竹の繁殖力のめざましさ!管理の仕方と工夫についてを総まとめ!
竹の成長の速度はとても早く、最近では、木材の代わりに竹を使うようになったものも増えています。
竹は、成長が早い分、しっかりと管理していないと繁殖し続けていき、周りの森林や住宅の庭にまで侵入してしまうので、繁殖力の強さが逆に問題となっています。
- 成長が早い
- 繁殖力が強い
と言ってもどれくらい凄いのか、他の植物と比べるとどれくらい早いのか、わからないことはまだまだたくさんあります。
竹をガーデニングにしようと思っても、しっかりと管理できなかった場合は、大変なことになってしまいます。
そこで今回は、「竹の繁殖力のめざましさ!管理の仕方と工夫についてを総まとめ!」と題しまして、お届けしていきますので、最後までお読みください。
竹の繁殖力ってどんな感じ?
竹の繁殖力は、驚異的な生命力からのものだと挙げられます。
竹は、群がる植物であり、地下茎で、近くの竹と繋がり、栄養分を補い合いながら成長していきます。
竹自体が、一つの植物となっているのため、放置していても枯れにくく、お互いが助け合いながら、繁殖し、成長していきます。
竹が成長する季節っていつごろ?
竹の成長
春の気候が、気持ち良い季節になってくると、タケノコがヒョコッと顔を出してきますね!
タケノコが、美味しく食べられるのは、土から顔を出して、わずかな期間しかないのはご存知ですか?
タケノコが、土から顔を出し始めたら、急激に竹へと成長していきます。
タケノコの旬が過ぎた頃が、竹の伸び盛りということですね!
一般的に出回っている孟宗竹(もうそうちく)は、1日になんと1mも伸びることがあるそうです!
ちなみに人間の場合、身長100㎝くらいの子供は平均的に3〜4歳くらいです。
3〜4年もかかるところを、1日で伸びるって想像以上に早いですよね。
タケノコと竹の境界線
タケノコは、生毛の生えた皮が何枚も何枚も重なっていて、中に包まれた状態になっていますが、その皮は外敵(動物など)から身を守るためにあるそうです。
そして、タケノコを守っている皮がタケノコと竹の境界線だったのです。
タケノコが、成長するにつれて、皮は、一枚一枚自然と剥がれていき、立派な竹に成長する頃に、全て剥がれ落ちた状態になっています。
立派な竹も、最初は、子供です。
つまり、皆様が口にするタケノコです。
タケノコについての記事もありますので、是非、ご一緒におよみいただき、タケノコの成長も知ってください~⇩
別記事で、「竹と笹の違いについて」ご紹介しましたが、笹は、成長してもずっと、たけのこの皮がついた状態ですが、竹の場合は、成長しきると皮がなくなります。
成長途中だと、見分けがつかないかもしれませんね。
竹を管理するには、どうしたら良いの?
竹を放置してしまうと、竹林がどんどん広がり、森林に侵入していくと木が減ってしまい、民家の庭に進入すると庭が大変なことになってしまいます。
タケノコや竹自体は、需要があるものなので、全て伐採することはできませんが、しっかり管理することが大切です。
竹の拡大を防ぐ方法
地上に出ている竹の成長が止まれば、根っこが成長していきます。
その根っこ部分を、土の柔らかい場所、そして日光がよく入る場所へ誘導し遮断します。
地下茎が伸びて、竹林が広がることを防ぐために、根っこを誘導し、遮断すれば、それ以上には伸びることができません。
広がってしまった竹を枯らす方法
12月〜2月に高さ1mあたりで伐採し、放置し、根と稈(てこ)を腐らせる方法です。
これを毎年繰り返すと、徐々に腐っていき、竹も減っていきます。
竹の寿命ってどれくらい?
竹の幹にあたる部分を、竹稈(ちくかん)といいますが、その竹稈が太ければ太いほど、寿命が長いとされています。
そして、一般的な寿命は20年ほどだそうです。
竹は、木のように年月を重ねるごとに太くなる、という事はなく、上へ成長していきます。
4月〜5月にタケノコが成長し、竹になり、50日〜60日で成長が止まり、地下茎の成長が始まるのです。
地下茎は、4ヶ月で約8㎝も伸びると言われており、その後は、成長が止まり、今まで、成長に使っていた栄養分をため込んでいくそうです。
その溜め込んだ栄養分は、次の年に出てくるタケノコが吸収し、どんどん成長を繰り返すという仕組みになっています。
竹が、寿命で枯れていったとしても、また、新しい竹がどんどん生まれていくので、なくなる事はなく、増え続けてしまい、問題となっているようです。
竹の管理についてのまとめ
竹の繁殖力のめざましさ!管理の仕方と工夫についてを総まとめ!についてお届けしましたが、いかがでしたか?
竹の生命力の強さには、驚きと、たくましさが伝わったのではないでしょうか!
タケノコから竹へ成長し、そこから、2ヶ月から3ヶ月ほどで成長は止まりますが、目に見えていない地下茎が成長し、地下茎の成長が止まれば、栄養分を次の年まで蓄えておくという流れで繰り返しています。
竹は、子孫を残すために、このような構造ができたのでしょう。
タケノコ栽培にも、竹藪は必要ですし、キレイな竹藪はとても風情があって素敵な場所です。
現実問題としては、竹藪の増殖は問題となっていますが、上手に竹を管理して、キレイな竹林を維持していきたいですね!
最後まで、お読みいただき、、ありがとうございました。
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