身長100㎝くらいの子供は平均的に3〜4歳くらいです。

3〜4年もかかるところを、1日で伸びるって想像以上に早いですよね。

 

 

タケノコと竹の境界線

タケノコは、生毛の生えた皮が何枚も何枚も重なっていて、中に包まれた状態になっていますが、その皮は外敵(動物など)から身を守るためにあるそうです。

そして、タケノコを守っている皮がタケノコと竹の境界線だったのです。

タケノコが、成長するにつれて、皮は、一枚一枚自然と剥がれていき、立派な竹に成長する頃に、全て剥がれ落ちた状態になっています。

立派な竹も、最初は、子供です。

つまり、皆様が口にするタケノコです。

タケノコについての記事もありますので、是非、ご一緒におよみいただき、タケノコの成長も知ってください~⇩

土から顔をだしたタケノコが、徐々に脱皮を繰り返し、キレイに剥がれた状態になったものをと呼ぶそうです!
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別記事で、「竹と笹の違いについて」ご紹介しましたが、笹は、成長してもずっと、たけのこの皮がついた状態ですが、竹の場合は、成長しきると皮がなくなります。

成長途中だと、見分けがつかないかもしれませんね。

 

以外と竹も笹も同じと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
竹と笹の違いについての記事がこちらです⇩

竹を管理するには、どうしたら良いの?

竹を放置してしまうと、竹林がどんどん広がり、森林に侵入していくと木が減ってしまい、民家の庭に進入すると庭が大変なことになってしまいます。

タケノコや竹自体は、需要があるものなので、全て伐採することはできませんが、しっかり管理することが大切です。

竹の拡大を防ぐ方法

地上に出ている竹の成長が止まれば、根っこが成長していきます。

その根っこ部分を、土の柔らかい場所、そして日光がよく入る場所へ誘導し遮断します。

地下茎が伸びて、竹林が広がることを防ぐために、根っこを誘導し、遮断すれば、それ以上には伸びることができません。

広がってしまった竹を枯らす方法

12月〜2月に高さ1mあたりで伐採し、放置し、根と稈(てこ)を腐らせる方法です。

これを毎年繰り返すと、徐々に腐っていき、竹も減っていきます。

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竹の寿命ってどれくらい?

竹の幹にあたる部分を、竹稈(ちくかん)といいますが、その竹稈が太ければ太いほど、寿命が長いとされています。

そして、一般的な寿命は20年ほどだそうです。

竹は、木のように年月を重ねるごとに太くなる、という事はなく、上へ成長していきます。

4月〜5月にタケノコが成長し、竹になり、50日〜60日で成長が止まり、地下茎の成長が始まるのです。

地下茎は、4ヶ月で約8㎝も伸びると言われており、その後は、成長が止まり、今まで、成長に使っていた栄養分をため込んでいくそうです。

その溜め込んだ栄養分は、次の年に出てくるタケノコが吸収し、どんどん成長を繰り返すという仕組みになっています。

竹が、寿命で枯れていったとしても、また、新しい竹がどんどん生まれていくので、なくなる事はなく、増え続けてしまい、問題となっているようです。

 

 

そもそも竹ってどんな木?こちら↓

竹の管理についてのまとめ

 竹の繁殖力のめざましさ!管理の仕方と工夫についてを総まとめ!についてお届けしましたが、いかがでしたか?

竹の生命力の強さには、驚きと、たくましさが伝わったのではないでしょうか!

タケノコから竹へ成長し、そこから、2ヶ月から3ヶ月ほどで成長は止まりますが、目に見えていない地下茎が成長し、地下茎の成長が止まれば、栄養分を次の年まで蓄えておくという流れで繰り返しています。

竹は、子孫を残すために、このような構造ができたのでしょう。

タケノコ栽培にも、竹藪は必要ですし、キレイな竹藪はとても風情があって素敵な場所です。

現実問題としては、竹藪の増殖は問題となっていますが、上手に竹を管理して、キレイな竹林を維持していきたいですね!

最後まで、お読みいただき、、ありがとうございました。

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木材

Posted by MOhkubo