竹建築を実現する!竹建材の製造について調べてみた!
「竹」と聞くと、まず初めに、思い浮かべるものはなんですか?
竹は、日本人に、とても、馴染みのある植物ですよね!
タケノコとして食べることもでき、家具、農具、漁具、そして建築物にも使われる万能な植物です。
竹は、頑丈で、しなやかで、加工もでき、何にでも使えるものとして、最近では注目を浴びてきています。
「竹の建物なんて、すぐに壊れてしまいそう」と思う方もいるかもしれませんが、竹の性質をしっかり理解した上で、使用することで、私たちの暮らしには欠かせないものとなってくるでしょう。
そんな、竹でできた建築物を、ご紹介していきます。
竹を使った建築物ってどんなもの?
竹は、日本人には、昔から馴染みのあるもので。。
- 竹馬
- 竹とんぼ
など、子供の頃からの遊び道具としても使われていました。
しかし、竹を素材として使った建築物は、日本だけではありません!!
世界には、アジアを中心に、竹を使った素晴らしい建築物がたくさんありましたので、その一部をご紹介していきます♪
- インドネシア バリ島 「グリーンヴィレッジ」
こちらは、建物はもちろん、中にある家具(椅子やテーブルなど)まで全てが、竹でできているそうです。
そして、竹でできている建物は、一つではなく、コミュニティとしての村となっており、会社や学校、図書館などが集まっている場所です。
引用:https://one-project.biz/2013/01/05/bali-bamboo-architecture.html
- タイ チェンマイの体育館
タイにある学校に建設された体育館で、スチールによる補強や接続をせずに、竹をプレハブとして利用し、高さが17m以上もあるそうです。
引用:http://tokyodesignweek.jp/designboom/architecture/009581.html
竹は建材として使えるの?
竹は、
- アジア(日本を含む)
- アフリカ
- 中南米
を中心に生育しており、それらの地域で竹を用いた建築物がたくさんあります。
古くから使われていましたが、竹は。。
- 形
- 厚み
- 節間
などの違いが大きく、不規則であること、また、竹をそのまま使うと、強度が弱いことから扱いが難しいとされていました。
しかし、竹の性質がわかってきた現在では、多くの建材として使われていることがわかりました。
竹は、伐採してからそのまま放置しておくと、腐敗や虫に食べられたりしてしまいますが、適切な処置をすることで丈夫で長持ちする素材となります。
そうすることで、防腐・防カビ・耐火処理ができるそうです。
竹の伐採方法についての記事はこちら↓
竹建材のメリット・デメリットは?
竹の建築物としての最大のメリットは、成長速度の速さにあります。
木材の10倍もの速さで成長し、3年程度で資材として使うことができるので、環境問題にも大きく関わってきます。
その他にもこんなメリットがあります。
- 柔軟性
- 耐久性
- 耐衝撃性
しかし、メリットに合わせてデメリットもいくつかあります。
- 虫やカビがつきやすい
- 割れが生じやすい
メリット・デメリットがありますが、見た目もキレイで、構造体としても利用が可能な竹は、これからも、たくさんの場所で使われることでしょう!
建築資材としての竹の欠点を克服する方法は?
竹が建材として使われ始めたのは、まだまだ最近のことです。
そして、竹自体は柔軟性があり、丈夫な素材としての性質があります。
しかし、建材としての使用期間が短いために、実験的なものでしか、その頑丈さが、実証できていないことも事実としてあるようです。
実験で、出てきた結果と、実際、使われているものの違いは、多少なりとも出てきてしまいます。
これから、竹が建材として注目を浴び、使われる場所が増えてくれば、さらなる課題やデメリットなども出てくることでしょう。
そして、より良いものとして竹を使うことができれば、環境問題にも、良い効果が生まれることになりそうです。
竹建築についてのまとめ
竹建築を実現する!竹建材の製造について調べてみた!についてお届けしましたが、いかがでしたか?
竹は、建材としては、まだまだ歴史が浅く、課題がたくさんある中で、竹の魅力については、注目を浴びています。
また、放置竹林などで、問題となっているので、竹がもっとたくさんの場所で使われていくと、放置竹林や環境問題などにも、多くの影響があることは間違いないでしょう!
これまで竹の魅力についてたくさんお伝えしていきましたが、食に関しても体に及ぼす影響に関しても竹の魅力は本当にたくさんあります。
これからは、建材として竹の魅力を引き出し、竹でできた素敵な建築物が増えるといいなと思います!
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
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