ヒノキのすのこ~木ならどれでもいいわけじゃない!?そのヒミツとは?
ベランダの草花に水やりをするときの足元。
押し入れを開けたときに見える敷き物。
お風呂から上がったときの足場。
眠るときベッドの下にも。
一日のどこかで、あの家具を見る事はありませんか?
「あの家具」というのは、すのこです。
馴染みのない方もいるかもしれませんが、家のあちこちで使える便利なアイテム、すのこに注目してみましょう。
すのこって、何の木でできているの?
すのこは、目線の高さに置くような物ではないので、あまり見る事はないかもしれません。
すのこは、色々な材質で作られるのですが、一般的には木で作られる事が多いでしょう。
「木製すのこ」とは言いますが、では何の木で作られているのかを意識した事はありますか?
木なら何でも一緒。。では無さそうです。
すのこは、何の木で出来ているの?
実は意味があったのです。
すのこといえばヒノキなのです。
お店で、「すのこ」を見てみると。
「木製すのこ」をお店で探すと、檜(ひのき、ヒノキ、桧)で作られたすのこが、沢山並んでいます。
ホームセンターなど、数多くの種類を扱っているお店では、すのこは、ヒノキの他にも。。
- 桐
- 杉
- 松
なども見かけるでしょう。
取り揃えを見る限りでは、ヒノキで作られたすのこが、一番、人気が高いようです。
なぜ、ヒノキのすのこが、選ばれるのでしょうか。
ヒノキは、重すぎず軽すぎず、足元に敷く、「すのこ」としては、ちょうど良い重量の木材なのです。
また、すのこの大きな目的としては、水分を吸収させる事がありますので、吸水性の高さも、ヒノキが、選ばれる理由の一つです。
そして、ヒノキが、他の木材と特に違う点は、その粘りの強さです。
その為、ヒノキは、割れにくいという特徴があります。
基本的に、重い物を乗せる事が多い「すのこ」。
出来る事なら、安全性の高い素材を、選びたいものです。
大人気のすのこベッドも、ヒノキでできてるの?
- 大人気のすのこベッド(ヒノキ)
最近では、再び、「すのこ」にスポットライトが当たっています。
私たちは、寝ている時に、たくさんの汗をかきますが、ベッドや、布団が吸い取った汗を、効果的に発散させるアイテムとして、すのこを使用する方が増えているのです。
ベッドの下に、すのこを敷く事によって、ベッドのジメジメが少し解消されると言われています。
お店では、ベッドサイズに加工された「すのこ」も多く取り扱われるようになりました。
木の「すのこ」のデメリットは?
「すのこ」として、万能ともいえる木のすのこですが、やはり木製としての弱点もあります。
また、取扱説明書などに、記載されているよりも、重い荷物を乗せた時に、破損する事もあるでしょう。
通常の使用方法では、気にする必要は無いですが、DIYなど生産者の意図しない使い方をする場合は、注意した方が良さそうです。
そして、木も生き物である事を忘れないようにしましょう。
元々、ヒノキは、水に強い素材ですが、それでも長期間、水の影響を受け続けていれば、腐る可能性があります。
どのような道具でもそうですが、日頃からお手入れをして、出来る限り、長く愛用したいものです。
ヒノキの「すのこ」のお手入れの方法は?
ヒノキには、油分が、多く含まれています。
更に、木としては、密度が高い種類に含まれるので、水にとても強い性質があります。
密度が高いので、ちょっとした汚れなら、濡らした布巾などで、拭き取るだけで落とせます。
やや、落ちにくい汚れも、メラミンスポンジや、消しゴムを使えば、だいたいは、落とす事が出来るので、お手入れが簡単です。
日常的には、水拭きしてあげると良いですが、その際は、きちんと乾かす事を忘れないようにしましょう。
ヒノキの「すのこベッド」などは、湿気を帯びやすい使い方をしている場合は、定期的に、干してあげると快適な使用感が保てます。
- ヒノキのすのこ
それでは、そもそもヒノキってどんな木材なのでしょうか。
ヒノキは、吸水性が高く、水にも強い木材で、様々な用途に使われています。
さて、ヒノキについて、もう少し詳しく知りたい方は、是非、こちらの記事もお読みください⇩
ヒノキのすのこについてのまとめ
いつも支えてくれる存在のヒノキ!
ヒノキのすのこは力持ち。
家のあちらこちらでひっそりと。。
だけど、確かに活躍してくれています。
ヒノキのすのこは、まさに縁の下の力持ちです。
その、存在を知らなかった方も、一度使えばきっと手放せなくなる事でしょう。
- ひのき
- ヒノキ
- 檜
- 桧
同じ読み方でも、書き方が色々あるのは、時代を超えて、様々な人々に、愛されてきた証なのかもしれません。
最後までお読みいただき、有難うございました。
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