メープルってどんな木?種類・特徴・使われる家具・経年変化など総まとめ!
様々な木材の家具がありますが、人気があるのは、落ち着いた色で、耐久性があるものではないでしょうか。
今回は、メープル材と言う海外からの木材に、注目していきたいと思います。
メープル材は、カエデ材を英語にしたもので、主に、米国やカナダの北米地域が産地です。
対する、カエデ材は日本の北海道や東北が産地になっています。
種類は二種類あります。
多くのメープル材が市場に出回ってる中で、その用途や特徴、どのような家具に使われているか等についてお答えしていきます。
メープル材ってどんな木?
メープル材は丈夫で、着色がよく、木工家や家具好きな方は、軽くてまろやかな色、滑らかな木目のパターン、耐久性等に惹かれています。
メープルの木は、広葉樹です。広葉樹とは。。
https://ja.wikipedia.org/wiki/広葉樹
メープル材は、広葉樹なので、重く、硬く、強度があり、衝撃にも強く、キズがつきにくく、収縮性が比較的少ないことがあげられます。
家具や楽器に多く使われています。
メープル材はどんな特徴があるの?
色についてです。
多くの木は、心材で木工職人に珍重されていますが、高級木材の家具に使われているのはメープル材の辺材です。
メープル材の辺材の色相は白っぽく、ピッチの斑点と鉱物の筋が、赤褐色の色合いを付け加えています。
経年変化で色が濃くなることがあります。
着色すると、鉱物条痕をより際立たせますので、染色した家具は、その筋もより濃くなります。
一方心材は、茶褐色がかかった赤色をしています。
場合によっては、かなり濃い色になることもありますが、経年変化により自然と色がまろやかになります 。
メープル材ってどんな種類があるの?
メープル材には。。
- ハードメープル材
- ソフトメープル材
の二種類があります。
ハードメープル材
ハードメープル材は、シュガーメープルのほかに、ブラックメープル、ロックメープルなどから、採取されます。
カナダからアメリカ北東部に生育し、樹高30~40メートルにもなる巨木です。
ミネソタ州の西、ミズーリ州を抜けてテネシー州まで下がり、東海岸に向かって育成量が伸びていきます。
ハードメープル材は、カエデの中でも最も耐久性があり、米国の中では最も硬い木材の一つとして家具に使われています。
メープルの葉をデザインしたカナダの国旗といえば、手のひらを広げたような形の葉を思い浮かべる人もいるでしょう。
日本のイタヤカエデも、ハードメープルと同じような性質をもっています。
ハードメープルは、別名を、「サトウカエデ」「シュガーメープル」とも呼ばれています。
これは、重量があり、硬さがあり、加工のむずかしさとも比例します。
ソフトメープル材
ソフトメープル材は、レッドメープル、シルバーメープル、ビックリーフメープルから採取されます。
カナダとアメリカ東部に生息しており、別名を。。
- レッドメープル
- スカーレットメープル
- ウォ―ターメープル
などと呼びます。
木肌は、ハードメープル材と同じく、灰白色をしており、経年変化により、黄褐色(おうかっしょく)へと変化します。
ソフトメープル材は、ハードメープル材を少し柔らかくしたような樹種なので、ほどよい弾力性をもっています。
ですので、フローリング材としても人気があります。
また、ソフトメープル材は、やわらかいので、手道具や機械でも加工は、簡単です。
ソフトメープル材には、多くの種類がありますが、最も一般的なのは。。。
- シマカエデ
- シルバーカエデ
- レッドカエデ
- ビッグリーフカエデ
- ボックスエルダー
などです。
ソフトメープル材と呼ばれていますが、実際には、ハードメープル材よりも25%ほどしか、やわらかくなく、ダグラスファー、サザンイエローパイン、カリフォルニアレッドウッドよりもまだ硬いのです。
メープル材はどんな家具に使われているの?
メープル材は、その耐久性と強度から、一般的に。。
- 高級家具
- フローリング
- キャビネット
- キッチンアクセサリー
などに使用されています。
メープル材は、その独特の色、滑らかな木目、そして強度から、あらゆるタイプの木工職人の間で人気があります。
自然な状態でも、部屋を明るくすることができますが、染色されたメープルは、同様に豪華に見え、好ましい部屋のスタイルに卒なく合わせるができます。
メープル材には、どんなメリットがあるの?
硬い
メープル材は、広葉樹のため、ゆっくり成長するものが多く、材質が緻密で重たいのです。
ですので、フローリングとして人気がある一方で、冬場は、素手や素足で触れたときに、硬いので、柔らかな針葉樹にくらべると、ややひんやりと感じてしまうかもしれません。
- ハードメープルのフローリング
メープル材の経年変化を教えて?
すべての広葉樹は、年月の経過とともに色が変化します。
経年変化により、黄褐色(おうかっしょく)=あめ色へと変化します。
年月が経つと、白いメープル材でも古艶が出てきます。
このような理由から、少しずつコレクションを作るよりも、後から追加されたピースの色合いが、少しずつ違ってくるので、一度にまとめて購入するほうが、おすすめです。
メープル材は、木目がしっかりしているので、他の家具用広葉樹のように、オイル仕上げを吸収することはありません。
また、オイル仕上げは、時間の経過とともにメープル材が、わずかに黄色くなる傾向があります。
このため、メープル材の家具は、ラッカーやニスで仕上げることが多いです。
これらの仕上げは、メンテナンスが少なく、一般的にはお手入れが簡単です。
ここでは、「カーリーメープル」という名前は、でてきませんでしたが、杢目が女性の緩まきカーリーヘアに似ていることから、カーリーメープルと呼ばれるメープル材もあるようです。
ですので、「カーリーメープル」というメープル材についての記事もございますので、是非、ご一緒にお読みください。
木材のことを知れば知るほど、愛着が湧いてきますよ~⇩
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