ウォ―ルナット材が使われている家具・メンテナンスを徹底調査!
深い暗褐色の木目が美しいウォールナット材は、その高級感から「家具材のロールスロイス」とも言われており、ウォールナットを使った家具や高級車のウッドパネルなどは富の象徴でした。
17世紀のヨーロッパでは、家具市場を席巻し、ウォールナット時代と呼ばれたほどです。
そんなウォールナット材ですが、現在ではどのような家具に使われているのか、そしてメンテナンスにはどのようにしたらよいのか、あれこれ調べたことも含め、お伝えしていきます。
ウォールナット材はどんな家具に使われているの?
ウォールナット材(ブラックウォールナット材)は、北米大陸での厳しい寒さのもとでゆっくり時間をかけて生長するため、硬い材質を持つ一方、軽量で扱いやすい材です。
日本でも1970~80年にかけてウォールナットが流行し、富の象徴としてもてはやされました。
現在でも。。
- テーブル
- 椅子
- ソファ
- キャビネット
- タンス
- ベッド
といったさまざまな家具に使われています。
ウォールナットの材質は大変堅いので、ねじや釘もしっかりと固定することができます。
そのため、頑丈な家具をつくることが可能で、チェアにも適しています。
高級車のパネルといえば、ウォールナット木目調のものが多かったですね。
ウォールナット材の高級家具
(出典:https://www.liveauctioneers.comからの画像)
ウォ―ルナット材がテーブルに使われる理由ってなに?
美しい木目
一枚板を使ったテーブルは使い込むほどに色艶と重厚感を増し、まさに一生モノの風格があります。
を持ち、美しい木肌、木材の中心部分にあたる心材の濃い茶色から、木材の外側に当たる辺材にかけての灰白色のグラデーションは、ウォールナットならではの表情です。
このような美しい木目を持つウォールナット材は、丸太から切り出したままの自然な状態の無垢材があれば、豊かな気分にもなりますね。
ただし、お値段もそれなりにしますが。。。
一枚板のウォールナット材のテーブル
(出典:https://ogtstore.comからの画像)
お手頃価格のウォールナット材のテーブル
一枚板ではなくても。。
- 集成材
小さく切り分けたウォールナットを乾燥させ、接着剤で組み合わせた木材
- 突板
うすくスライスしたウォールナットのシートを、ベニヤなどの板に張り付けたもの
で製作されたウォールナットのテーブルもあります。
これらのウォールナット材のテーブルは、お手軽な価格でウォールナット材のテーブルを楽しむには、良いと思いますよ!!
集成材のウォールナットのテーブル
(出典:https://www.woodcraft.com/からの画像)
また一枚板のテーブルは、どうしても反りや割れが発生しやすくなります。
突板のウォールナット材のテーブルも、一見したところは、一枚板の無垢材のテーブルとそれほど見た目は変わりませんよ♬♪♬
ウォールナット調? ウォールナット色?
人気のあるウォールナット材のテーブルですが、「ウォルナット調」とか「ウォルナット色」と記載して販売されているテーブルを見かけられたこともあるかもしれません。
これらは、ウォールナット材以外の木材に塗装していたり、合板などの上に、ウォールナットの木目を印刷したプリント紙を貼った「プリント合板」などを使っていることがあります。
このようにウォールナットに見せかけた家具が販売されているということも、ウォールナット材がそれだけ人気があるということですね。
ウォ―ルナット材の家具のメンテナンスは?
ウォールナットに起こる経年変化
暗褐色が魅力の天然のウォールナット材ですが、光に当たることで徐々に色が抜けていきます。
赤褐色を経由して、黄味がかった明るい茶褐色へと経年変化をしていきます。
これは、ウォールナット材が紫外線を吸収することで、材に含まれるカテキンが、酸化をすることによりタンニンに変化し、変色するということです。
ウォールナット材のメンテナンス
ウォールナット材をずっと使っていると、経年変化で色が薄くなっていったり、コップの輪シミができたりしてしまうものです。
輪シミなどのヨゴレの痕(あと)がついてしまった場合は、細かめのサンドペーパー(#300~#400)を、木目に沿ってかければ、ヨゴレが取れます。
また、経年変化で色が薄くなっていっても、メンテナンス用のオイルを塗ることで、色が濃く変わります。
定期的にメンテナンスをしながら、キレイに使い続けていくことでご自分にしか出せない味が出て、愛着が湧いてくるハズです♪♬♪
無印良品では、ウォ―ルナット材はどんな家具に使われているの?
お手頃な価格のウォールナット材
高級家具としてのイメージの強いウォールナット材ですが、「無印良品」でも取り扱っておられます。
無印良品の製品に利用されている木材は。。
- ウォールナット材
- オーク材
- パイン材
この3種類がメインになっていますが、ウォールナットは、濃いめの色の製品として使われているようです。
お値段も手ごろなものが多いので、カタログなどでラインナップを見ているだけでも楽しくなります!(^^)!
無印良品のウォールナット家具
「無印良品」では、ウォールナット材を用いた様々な家具を販売されています。
テーブルやチェアはもちろんのこと、収納ケース、キャビネットだけではなく、ベッドのラインアップもあり、かなりの品ぞろえがあります。
無印良品のウォールナット材の家具:木製キャビネット
(出典:https://www.muji.com/からの画像)
ウォ―ルナット材のまとめ
ぜひDIYにも挑戦してみてください~
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません